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ブログをはじめたとき1歳だったター坊は、この夏、4歳になります。
昨年秋、発達の遅れを指摘されました。
その頃、ター坊も3歳になって、昼間私と2人でもてあましていて、たまには一時保育に預けてみたいなと思い始めていました。前々からいいなと思っていた保育園(無認可)があったので、そこに週2回ほど定期的に預けることにしたのです。その保育園の同じ建物内で私もたまたま仕事をみつけられたのもあって、好都合でした。
その保育園に提出するための健康診断書をとるために、小児科で健康診断を受けたときでした。はじめて発達の遅れをいわれたのは・・・。
名前も年も言えず、診察をいやがって泣きじゃくっていました。
親としては、それくらい問題ないと思って気にしてなかったのですが、
専門家からしたら気になることが他にもあったようです。
・・・ショックでした。
3歳児検診がちょうど1週間後にあることになっているというと、
先生は「ちょうどいいから他のお子さんとよーく比べて見てください。お子さんが遅れて
いるとわかると思いますよ」
他のお子さんは名前や年を言えるのかというと「言えます。それにこんなに診察で泣いたりしません」ときっぱりいわれました。
すごくショックでした。
何もそんな言い方しなくてもいいやん。
検診にもいつも来ている先生でもあったので、またそんなふうに言われるくらいなら 3歳児検診なんて行きたくないと思いました。
その後、保健センターに連絡して、保健士さんに検診を受けたくないと伝えました。
今、受けても同じことをいわれるかもしれない。それより少し間を置いてから改めて受けたいと思ったときに検診を受けます、と。
でも、いっぽうで、きちんとしたより専門的な検査を受けたいという気持ちもあったので、
療育センターでの検査を予約しました。4ヶ月待ちといわれました。
また、療育センターで検査を無料で受けるためには、3歳児検診を受けて紹介状をもらう必要があるとのことで、2ヵ月くらいたって気持ちも落ち着いてから検診も受けることにしました。
その間、不安でしたが、ちょうど仕事も始め、新しい環境で私も忙しくなって悩み続ける暇もなかったのと、
ター坊も保育園に通い始め、保育士の先生にもすぐになつき、お友達もできて楽しく過ごしている様子に一安心。
保育園で発達の相談も乗ってもらい、ずいぶんと助かりました。オムツもスムーズにはずれたし、お友達ともよく遊ぶようになったし、そんなに心配いらないのかも・・・と思いました。うちで困っているのは極端な偏食くらい。保育士の先生方もこの子は何でもわかってるし、大丈夫よーといってくださっていました。
そして、ようやくこの春、検査の順番を受けられました。
聴覚の検査、心理判定、医師の診察を経て、
やはり知的な遅れのない発達障害の可能性が高いと診断されました。
検査を受けはじめた時期にちょうど転勤が決まりました。
診断書をもらって、すぐに引越しすることになりました。
自宅の売却、新居探しを経て、どたばたの引越しが終わった5月。
ター坊は転勤がなければ、あの保育園にそのまま毎日通うつもりで申し込みをしていましたが、引っ越して仕事もやめたので、急いで預け先を考えることもないし、
2年保育の公立幼稚園も近くにあるので、今年は私と2人でゆっくり過ごそう。
しばらくは発達相談も受けようとも思っていませんでした。
そんなある日たまたまター坊が風邪を引いたので小児科にかかりました。
インターネットで小児科を調べたら、発達の相談にも乗ってくれるところがあったので、
ついでに相談できるなら、とその小児科にかかりました。
一通り診察が終わった後、発達の相談もしたいと院長のT先生にいうと、
はじめての小児科で、診察内をうろうろするター坊の様子をみて、
多動の気もあるようなことをいわれ、10分そこそこの診察でしたが、T先生の見立てではやはり何らかの発達障害があるんじゃないかとのことでした。
神奈川での診断書をもってきていなかったので、改めて発達相談の時間に予約し、そのときに持参することになりました。
その後、保健センターにも行きました。保健士さんと相談し、神奈川での検査の結果は届いてないので、改めて心理判定もこちらで受けました。
さらに、予約していたT先生の小児科の発達相談も経て、
カルテにあげられた診断名が「HFPDD」(高機能広範性発達障害)でした。
神奈川での紹介状にも同じ診断名が書いてあったようです。
T先生は最初、風邪でみてもらったときの数分の見立てで「HFPDD」をすでに疑っていたといわれ、その日のカルテにそう書き込んであるのを見せてもらいました。
保健センターの心理判定でもはっきりとはいわれなかったけれど、
きっと同じような結果だろうといわれました。
複数の専門機関で診断されたのだからこれはもう認めるしかありませんでした。
去年の秋、最初に神奈川の小児科の先生に遅れを指摘されたときは、
何もそんな言い方せんでも、とか、そんな短時間見ただけで何がわかるの!!と
思って反発も感じていましたが、
たくさんの子供を見てきた小児科の先生たちの見立ては、
それなりに根拠があるんですね・・・(それにしても伝え方はもう少し考えてほしかったけど)
ここまで9ヶ月かかって、さまざまな検査を経て、診断を受け、私自身もそのことを受け入れる気持ちになってきました。
いまはわりと冷静に前向きに考えている自分がいます。
もちろん、これから先のことを考えるとまったく不安がないわけではありませんが。
自閉症とか発達障害とか、心理相談とか、
もともと興味のある分野だし。大学でも社会学・社会心理学を学んだり、心理学の本を読むのが好きだったので。
今、とりあえず入門書を読んだりしてますが結構はまってます。
そして、
上の子達と取り組んできたどんぐり倶楽部の教育法は、きっとこの子にぴったりのはず。
以前糸山先生のHPに「保育的教育」という言葉を見つけてなるほどなーと思ってメモしたんですが、
発達障害の子の「療育」におきかえて、「療育的教育」もあるんじゃないかなと思っています。
療育の視点は、子供たちの教育一般にも役立つ。
教育のユニバーサルデザイン。
これが普遍的な教育になればいいのになあ。
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