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2024.08.11
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 題を見たときには、「なにを今更」と思ったが、ちゃんと調べて書いていて、よくできていた。
 著者はかつて、「土佐源氏」はありのままの聞き書きだと思っていたのだが、現地に取材に行って真実を知る。
 「土佐源氏」にされてしまった人物のひ孫に会い、乞食ではなく、水車小屋を持っていて、精米や製粉で妻子を養っていたことを知る。
 さらに、井出幸男という国文学者に取材し、宮本常一作と考えられる「土佐乞食のいろざんげ」をもとにしたものであることを確認する。
 ちゃんと「土佐乞食のいろざんげ」も自分で読んでいる。
 その上で、「土佐源氏」には、作品としての価値があると考えている。
 書かれた側にとっては不快な著作だろうが、評価する側からすれば価値があるということなのだろう。

 先日、​ NHKの「100分で名著」 で「土佐源氏」を取り上げたときに、講師は、ずいぶん曖昧な言い方をしていた。研究者なら、これは創作であり、もとになった小説があることも知っているはずなのに、なぜそれをはっきりさせないのだろう。​

 ​なお、この記事は、 毎日新聞のサイト ​で途中まで読むことができる。






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Last updated  2024.08.11 12:19:56
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