No Rain No Rainbow

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OHSS体験(超重症)



まさか自分が体験する事になるとは思いませんでした。
実は義姉が重症のOHSSを体験していて、それを見ていたにも関わらず
いざ自分がなってみるまで、こんなに死ぬほど苦しいものとは思っていませんでした。
元気になった今、こうして普通に生活できる事、食べて寝て普通に息が出来るということが本当に幸せな事なんだと実感しています。

赤ちゃんは残念ながら成長できず、7週6日にソウハ手術をし、お空に帰っていきました。

重症のOHSS体験記というのは、探してみると意外と少ないものです。
私の体験が誰かの参考になればと思い、フリーページに記すことにしました。
そこに至るまでの状況は、'05年12月の日記にも記していますので、よろしければどうぞ。


<OHSSについて>
過排卵刺激により起きる症状の事。
症状・・・下腹部の張り感または痛み・呼吸困難・血液濃縮・体重増加・尿量減少・食欲不振等

過排卵刺激を行うと、卵巣が大きくなり、腹水が溜まる場合があります。
これがOHSSで、特に妊娠が成立すると胎児が、HCG(胎盤性性腺刺激ホルモン)を盛んに分泌するため、それが母体の卵巣をいっそう刺激して、卵巣はますます大きくなり、腹水が増加します。
体中を回っている血液中の水分も腹腔内へ腹水となって移行するため
血液が濃縮され、血液が固まりやすくなります。この場合、ドロドロになった血液が、血栓症や脳梗塞を起すことさえあるので注意が必要です。

このような症状も、妊娠が成立しない場合には、月経が始まるとともに卵巣は急速に小さくなり元の大きさに戻りますが
妊娠した場合は、更に重症化することがあります。その場合、妊娠6~8週頃には卵巣も小さくなり腹水も減少して元の状態に戻ります。
通常の過排卵刺激でOHSSになるのは1~2割程度、
それが重症化して入院にまでいくのは、更にその1割程度と言われています。


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