保育園転園



少人数で楽しい園でしたが、経営状態は苦しく、年度末で閉めることになり、新しい受け入れ先を探すことになりました。入園後一年での転園。親にとっても子どもにとっても寝耳に水の変化で、Bがうまくやっていけるのか、私は不安になりました。

見学に行った園はどちらも自宅から遠く、車でないと通えません。どちらも今までの園とはけたちがいに大きく、Bがなじめるという保証はありませんが、どちらかを選ばないと行き先がないのです。

仕事をやめるわけにもいかないし、人より遅れてはいてもBもBなりに社会性を身につけてきているので、ここで前の状態に逆戻りにはしたくないと思いました。

親と離れて生活できるようになったBが、新しいステップを踏み出せるところ。園の保育内容は市内なので大差はなく、自宅と夫と私の職場のどれからも一番近い園を転園先に決めました。

転園までにBに納得させないといけませんし、早めに慣れさせるには時間がないし、不安を抱えながら過ごした日々でした。この時期にはAのことはほったらかしでした。

「春になったら新しい保育園にお引越しするんだよ。」「先生ともお別れだけど、お友達はみんな一緒だよ。」少しずつ説明しましたが、Bがどこまでわかったのか・・・

卒園式と同じ日に、Bたちの修園式も行われました。Bはいつもと同じに登園して、いつもと同じように過ごしました。最後の日、ということがわかってめそめそする子や「新しい保育園に行ってもがんばるからね」と先生にあいさつする子が多い中、Bは一人マイペースで、好きなことをしていました。

「お別れ」ということが、多分実感できてないんだろうな。気がついたらキーキーいうんだろうか?

Bは最後まで、静かでした。


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