ハイ、今日も元気です!

2018六甲縦走


六甲全山縦走完踏記

塩屋駅午前5:45

ヒヨコ登山会メンバーの林さん、小堺さんとともに先発隊約10名がスタート

自分の遅れで後ろの人に迷惑かけたくないという意識もあり、グループの中でどの位置で歩くかもテーマのひとつだったが、
とりあえず、2人のリーダーの直ぐあとをひっついて歩く。

下り部分ではもう少しスピード出せそうな気もしたが、56kmの長丁場、ペースをつかむことが一番大切とひたすら「金魚のフン走法」で。

名物400段階段、須磨アルプスなどを経て、最初の難関。高取山、禅昌寺尾根の岩登り。約30分の岩肌登りは神戸市主催の大会にはない難関ルートだ。
遅れをとらぬよう、先頭の二人にしがみつく。気合だ、気合だ!

グループの後ろの方は遅れが出始め、それを待つ間、若干小休止できるのが、前の方を歩く魅力か。ようやく登ってきて、
すぐ「さあ行きましょ」と言われる辛さは、いつも体験しているので後ろの人の気持ちはよくわかる。

スタートから2時間45分で最初のチェックポイント高取山の安井茶屋に到着。


さて、ここで一考。

このままのペースで行って菊水、鍋蓋、摩耶の登りでへばってしまうと
グループのペースについていけなくなるぞ。ならば少しでも先へでて、ペースダウンするための余裕を持っておきたい。と。

そこで、

安井茶屋での休憩もそこそこに、グループを離れ先発フライングスタート。
高取山の下りをペースアップして距離を稼ぐ。

丸山の市街地を超え、鵯越駅で3時間20分。よし順調。

それにしても、、、秋の神戸市主催の縦走大会では参加者2000人、
いたるところで交通渋滞が発生するというが、ヒヨコ会主催のこの大会は、
全山縦走の参加人数がわずか40人程度というので、混雑などまるでなし。
自分たちのペースで進めるというのはとても助かる。

そして、いよいよ、私にとっての難関。菊水、鍋蓋の登りを迎える。
登りに弱いのは心肺機能のせいか、それとも股関節の硬さのせいか、
対策として、タバタ式トレーニングもした。階段ダッシュもした。
酸素補給系のサプリも飲むなど、できることはやった。 
ふもとの休憩所で、気合注入にレッドブルをひとのみして、いざ菊水!

やはり、それでも登りはきつかった。
トントンと先に進む家内にはついて行けず、登りの一人旅が始まったが、

それでも、「ぜえぜえはあはあ」はいつもよりはましか。
対策の効果は出たと言える。よし。

菊水山頂で一息ついて待ってくれてた家内と合流、私はほとんど休憩なしに先を急ぎ、
一気に降り、鍋蓋も一気に登る。鍋蓋山頂も一気に通過して第二のチェックポイント大竜寺へ。
スタートから5時間35分。

高取山まで一緒に来た林・小堺グループの気配は見えず、というか小休止を
せずに来た分少し距離を開けられたんじゃないかと思う。
これなら、摩耶までは逃げ切れるか??

市が原でトイレ休憩。いよいよ最大の難関といわれる。摩耶天狗道へGO。
これまでの経験で言えば、私にとっては摩耶より菊水、鍋蓋の方が苦手。摩耶はなんとか行ける。

。。。と思ったのは大間違い。

やはり塩屋からの蓄積疲労は半端ではなく、レッドブルの効力も切れたか、
すぐに息が上がり始める。
きつ~~~~~~~~~い!!!!!!

後ろからどんどん抜かれていく。

これでいいんだ。

登り坂がきついのは当たり前。これがあってこその登山の楽しみじゃないかと
繰り返し、繰り返し自分に言い聞かせる。

すれ違う人たちは、胸に縦走のゼッケンをつけたままヨレヨレしている私をみて、
「縦走してるんですね、頑張って」と声をかけてくれる。

有難い。けど、そんなことで辛さは去ってくれない。

対向してきて、5mほど手前で足をとめて、私の通過を待ってくれる人も。
「いや、そこ(5m先)まで行くのに1時間くらいかかりますよ」
と辛くても「ぼけ」を忘れない私はやはり関西人だ。(笑)

般若心経や正信偈を読んで気を紛らせてみたり、これまでマラソンやなんやでやってきた
気晴らしノウハウをすべてつぎ込んで 一歩づつ。一歩づつ。

だけど、きつ~~~~~~~~い!!!!!!!

摩耶山への道がこれほどきつかったのは初めての経験。


ふう~~~~~。

それでも、あきらめなければゴールはやってくる。

市が原からの予定時間から20分近く遅くなったが、なんとか、
這う這うの体で摩耶、掬星台のチェックポイントに到着。

そこではスタッフの暖かい笑顔と、いつものように
先に到着して、美味しそうにおにぎりを食べている家内の
姿がありました。

掬星台到着が13:10.スタートから7時間30分。1か月ほど前この行程で
9時間かかったため、本番の足切りに間に合わないのではと心配してたわけだが、
まあ、9時間が休憩やらなにやらでのんびりし過ぎてたってことがわかりました。

これでいいのだ。

おっと、ゴールしたわけじゃない。これで六甲全山縦走のまだ半分くらい。

掬星台での休憩もそこそこに六甲山へ向かってスタート。

ところが、

階段を降りようとしたとき、「イテテテっ!」左膝裏側に激痛が走る。
「ウソだろ?」登りの辛さは想定内。ただ、どこかが痛くなるって
ことは想定外だったのに。前半ペースを上げ過ぎたのが原因か?
まずいじゃん。

下り坂で、時々痛みが走る。これから先、六甲山を越えれば
下りばかりになるというときに なんてこった。

と、ここで、前半グループをひっぱってくれていた林さん、小堺さんに
追いつかれた。 というかここまで逃げ切れたというべきか。
菊水、鍋蓋、摩耶でのペースダウンを想定しての高取山からの
フライングだったので、その点で言えば、フライング作戦成功と言える。

ところが最初一緒だった人たちはおらず、摩耶山でお二人についていけなくなった模様。

左膝裏の痛みは、歩けないほどではないが時々痛みが走るので下りで
ペースダウン。六甲山まで若干の登りが残っているが、息は上がってもまだ
登りの方が痛みがないぶんいいかも、、、状態。とにかく前に進む。

14:40 第3のチェックポイント六甲山記念碑台に到着。
ここで、トイレ休憩中だった林さん、小堺さんに追いつく。

そこからは六甲山頂付近の比較的平たんな道が続くので 4人で話しながら進む。小堺さんからもらった
痛み止めの薬がきいたのか 足の痛みもそこそこで

15:52 いよいよラストのチェックポイント一軒茶屋に到着。ここから宝塚、塩尾寺(えんぺいじ)に
むかって下っていく。あと2時間半くらいか。

時々左足に走る痛みに耐えながらひたすら下る。
(ところどころ少し登ったりするところもあるが)

下ってる時は息は上がらないが、すこしでも登りが入ると息が上がって
「はあはあはあはあ」。やはり疲労がかなり蓄積してきているのだろう。
身体全体の倦怠感で、、、結構つらい。繰り返す。結構つらい。

17:15大平山まで降りてきて、ラスト1時間強。
ここで最後のエネルギー注入、身体をシャキッとさせようとレッドブル
ふたたび投入!

これで、シャキッとして、
あと少しという気持ちもあるのだろうが、足の痛みもあまりでなくなって、

ここから先は走るようなハイペースで、、、
というか「走るようなハイペースで進む家内」に遅れをとることもなく。
17:20塩尾寺着。

アスファルトの急坂を下って、ゴールまではあと少し。
(ただ、このアスファルトの急坂がかなりきつく最後の難関でもあるのだが、、)

ついに、その時が。

これまで家内とふたりで手をつないでゴールすることを
夢見て出場した数度のフルマラソンでは、いつも、私が大幅に遅れて
手のつないでのゴールは実現したことはなく、

今回、(もちろん途中でなんどもペースダウンして待ってもらっては
いるけれど)ゴールまで一緒にやってきて、、、

ついに、ついに、その時が。。。やってきた。


と思ったのは甘かった。


最後の超急坂を100mほど下り50段ほどの階段をおりたらゴール
というこの局面で、30mほど前をあるいている家内が階段を
おり始めてその姿が見えなくなった。

私が階段の上にたどり辿りついたとき、見えたものは
先にゴールラインを越えてスタッフの祝福を浴びている家内の姿!!

「オレ、まだゴールしてないやん!!」
「手をつないでゴールはどこ行ったんや??」

その差、水平距離にして30mあるかないか、
ここまで56km一緒に歩いてきて、「その30m待てませんか??」

いやいや、文句言ってるのではありません。これが我々夫婦の正しい姿。
実は何を隠そう、この縦走の翌日3月25日が我々夫婦の30年目の結婚記念日なんです。
いい記念になりました。

とにもかくにも、まだかすかに明るさの残る18:30
ヒヨコ登山会主催52回六甲全山縦走大会を

無事ゴ~~~~~~~~ル! したのでありました。


12時間45分。 タイムトライアルではないので
別に時間は気にしていなかったんですが、13時間切れたら
いいなあと思ってはいたので、正直この時間は嬉しい。

お天気にも恵まれ、とても充実した1日となりました。
そういえば、、、、山の景色とか、、、いや、そんなの
楽しむ余裕全然なかったですわ。(笑)

ゴール後、宝塚温泉で汗を流し、
阪急電車に乗り込んだらなんとそこに、私の剣道の先生である
渡田さんと遭遇。渡田さんはヒヨコ登山会のメンバーで
昨年全山縦走されており、今回色々アドバイスもらっていました。

今年は半縦走に参加されて、ゴール後仲間の皆さんと宝塚で一杯飲んでらしたところ、
、本当に偶然に電車で一緒になったのです。
お蔭で我々の完踏を直接ご報告することができました。ラッキーでした。

仲間の皆さんも楽しい方ばかりで、疲れて電車に乗るのもつらいかな
って思ってましたが、あっという間に神戸に戻ってくることが
できました。

最後になりましたが、神戸ヒヨコ登山会、ならびにサポート
くださったスタッフの皆さん、道中ずっと勇気づけてくださった林さん、
小堺さん、 そして、渡田さんに心から感謝申し上げたいと思います。

平成30年3月24日
井口貴之

追記:

昨年はマラソンの出場もなく、走ることもさぼって5㎏くらい
太ってしまってたんですが、この六甲全山縦走を決めてから、
400段階段の4往復、大阪~奈良の奈良街道ウォーク、100段階段トレーニング、
半縦走x2などの準備をしてなんとか、完踏することができました。

足の痛みもどこへ行ったやら、翌日の時点でその他の筋肉痛とかもでておらず、
準備は成功したと言っていいでしょうか。
登り坂のヨレヨレ状態等、もっともっと改善すべきところは
ありますが、 なんとかゴールできた自分を褒めてあげたいと
思います。


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