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February 9, 2006
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カテゴリ: アメリカレポート
今日は珍しく、懐かしい人から手紙をもらった。
最初に就職した会社の先輩からお手紙だった。
12歳の息子さんと一緒の写真も入っていた。
この人は昔から美人でしたが、今でも変わらず美人です。
当時はバリバリのキャリアウーマンでしたが、今は主婦のようです。

それによると、大腸がん検診に引っかかったそうで、幸い手術と薬で治ったそうです。まだ40代なのに。再発に気をつけているとのこと。

最近、私の周りにはガンやらなにやらびっくりする病気の人が多い。年代はみな私と同じ30代後半からくらい。そのたびに自分がそんな年になったんだな、と実感します。

乳がん、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮筋腫、角膜移植、脳溢血、脳腫瘍、…

このうち、胃がんと肺がんの人はまだ若いのに亡くなりました。本当にショックでした。肺がんの人は小さい子供もいました。

脳腫瘍の人は、二人の子供がいる奥さん。旦那さんが夜中に倒れてうなっている奥さんを発見し、一度は止まった呼吸を人口呼吸で戻し、救急車で病院へ。即手術して大事に至りませんでした。

脳溢血の人は、手術をするほどではなく、薬で散らすだけだったのですが、左目のほうに後遺症が残り、左の視界が欠けてしまい、普段の生活がとても困難になりました。車も運転できません。たとえば、Close your eyes と書かれた紙を見せられて、lose your eyes としか読めないのだそうです。

日本はガンその他の病気の早期発見に優れています。技術、というのもありますが、35歳を過ぎたら、40歳を過ぎたら、などの検診プログラムがきちんとしているので、大丈夫と思っている人でも検診で引っかかるためすぐに治療ができるわけです。

ところがアメリカは保険が民間会社によるものなので、自分の掛け金によって毎回の支払い額や種類も決まります。そのため、必要と思われない検査をした場合には全額負担となり、自然と検診する人も減ります。たとえば、私は乳がん家系です。そのため乳がん検診は保険が利きます。でも、家族に肺がんの人はいないので、肺のレントゲンを取りたくてもそれは自覚症状が無い限り基本的に全額負担となります。ですから、最近咳がでる、血を吐いた、となって初めてレントゲンに保険が利くわけで、そうなってからではもう手遅れですよね。

日本は救急車は無料です。アメリカでは救急車代を保険契約に入れていなければ、全額負担となります。すると一回10万円以上などかかるので、契約していない人はどうしても一刻を争うその場であっても、救急車代が頭をよぎり、911に電話するのを躊躇するわけです。

日本はなんだかんだ保険制度のことで騒いでいますが、こんなアメリカとどちらがいいかと言えば、難しい問題です。確かに掛け金は割と安いです。救急車のように自分で要らないと思ったものには掛けなくてもいいという選択肢もある。でも、それがいいかというとそれは疑問です。

私も2年前、髄膜炎という脳の病気になりました。背骨を脳の髄膜を行き来している髄液にウイルスか細菌が入るとなる病気です。子供もかかります。一体どうやってこれにかかったのかはわかりません。私は西ナイル熱関係だろうとにらんでいます。多分蚊がこのウイルスを持ってきたのでしょう。とにかく、頭が割れんばかりに痛くなり、最初はいつもの偏頭痛だろうと頭痛薬を飲んでいたのですが、3種類試しても全く効かず、熱も出てきて頭は痛くなるばかり。1日たってからもう我慢できないと、夜中に隣の人を起こして息子を見ててもらって、旦那にER(救急治療室)に連れて行ってもらいました。

ところが、病院に行く前に、旦那はまずはかかりつけの医者に電話してみよう、といいました。でも、「そんなことはいいから早く病院に連れて行って、とにかく、いつもと違っておかしいから。一刻も早く!頭が割れる!」と懇願したのですが、医者に電話し指示を仰ぎ、薬屋さんに飛んでいき、偏頭痛専門の薬を買ってきて、これをまず試せといいました。これが10分で効かないならERへいけと言われたそうです。もちろん効きませんでした。それで、やっと病院へ連れて行ってもらったわけです。日本だったら迷わず救急車を読んでいたでしょう。

さて、病院に着いてCTスキャン。何も映らなかったため、あとは髄膜炎の疑い。髄膜炎を判断するには背骨の骨髄液を抜き、培養する。ウイルス性(無菌性)なら治るまで強力な鎮痛剤VICODINを飲んで1週間寝ていれば治る。しかし細菌性なら… 医者は無情にもこう言った。

