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2022.08.20
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カテゴリ: LUNA文庫

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2021年10月刊
LUNA文庫
著者:江原里奈さん

婚約破棄したばかりの美女は男性たちと愉快に談笑していた…。彼女の名はアネット。コンラート伯爵家の令嬢だ。教養も兼ね備えたアネットに求婚者は絶えないが、彼女の自由な振る舞いに冷ややかな視線を向ける者も。そんなアネットには密かに誓っていることがあったーー。それは大事な友人であるソフィアよりも先に結婚して幸せにならない、ということ。アネットはわざと周囲から批判されるよう振る舞い、ソフィアを引き立たせようとするも上手くいかない。とある晩、ソフィアの魅力が分からない男ばかりと、独りつぶやいていると、アルブレヒトという美しい男性に声を掛けられる。手の甲へキスされた瞬間、今まで抱いたことのない感情に気づくアネット。この出会いの後、アネットは王妃の侍女として宮廷に出仕するよう命じられる。宮廷に赴くとそこにはアルブレヒトの姿が! 混乱するアネットだが、彼が次期国王であると知らされる。さらに突然キスまでされてしまい…。次期国王アルブレヒトは相当な遊び人と噂されていたのだが……!?

​     ↑楽天ブックスより、あらすじ引用

登場人物
 アネット=コンラート伯爵家の一人娘。
 ルドルフ=ヴォンデンブルグの新国王。女遊びの激しい人物と噂されており、
      早々に母后の侍女になったアネットに手を出した。
 ソフィア=アネットの親友でクルムバッハ侯爵令嬢。
  ハンス=近衛兵。ソフィアに想いを寄せている。
  ローラ=アネットの先輩侍女。

親友の事が大好き過ぎるヒロインのお話。​

アネットは南部地方の領主・コンラート伯爵の一人娘。
美しく聡明な彼女は男性に絶大な人気を誇っている。おかげで同性には嫌われがちなのだが、アネットが婚約者と婚約破棄したことから、貴婦人たちからは悪口の嵐。そんな状況に父は嘆いていたけれど、当の本人はしてやったりと喜んでいた。
アネットには姉の様に慕っているソフィアと言う親友がいる。ソフィアは慈善事業に精を出す心優しい令嬢で、息子を持つ親たちにはすこぶる評判が良い。でも、年頃の青年のウケはイマイチだった。
容姿だって悪くないのに、3年も前に妹の方が先に嫁いでしまったソフィアは年齢的に嫁き遅れになりかかっている。みんな本当に見る目が無い。
アネットは自分なんかに群がる男たちに辟易としながら、ソフィアの為にある作戦を実行した。この田舎の南部地方に隣り合う二つの領地。その領主の娘はどちらもまだ独身だ。
アネットの評判が地に落ちれば、自ずとソフィアを見る目が変わるかもしれない。彼女は先ず、大して面白みのない婚約者と婚約破棄し父の誕生日を祝う夜会では真っ赤で露出度の高いドレスを着て、何人もの男性とダンスを踊った。案の定いい具合に貴婦人たちは眉をひそめてひそひそやっている。
浅はかな考えながら、これでソフィアにも良縁があれば良い。

そんな彼女の元に王宮から、アネットを王妃付きの侍女に迎えたいと打診があった。折しも、女好きと評判の王太子が近々譲位されて即位するらしい。
悪女の評判を高めるためにも王太子に色目を使い、お手付きになるのも手かもしれない。どうせ、一人娘の自分は将来は適当な相手を婿に迎えるのだ。国王のお手付きともなれば箔も付く。
そして、王宮に上がったその日。早々に王太子ルドルフと対面したが、かなりの美青年で成程これは確かにモテるであろう。彼は随分アネットを気に入ったようで、すぐに手を出して来た。
随分手が早いと呆れもしたが、自分の様な田舎娘を母親付きの侍女に推したのは彼らしい。どうやら、王宮に染まっていない人物を傍に置きたかったからとのことだが、どうにも本心が見えない。

先輩侍女のローラからはうんざりするほど、ルドルフの悪評を聞いた。あれからなし崩しに関係が続いているけれど、噂ほど酷い人間には思えない。
ましてや、そこら中に愛人がいて隠し子迄いると言うのはさすがに眉唾物だ。
唯一の直系男子が後に揉めることを承知でそんなことをするだろうか。
やがて戴冠式を迎え、新国王となったルドルフ。そんな彼と親し気に話す美人が気になり、噂好きのローラに尋ねるとバレル男爵夫人と言う、ルドルフの元恋人だそうだ。
夫人と言うことはまさか不倫してたの?
身体だけの関係と割り切っていたつもりなのに、なぜか胸がモヤモヤする。しかも、もう別れたみたいなのに二人は随分親し気で、乗馬デートまでしている。
舞踏会では夫人の夫迄いるのに、3人で和気藹々としたムード。男爵は二人の仲を知らないのか。どうにも腹が立ってソフィアに出す手紙は名前は伏せても、ルドルフの愚痴ばかり。
当然、アネットの想い人の事だろうとソフィアからは励ましの返事が届いて、多少は浮上したけれど、最近は公務で忙しいのか、彼とはほとんど会えていない。
何だか虚しくなって、休暇を取った彼女は里帰り。屋敷にもいたくないのでソフィアの元に身を寄せていたアネットは、親友が精を出す慈善事業に興味を持つように。
何となく自分が本来したい事が見えて来たアネットの元に、王都で反乱が起きたと知らせが届き・・・。

正直、この主役CPはお互いどこに惚れたのか意味不明で、終盤まで全く共感できませんでした。二人とも顔はすこぶる良いから、やはり外見でしょうか。
それに、国王への言葉遣いとは思えないほどヒロインの言葉遣いが酷い。
敬語で無くても良いと許してもいないのに、伯爵の娘が国王にずっとタメ口って(^_^;)
結局、ストーリー自体、この後無事反乱は鎮圧されて、ヒーローがヒロインを迎えに来て、後に結婚。二人で未に残る貧困問題に取り組んでいくんだろうなって感じでお終い。
ヒーローの女好きだの愛人が、ってのも反乱を企てた彼の叔父の仕業でしたってオチ。故に男爵夫人と恋仲だったと言うのも嘘。
まあ、恐らくそういうことだろうと予想は付いたものの、だからこそ、速攻でヒロインに手を出したのが解せない。ヒロインもあそこまで親友に肩入れすることないと思うけど。

評価:★★★★
個人的に合いませんでした。






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最終更新日  2022.08.20 22:02:19
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