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Apr 7, 2004
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カテゴリ: カテゴリ未分類
午前4時くらいだったかな、
Miami - Washington D.C.間は3時間交代って決めていたので
運転を交代する。

相方は”核融合”の効果が切れたのか
ポックリ逝ってしまった。

ハッキリ言って夜の運転は退屈だ。
車が少ないのは良いのだが、何せ道が真直ぐなので飽きる。
これは眠くなる。

相方がドーピングするのも分かる気がする。

MiamiからWashington D.C.の間で何箇所か
異様に硫黄の臭いのする所があった。

その度に相方の寝屁を疑った。
で、空気の入れ替えをと窓を開けると、それは外からの臭いだと判り、
その容疑が晴れるのだ。
そんな事が数回在った。
疑ってごめんよ、相棒。

しかし、実際この旅の間結構な量のビーフジャーキーを食べているので
それなりに屁が臭い、二人とも。
一回僕の無邪気な寝屁で相方が逝きそうになったらしい。
僕が起きた時に相方が教えてくれた。

肉食動物の糞尿は臭い、間違いない。
一つ勉強になった。


8時くらいに丁度良くマクドナルドを発見したので朝飯を調達。
ついでに、4時間くらい走ったので相方を起こす。

念願の朝マックを頬張りながら、相方に呼びかける。
「朝ですよー」
「‥‥‥」

眠いらしい。
恐るべし”核融合”である。
後遺症に苛まれながらも、3回目の呼び掛けで相方目覚める。

彼も朝マックを頂き、出発。
僕は満腹中枢を刺激され、昇天。

Washington D.C.まで200マイルの所で起こされる。
やれやれ、もう交代の時間か。

200マイル、約320km。

近っ!!

そんな距離感をこの数日間で身に刻んでいた。

一瞬で目的地の目と鼻の先まで来た。
取敢えず情報を入れる為にスターバックスへ。
ついでに歯磨きと洗顔。

あまり大した情報も得られずとにかくダウンタウンへ。
そして相方のリクエストによりユニオンステーションへ。

そこの駐車場で、相方が悲痛な叫びを上げる。

「財布がない」

おいおい、マジかい。

僕の家財道具等でゴチャゴチャした車内を引っ掻き回すが
一向に見つからない。

本格的に相方の財布が行方知れずになった。

相方は苛立ち、へこみ、遠くを見つめていた。
どうやら、財布との思い出を回想しているらしかった。

すると、「さっきのスタバに置いてきたっぽい」そう言った。

速攻でさっきのスタバに電話するも見つからず、
相方は更に回想を深める。

ポク、ポク、ポク‥‥‥、チーーン!!

何か閃いたようだ。

「さっきのスタンドかもしんない」

「‥‥‥」

さっきのスタンド、それは遥か200マイル彼方のガスステーションを指している。
レシートから住所を調べ、その住所からオンラインで電話番号を入手。
とにかく電話をしてみた。
電話をしている彼の顔が赤味を帯びていく、安堵の色だ。

そう、彼の財布はノースカロライナのスタンドに放置プレイされていたのだ。

相方は申し訳なさそうに僕に謝ったが、
僕もこういう間抜けな失敗をよくするので腹は立たなかった。

むしろ相方が運転すると言うので、「よし、寝れる!」そう思った。

スタンドが10時に閉まるというので、直ちに財布救出作戦に移った。
来た道を戻るのは少々ダルイが財布が見つかったので良しとした。

結局4時間近く掛かり、9時半頃にスタンド到着。
僕は車に残り、相方は財布に会いに店内へ。

すぐ戻って来るかと思いきや、店内を覗くと何やら店主と相方が話し込んでいる。
その様子を眺めながら、煙草を吸っていると相方が帰って来た。
そしてこう言った。

「女買わねーか?だって。 20ドルで。」

意味が判らない。
財布を拾いに来たスタンドでなぜ売春のオファーが。
しかも、20ドルという破格で。
メキシコですら40ドルすると聞いている。

状況が良く判らないので相方に
「もうちょっと突っ込んで聞いてきて」と上司さながらの口調で伝える。

すると、今度は店主を引き連れて相方が帰って来た。
その時初めて店主の顔を拝見したのだが、とにかく怪しい。
そして何故か助手席側のドアに小太りな体をピッタリ付け、そして一言。

「セックス好きか?」

「………」


好きに決まっている。
22歳の健康優良児だ。
もっと言うと最近ご無沙汰だ。

しかしだ、さっぱり話が判らない。

なぜこのおっさんは財布を取りに来た青年二人に
親切にもセックスを勧めるのか。

僕は、全ての男がそうである様に、風俗に対して興味はある。
が、この若さで女をお金で買う事に凄く抵抗があり、今まで一切の風俗を経験した事がない。
だからと言って、こんな面白い話をみすみす逃して良いのだろうか?
この横断旅行の面白話の一つに何か性的な匂いのするネタを加えなくてもいいのだろうか?

いや、ここは加えるところだろう。
横を見ると相方も同じ意見らしい。

とりあえずこっちは車な訳だし、その気になればバックレも可能なので、
お世話になります、みたいな感じで話を進めて行った。

しばらくくだらない話をしていると、店主が妙な事を言い出した。

「男とのセックスもいいもんだよ」

「???」

「お金上げるからち○こしゃぶらせて?ねぇ、どう??」

もう口調からしておかしい。
言っている事は明らかにおかしい。

そして、このおっさんはしきりに僕の太ももを触ろうとしている。
その手を払いながら「男には興味ないから」と言う。
なんとなくキャバクラの女の子の気持ちが分かった気がした。
が、懲りずにこのゲイの髭面は必死にゲイプレイの素晴らしさを僕らに説き続ける。

そう、こいつは僕らとセックスがしたかっただけだったんだ。

日本人の珍しい(多分)この片田舎で、偶然やって来たちょっと間抜けな日本人青年達。
きっとそんな僕らにおっさんの下半身がビクンっと反応したんだろう。

最初は面白がっていた僕らもいい加減腹が立ってきて、
おっさんが店に接客をしに戻った隙に車を出した。

やはりゲイの世界でアジアンボーイの需要は高いのだろうか。

珍妙な体験をした僕らはしばらくその話で盛り上がり、
来た道を3時間くらい戻った所にあるFJに車を停め眠りについたのだった。

もうちょっと踏み込んで行ったら良かったのだろうか。

面白い事もあるもんだ。


移動距離 多分1000マイルくらい 
      (昨日相方が燃え尽きた所 - Washington D.C. - ゲイのスタンド - FJ)







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最終更新日  May 13, 2004 03:39:31 AM
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