DELTA Strange Zone

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2003.10.01
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①ザウバー、ハイドフェルドを放出

 アメリカGPで5位入賞を果たしたニック・ハイドフェルドだが、その活躍も、ザウバーからの解雇を止めるには十分ではなかったらしい。ザウバーは、来季ハイドフェルドが同チームでドライブしないことを正式に認めたようだ。

 インディアナポリスでハイドフェルドは、ベテランのチームメイトハインツ-ハラルド・フレンツェンと共に、合計10ポイントをチームにもたらした。その結果、チームは激しい戦いが繰り広げられている、コンストラクターズ5位の争いに参入することになったのだが、ハイドフェルドは来季、元チームメイトのフェリペ・マッサに取って代わられることがほぼ確実になった。
 ドイツの通信社SIDが報じたところによると、チームボスのペーター・ザウバーが、アメリカGPの後、ハイドフェルドの放出を認め、マッサとの契約については、確定する期日には触れなかったものの、すでに既定の事実としたという。
 来季に向けて、契約済みのジャンカルロ・フィジケラのチームメイトとして、マッサの名前が発表されるのが遅れていることについては、いろいろ言われているが、近いうちに違った結末が出るかもしれない。フィジケラのジョーダンからの移籍は、ハンガリーGPのときに契約が結ばれたが、マッサのザウバー復帰の決定が長引いているらしいことから、次のような憶測が生じている。すなわち、ミハエル・シューマッハーが6度目のタイトルを手に引退を決めた場合、その代わりになるドライバーとして、フェラーリがマッサを手元に引き戻そうとしているのではないか、というのだ。
 ハイドフェルドは最近、自分がドライバー市場に出るかもしれないとほのめかしており、ジャガー入りの可能性が囁かれている。ジャガーはドイツでのブランドイメージを高めるために、ドイツ人ドライバーを求めているとされるからだ。しかし、同チームはまた、財政的な貢献をしてくれるドライバーを求めているとも言われており、そうなるとハイドフェルドは除外されてしまうかもしれない。
 ハイドフェルドはまた、最近になって、メルセデスとの長年の関係を絶たれるという打撃も受けている。この関係を通じて、彼はいつかマクラーレンに乗るという望みを抱いてきた。しかし昨年、かつてのザウバーでの同僚、キミ・ライコネンがマクラーレンに移籍してしまい、ハイドフェルドは苦い思いを味わうことになった。マクラーレンは今では、ライコネンのパートナーとして、ファン-パブロ・モントーヤを求めていると見られており、ハイドフェルドに残された選択肢は、次々と失われてきている。


②アロンソ、シューマッハーの後がまに?

 アメリカGPの週末、スペインとイタリアのプレスは、フェルナンド・アロンソが、ミハエル・シューマッハーが引退した暁にはフェラーリに加入することにほぼ同意したと、大々的に報じた。

 この話は各方面から大部分が否定されているにもかかわらず、スペインとイタリアのプレスは次のような見出しを掲げた。すなわち、ハンガリーで優勝したアロンソが、来年か(さらに可能性が高いのは)2005年に、フェラーリのラインナップに加わるというのだ。その時期は、シューマッハーがいつ、その輝かしいキャリアにピリオドを打つ決断をするのかによるという。
 シューマッハーについては、現在のフェラーリとの契約満了以前に引退を決めるのではないかという見方が一般的だ。問題となるのは、それが来月の鈴鹿でチャンピオンを獲得したときになるのか、もう一年走った後になるのか、ということだけだ。後者になれば、アロンソがフェラーリに加わるのは容易になるかもしれない。彼は現在のところ、ルノーとの契約下にあるからだ。とはいえ、契約というものは、いつでも金で解決できるもののようだ。アロンソをフェラーリに加入させるために必要な違約金は1000万ドルと報じられているが、これは年棒およそ3600万ドルともいわれるシューマッハーの高騰したサラリーを支払っているチームにとっては、微々たる金額に過ぎない。
 スペインの新聞、AS紙とマルカ紙は共に、アロンソが2005年にフェラーリに加入するだろうと報じている。2005年には、フェラーリチームは、ルーベンス・バリチェロを再雇用しないとすれば、2人のドライバーを探す必要が出てくるかもしれないのだ。AS紙によれば、アロンソは、ルノーでの今シーズンに満足していないという。アロンソは、同じくルノーのボス、フラビオ・ブリアトーレのマネジメント下に置かれているヤルノ・トゥルーリの方が、優先的な扱いを受けていると主張している。トゥルーリは、日曜のインディアナポリスで4位に入ったが、アロンソは今年4回目のエンジントラブルでリタイアした。これは、今年55ポイントを挙げ、3回の表彰台と1回の優勝をものにしているドライバーには相応しくない、とアロンソ自身が指摘している。
 しかしながら、ウワサが加速するとともに、これを否定する動きも活発になっている。
 アロンソのマネージャーであり、元F1ドライバー、現Fニッサンのチームオーナーのアドリアン・カンポスは、そんな憶測には何の根拠もないと語った。ただし、実際にシューマッハーが引退を決めれば、シューマッハーの代わりになるドライバーは、ほかには見あたらない、とも語っている。
「正直いって、私はアロンソのフェラーリ行きについては何も知らない」と、カンポスは、イタリアのガゼッタ・デラ・スポルト紙に対して語った。「私にとっては、みな単なる憶測だよ」
「フェルナンドは、あと2年ルノーとの契約がある。とはいえ、確かに、他の誰がフェラーリ入りに相応しいかというと、私には分からないがね。アロンソは、ベストのパイロットだし、フェラーリは真のパイロットに値するチームだ。彼は唯一の候補者だよ」
「しかしながら、いまのところフェルナンドは市場から外れている。2005年からは、何でも可能になるがね。彼が欲しければ、ルノーと話をつけなくてはならない。その後で、最終的な決定を下すのはドライバーだ」
 フェラーリも、このウワサを否定した。フェラーリとしては、シューマッハーが2006年の契約満了前に引退するなどという話には賛同しないという。
 チームはガゼッタ紙に対して、次のように主張した。「フェラーリがフェルナンド・アロンソと契約を結んだというニュースには、何の根拠もない。ミハエル・シューマッハーは2006年末までチームとの契約があり、彼はそれを履行するだろう」
 以前、ルノーにワールドタイトルをプレゼントしたいと語ったアロンソだが、彼の名は間違いなくフェラーリのリストに加えられることになりそうだ。このリストにはすでに、ジャンカルロ・フィジケラとフェリペ・マッサの名前が挙げられている。この二人は、来季ザウバーで一緒に走ると言われており、2005年にシューマッハーの後がまの座を手に入れるために、対決すると見られている。
 しかし、そのシートに座る者を決める最終的な決定要因は、フェラーリの判断でもなければ、ショッピングリストに挙がっている3人のドライバーの意志でもないかもしれない。シューマッハーがいつどこで引退を決めるかによって、ことの成り行きが変わるかもしれないのだ。来月の日本でタイトルを獲って引退するかもしれないという説は、マッサのザウバー入りの発表が遅れていることの理由ではないかと推測されている。しかし、2004年に“お別れツアー”を行うというのも、シューマッハーにとっては魅力的な案だろうし、そうなればフェラーリも、わざわざ場所を空けなくてもアロンソを手に入れられることになる。