放っておけば24時間以内にお命が危なくなります…

!!!!!
朦朧とする意識の中で「えええええ?!私もしかして死ぬの?子供は?もう会えないかも?」と、くらくらしながら考えた。
でも、同時にのんきな私も混在。「頭が痛くなりだしてから既に丸1日以上経ってるから、細菌性なわけないな。」

細菌性かどうかは髄液を24時間培養しないとわからない。だから、わかってから治療していては遅い。そのため、すぐに抗生物質を投与する。また、背中に穴があいたわけだから、髄液が流れて出ては困るのでこのまま入院して体をできるだけ平らにして1日は寝ている必要がある、と医者は説明。

結果、私はウイルス性だと判明、1週間寝ていました。でも、お産と同じく3日目には退院させられました。あとは自宅で横になっていた。(あ、上の脳腫瘍の人も手術後3日で退院させられたんです!)

それからというもの、あれほどひどい頭痛に襲われたときは即病院にかけこむか911に電話しようと誓った私。また、何か小さな症状でもあれば、医者に相談するよう心がけている。もし「大丈夫、大丈夫。ちょっと痛いだけ」と放っておくと何か大きな病気を見逃しているかもしれないと思うようになりました。検診が義務付けられていないので、自分で見つける努力をしなければ、もう遅いということにもなりかねない。日本人は我慢強いので特に病気に敏感にならないといけませんよ。ほんと。

あ~、怖い。






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最終更新日  February 10, 2006 01:32:31 AM
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Re:病気になったら怖いアメリカ(02/09)  
れいれい♪  さん
日本も今の状況を考えると、ある程度自己責任にするしかないのかな?という気もするけど、
ここまで合理的(?)なのは国民性に合わないかも(^^;)
それにしても、ウイルス性だったら死んでたってことですよねえ・・・。怖い怖い!
私も他人事じゃないぞ。 (February 9, 2006 10:27:41 PM)

病気になったら怖いアメリカ(02/09)   
chika7012  さん
やはり病気は早期発見・早期治療ですね。アメリカって救急車ただじゃないんだ・・またまたカルチャーショック。

私も、日本で働いていたころ、首筋から後頭部の下の方にしびれを感じ、午後有給をとってすぐ脳外科に行きました。即CTスキャン。結果、悪いところは何も見つからず、アレルギー性鼻炎で鼻のかみ過ぎて神経が過敏になっているのでは?ということでした。でもその時、お医者様が、特に頭は痛みを感じてからは手遅れの場合があるので、少しでも異常を感じたらすぐ病院に行くようにと言われました。

健康はお金では買えないもの。やっぱり国としての保険体制は日本の方がいいのかな・・。多少はお金かかっても一年に一度は人間ドック受けたいですよね。 (February 10, 2006 10:12:42 AM)

Re[1]:病気になったら怖いアメリカ(02/09)  
Melmo_Chan  さん
れいれい♪さん
細菌性だったら死んでたらしいです。または良くても脳に後遺症が残って、目が見えなくなったり、色々。これって育児書をみると子供もかかる病気なので、子供が、特に赤ちゃんがかかったら一体親はどうやって病院へ連れて行くタイミングを見極めるか疑問です。だって、「頭が痛いよー」とはいえませんもんね。ひたすら泣いているからって連れて行っても医者が果たしてこの病気として判断してくれるかも疑問ですし。 (February 10, 2006 11:32:56 AM)

Re:病気になったら怖いアメリカ(02/09)  
Melmo_Chan  さん
chika7012さん
>アメリカって救急車ただじゃないんだ・・またまたカルチャーショック。
保険の入り方によっては保険で大方カバーされる場合もあるんですよ。旦那さんにどんな保険なのか聞いてみたことありますか?軍は割といいと聞きます。でも、私の友達にも薬に保険を掛けてない人がいるので、何かを処方されると1ビン100ドル払ったりするんだそうです。病気になる前に要チェックです。

>お医者様が、特に頭は痛みを感じてからは手遅れの場合があるので、少しでも異常を感じたらすぐ病院に行くようにと言われました。
ほんと、そうですよ!でも書いたように日本人は我慢強いので薬飲めばきっと治ると思って割と待ってしまうんですよ。アメリカにきて心配症になった気がしますが、異常に敏感になるのは大切なことだと割り切っています。
人間ドックってアメリカはないんですよ!だから自分で全てのコースを組みたいところですが、上に書いたように何か理由(自覚症状があるとか、ファミリーヒストリーがあるだとか)がないと、保険は利かないため、それでもやりたければ全額負担です。人間ドックやりたーい!! (February 10, 2006 11:39:17 AM)

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