Angel

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全て | 日々の日記 | 小説
January 21, 2007
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カテゴリ: 小説
「...二人とも仲良くするのよ。あの男だけには、風の力を司る貴方達を渡したりしない。...二人を宜しくね。」

お母様は言った。全て見通していたようだ。



 「...クローザと私、幼い頃逢ってる。お母様が会わせてくれた。貴方は間違いなく私の兄妹よ。...風の宝玉が一つになったのは何故?風の力て何?」

混乱していた。

「...風を操ることが出来るはずです。
スピネル様は、感性が豊かで、賢く、優しい方です。
元々はある姫君が風と住む一族の姫として暮らしていたそうです。

彼女は風の声を聞け、風と友達だったと聞きます。

その力は4つの自然の力となっています。風・水・大地・炎とあるそうですが、それぞれに力を司る神子のような方がいます。この力を全て、手にすれば、それは世界の頂点に立ったと言えるでしょう。

だからこそ、神様は4つの属性の精霊達を守護神とし、彼らを護る者達を立てた。

しかし、この宝玉を作った姫君は美しく、賢く、優しい方であった為に世界を支配しようとする者は、彼女を自分のものにし、傍に置くことを考えたそうです。

それを恐れた彼女は力を命が尽きかける寸前まで、封じ込め、恋人に渡したそうです。

他の精霊達を護る一族はまだ残っているそうですが、風の滅びたに等しいでしょう。」

長々と詳しく宝玉の説明を始めた。

リックは何者と思った。

「...それはまだ存在しているということ?私をここに連れて来た目的は何?」

問いただしてみた。

「...私の祖母は風の一族の末裔なのです。

風の力を受け継ぐ者が不在な為、他の一族に護られているそうです、スピネル様は同じように力を使えるでしょう。

王はこの力を盾に、他国との戦争を起こし、手に入れるおつもりでしょう。

ただ一つ誤算だったのは、スピネル様とクローザ様しか、扱えない上に、完全な力を発揮出来ないということです。スピネル様、ソルト様達同様に貴女は選ばし存在、どうか渡したりしないで下さい。
私がここに呼んだのはお二人が共鳴しあう心を一つに、互いの存在を確認して欲しかった。何よりも、私が貴女様を呼んだのは...。
スピネル様、16歳の誕生日、おめでとうございます。

私が成人のお祝いをしたいと考えたからです。

貴女は、強くなりましたね。

...貴女が好きでした。だからずっと護ると忠誠を誓いながら、護れなくて申し訳ございません。私は、何があっても貴女方を護ります。だから、生きて下さい。」

そう言われた。




 城に再び戻り、部屋に入ろうとすると呼び止められた。

「...スピネル様、これを...。これはいざという時にお使い下さい。あとちゃんとした物を渡したかったのですが、今はこれですみません。」

それは護身用の短剣と彼が大切にしていたネックレスだった。

「...えっ、良いの?でも、大切なものじゃ...。」

彼は黙ったまま、後ろに周り、首に付けてくれた。

「...貴女を苦しめた責めてもの償いです。私はもう必要ありません。だから、貴女に持っていて欲しい。」

一瞬、首に腕を掛けられて、抱き締められた。それにドキッとした。お休みを告げて行ってしまった。





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Last updated  July 28, 2008 09:26:21 AM
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