③バウムガルトナー、来季ジョーダンへ?

 ハンガリーの通信社、MTIは、ハンガリー人ドライバー、ゾイト・バウムガルトナーが、ジャンカルロ・フィジケラに代わり2004年にジョーダンでドライブすると報じた。

 MTIによると、バウムガルトナーのマネージャー、タマス・フランクが、バウムガルトナーはチームボスのエディー・ジョーダンから来季について正式なオファーを受けたと語ったという。バウムガルトナーがジョーダンのシートを得るには、十分な資金を持ちこむことが必要とされるはずだが、彼がイタリアGPでラルフ・ファーマンの代役として出走した際には、彼の乗るEJ13にかなりのスポンサーロゴがついたことは誰もが知るところだ。
 しかしジョーダンはフィジケラの代わりとなるドライバー候補は何人もいると明言している。「我々は商業的にも技術的にも最高のパッケージにしようとしている」とロイターに対し、スポークスマンは語った。「いろんな人間と話をしている。自分たちのために、そうする必要があるんだ」
 バウムガルトナーはF1に昇格できなかったとしても、CARTシリーズにもチャンスがあるともフランクは語っている。

④マクラーレン、モントーヤの合流を否定

 ノルベルト・ハウグとロン・デニスは、来シーズンにファン-パブロ・モントーヤがマクラーレンに移籍するという報道を否定した。ここ数カ月一番の話題になっていた噂が終結することになるかもしれない。

 モントーヤはウイリアムズ、及びBMWのためにもはやワールドタイトルを勝ち取る事ができないこと、彼がすでにフリーエージェントとなっていること、そしてマクラーレンへ移籍し、今シーズンの日本GPには出ないこと、といったドイツのビルド誌に掲載された内容を、メルセデス・モータースポーツ及びマクラーレン・インターナショナルのそれぞれの代表が否定した。同誌によれば今週末に迫った日本GPにモントーヤは参加せず、シーズン終了後すぐにマクラーレンのテストに参加するだろうとしている。
 さらにビルド誌では、2004年末にウイリアムズとの契約が切れるモントーヤを契約切れ前に獲得するために、マクラーレンはウイリアムズに対して2500万ドルを支払うだろうとしている。また、ここのところ元気の無いラルフ・シューマッハーの代わりにウイリアムズ入りするのではと噂されているジャック・ビルヌーブを、日本GPでモントーヤの代わりにセカンドシートに据え、#4のマシンでタイトル獲得に望みをかけると書いている。
 ハウグとデニスは、この記事の内容に対してすぐに反論し、モントーヤともウイリアムズBMWとも、この手の話は一切しておらず、またチームはドライバー獲得に対してそういった「移籍金」を支払う習慣は無い、語っている。
 また、デニスは、クルサードとライコネンは2004年のレギュラードライバーだとすでに述べている。





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Last updated  2003.10.04 18:22:58
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