子供の成長を暖かく見守る父でありたい!

子供の成長を暖かく見守る父でありたい!

「つよい子」はどんな子?


 誰もが「よわい子」よりも「つよい子」に育てたいと願っています。
 「つよい子」のイメージとして、「あきらめない子」「自分のことを自分で出来る子」といったのが、一般的でしょうか。

 私は「つよい子」=「やさしい子」といったイメージを強く持っています。

 先日、今話題の「ハウルの動く城」を家族3人で見に行きました。
ハウルは何故、つよくなれたのか。ソフィーを守りたいという心がハウルをつよくしました。「愛する心」の持ち主が、本当の意味で「つよい人」になるんだと、私は思っています。

 子供の「やさしい気持ち」「思いやりの心」は、子ども自身が、やさしくされた体験が出発点じゃないでしょうか。親は「つよい子」に育てようとするあまり、子供に無理を強いていることがよくあります。

 家族で出かけたとき、疲れた子供が親におぶってくれとおねだりする光景をよく 目にします。対応も大きくわけ、二通りです。
 おぶってやるのか・自分で歩かすのか。

 「つよい子」に育てようとしたとき、後者を選ぶ親が多いと思います。
少し疲れたからといって甘えるのではなく、自分の力で最後までがんばる心が育っていきます。
 しかし私は、おぶってやるのも、「つよい子」に育てることになると思います。
私は子供が4年生になろうが5年生になろうが、おぶってくれと、親に言ってくる間は、抱いてやろうと心に決めています。

 ある日、こんな事がありました。
 私が荷物をたくさん持っているとき、子供がおぶってくれと言いました。 
 私は無理を承知で、もう30キロになるであろう、子供をおぶって歩きました。
息が切れます。荷物も落ちそうになります。
 「パパ、大丈夫?」
 子供が心配します。
 「大丈夫だよ。」
 本当は腕はパンパンで、今にも持っている荷物が落ちそうです。
 我慢大会のつもりで最後までがんばろうとします。と、その時。
 「やっぱり自分で歩く。荷物も持つ。」と子供が言い出しました。
 かぼそい両腕を震わしながらも、最後まで荷物を持ってくれました。


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: