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茨城県の県立高校の58歳の校長先生が生徒に済まないという遺書を残して自殺したという。今年4月に校長になったばかりだというから、実質上はあまり関っていなかったと思われるが責任を感じていたのだと思う。その思いがいかばかりだったかは外部からは計り知れないが、つらいことは人生にはつきものだ。他人から意地悪されてつらいこともあれば、自分がミスしたり、悪気はないのに他人につらい思いをさせてしまったり、悲しいことや、どうしたらいいのか分からなくなってしまうことは必ずある。しかしそれに耐え、それを乗り越えて初めて一皮むけて成長できるのだと思う。同じ履修もれの学校の校長でも平然としている人もいるのに、この人は真面目で責任感の強い人だと評価する人もいるかも知れないが、真に責任感が強かったならどんなにつらくても生ききって事後処理に当たってもらいたかったと思う。中学生などがいじめにあったといっては簡単に自殺している。いじめられてつらいかもしれないが、いじめる奴なんか脳足りんでそんな奴なんか相手に出来ないという気持ちが湧いてきてそれを乗り越えることの重要性を先生に教えてもらいたいと思う。教える立場の校長先生が自殺したのでは、何があっても生き切り、本質を究め、責任をとることの大切さを教えて頂けなかったと思う。先生も生徒もどんなにつらいことがあっても歯を食いしばって生き抜いてもらいたい。そして死んだつもりで、世の中のために役立つことにどんなことでもいいから挑戦してもらいたいと思う。
2006.10.31
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今日の新聞に56才の主婦が群馬大学医学部に合格点以上とっているのに不合格になったのは年齢差別ではないかと訴えた裁判の地裁判決が出て、「差別があったとは明確に認められない」として棄却された。学科と面接の合計点が合格ラインより10点も上だったのに不合格なのは何故かと問い合わせたのに対し、年齢がネックになったのではとの担当者の言葉があったとのことだが今回の判決では差別はなかったとなった。 たしかにこの方が合格しても卒業時には60歳を超えており、若い生徒の方が将来性があると考えたのかもしれないが、受験の時に国籍、性別、年齢差別を唄っていたのならさておき、それがなかったのに合否判定で年齢を差別するのは明らかに違法である。今回の裁判長はあきらかな差別があったとは認め難いとして却下したが、その証拠は脆弱だ。客観的には差別は明確だと思われる。医学部を卒業しても誰もが臨床医になるとは限らない。保健所の医師や産業医、医学研究者など様々な道がある。それを年齢を理由に差別して道を閉ざすのは正当ではない。控訴すべきだと思う。
2006.10.28
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高校の必須科目不履修者には補習等をして単位を取らなければ卒業を認めないと言っていた文部科学省が、対象者があまりに多いのと政治的圧力に負けて前言をひるがえしてその救済策を検討することになったとのニュースを今ラジオで聞いた。生徒には罪はないので何とか救済してもらいたいと思うが問題は教師である。受験に便宜をはかったなどと言っているがとんでもないことである。内申書に履修していない科目を履修したかのように記載して虚偽の公文書を書いていたとは言語道断である。指導要綱そのものが詰め込み主義で、無理があったなどの言い分もあるかも知れないが、人間を作る教育の中枢で規則を守らずうその申告をしていた責任は極めて重い。無理があるならそれを申し立て、戦っていくべきである。それもしないでごまかしていた教師は、教師の資格があるのであろうか?教員免許剥奪にも相当する大罪だと思う。教師たるもの襟を正して人間教育に当たってもらいたいと切に願う。
2006.10.28
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本日NPO法人睡眠健康研究所の方が小生の勤めている健康管理センターに来所して、睡眠時無呼吸症候群が自宅で簡単に診断できる方法を紹介し、斡旋を要請された。 方法は茨城県つくば市吾妻の研究所に郵便なり、電話029-851-2009なりファクス029-851-2014などで申し込むと、計測機器を送ってきて夜間寝るときに鼻の所にセロテープなどで留めておけば、睡眠時の呼吸の状況をモニターが記録してくれ、それを研究所に送れば呼吸の状況を分析して、その結果を異常なし、軽度以上、治療を要するなどの診断結果と呼吸状況の波形を送ってくれる仕組みだ。昼間眠くて困るとか、いびきがすごい、寝ていて途中息が止まることがしばしばあるなどの症状があっても病院に行くのは時間がない、おっくうだと思う方にはお勧めだと思う。結果を郵便で送る手間はかかるが、自宅で簡単に出来るのだから、試してみる価値がある。いくら簡単でも精度が悪ければお勧めできないが、波形を診断結果と一緒に送ってくれるとのことだし、多くの研究者も推薦しており、信用できるものだと思う。 この病気が思い当たる人は、今では殆どの病院に「睡眠時無呼吸症候群外来」があるので、そこを受診するのが一番正確だと思われるが、どうしても受診の時間が取れない人にはこの郵便法でもよいと思われるので自己診断して昼間の眠気を解決して充実した人生を歩んで頂きたいと思う。
2006.10.26
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ロシアの文豪ゴーリキー(1868-1936)は「仕事が楽しみならば人生は極楽だ、苦しみならばそれは地獄だ」と言ったが、仕事を単なる金儲けの手段と考え、楽しみは休日に味わうと割り切って考える人達が増えている今、その言葉をじっくり味わってみたいと思う。 ゴルフは様々な困難を乗り越えて各ホールを出来るだけ少ない打数で終了させるゲームだが、下手な人にはバンカー(砂場)等いろんな障害があるだけに結構楽しい。私の主な仕事は胃カメラ検査をすることだが、これも一例一例様々な困難があり、それを乗り越えて一例終了することがゴルフに似ていて楽しい。ゴルフ以上に困難があり、その分ゴルフ以上に楽しいかも知れない。 家庭の主婦の仕事は大変だと言われる。その仕事を月給に直せば20~30万位ではとても出来ない位大変だとも言われる。しかしこれも考え方だと思う。掃除や洗濯、食事の支度などを好きなスポーツなどになぞらえて工夫しながらやれば結構楽しく出来るものだと思う。 ゴーリキー氏は主に文筆を業としており、書くことが楽しければ人生は極楽だったに違いないが実際は苦しみの連続で、地獄と感じていたのでこのようなことを言ったのだと思うが、仕事に真剣に取り組めば苦しみは当然あるものだ。私はその苦しみの中に喜びを見出すのが人生の極意だと思っている。胃カメラだって毎日毎日同じことの繰り返しだと「泳げ鯛焼き君」の歌ではないが、いやになってしまうに違いない。仕事なんて殆ど同じことの繰り返しである。同じことをやりながらその中で工夫していく。そこに喜びがあるのだと思う。最近私はどんな仕事、どんなつらいことでもその中にゴルフが見えてきて楽しい。ゴルフなんて暇人がやるものと馬鹿にしていた時があったが、今では結構いいことを教えてくれるものだと思っている。
2006.10.24
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今朝7時15分頃、車を運転しながらラジオを聴いていましたら、面接試験の受け方という解説番組(NHK第2)がありました。メモをとった訳ではないので不確かな所もあるかも知れませんが、感銘を受けたので紹介します。これは入社試験における面接だと思いますが、入学試験にも共通することだと思います。 まず現在はその人の熱意、もしくはやる気を最も重視しているそうです。どうせ受からないと思うけど受けてみるでは何処も受からないそうです。会社の内容を調べ、自分は何をしてみたい、入社できたらこうするというビジョンをはっきり話すことが必要とのことです。次は学生時代に何を学び、何に打ち込んできたかが聞かれることが多いですが、此処では目的観と根性をテストします。例として、ホテルでのアルバイト経験のある女性が160人分位の料理を一人で運ぶことになり、途中で、疲れて階段にあっちこっちぶっつけてしまいました。それを上司にみられ誰かと交代するように言われました。交代要員を探しましたが他の人も別の仕事をしており、みつからなかったので、又その場に戻って今度はぶっつけないように気を配って全部一人でやり遂げました。その時、上司に「お前中々根性があるなあ」と言われたことがありますなど具体例を挙げて話すとよいそうです。マニュアル本の通りに答えるのではなく、自分のありのままの姿(等身大の自分と言っていました)を誠実に語ることが必要で、誰にもある挫折経験を具体例を挙げてどのように克服してきたか話すのが面接管の印象をよくするそうです。自己PRについては誰でも欠点と長所がありますが、欠点の方にかたより過ぎてはだめで、あらかじめ自分の長所を書き出しておいて、自信を持って自己PRすることが必要だと思います。面接の極意は熱意、誠実、そして進取の気持だと思いました。受験生の皆さん、がんばって下さい。
2006.10.22
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10月12-13日と名古屋で行われた日本農村医学会のシンポジウムで、医学部を卒業するまでに国立大学の場合一人1億3千万かかり、私立大学の場合は自分達が授業料とか施設費などとしてかなり払うがやはり国から上記の半分位は出してもらっているとのことだった。国立大の1億3千万というのは授業料を除いて国が払う金なのか授業料も含めた額なのか確かめられなかったが、いずれにしても1億円以上国が負担しているとのことである。これは工学部にしろ教育学部にしろ授業料だけで教育はまっとうできないので、国からかなりの補助金を頂いており、医学部ばかりが特別ではないがその額が高額のため注目される。私は北海道大出身だが、公衆衛生の安倍先生が「君達は自分の払う授業料で勉強させてもらっていると思っていたら大まちがいだ。何千万というお金を国から出してもらっているのだ。国民にご恩返しする気持ちを忘れてはいけない」といつも言っていた。上記学会で、今医師不足で、特に僻地病院の医師がいなくなってしまって、市長等がかけずり回っているが、医師の確保がむずかしいことに関連して、将来開業しようとする人は一定期間の僻地勤務を義務として、その証明がないと開業を許可しない制度をつくるように主張した人もいた。国からお金を出してもらって医師になった人達、自分の生活もあるかも知れないが、国民のために尽くしてもらいたいと願う。安倍先生はまた「北海道の大学を卒業した人は内地に行くと使いものにならない、馬の目を抜く大都会での競争に勝てない。特に東京、大阪の私立医大の卒業生のバイタリティは相当のものだ。積極性を出してがんばってもらいたい」とよく言っていた。そう言われてみると、ネパールの医者になったような変わり者はいるが、内地でがんばって有名になった人はあまりいない。有名になることが勝者とは言えないが、今は亡き安倍先生が言わんとした真意目指して内地でもがんばっていこうと思っている。
2006.10.20
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高校2年の男子生徒がいじめを苦に自殺した。いたたまれない気持ちだ。普段は明るい子で、周りの人はあまり深刻に受け止めていなかったらしい。表面は明るくしていてもその心はずっと苦しんでいたのであろう。 1年生の時の担任がいじめを助長するような言動をしていたことが明るみに出て、問題となっている。「からかいやすい子だったのでからかった」と言っているが、教師とは生徒一人一人の成長を考えて指導するもので、ふざけたり、からかったりして、生徒の自尊心を傷つけたり、他の生徒にいじめの言質を与えるようなことがあってはならない。自殺の原因について本人の性格、家庭環境、いじめの内容などこと細かに調べて真の原因を追求して再発防止につとめるべきである。 日本中の教師、父兄、そして生徒自身が強い心をもって、自らを反省していじめ環境を改善し、二度と自殺などがおきないようにしてもらいたいと願う。
2006.10.16
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先週名古屋で行われた日本農村医学会の公開講座で聖路加国際病院の日野原先生が講演して下さった。95歳だが益々お元気で、声もよく通り、1時間半の持ち時間をずっと立ちっぱなしで話し続け、10分位時間オーバーした。 日本は平和国家というが、アメリカに依存した平和で、真の平和国家ではない。10年位の準備期間をおいて、アメリカ軍には順次去ってもらい、武力に頼らないで、文化、経済、外交によってどの国にも依存しない真の平和国家を築く必要があると述べられた。医療界にあっては医者が中心で看護師やコメディカルは補助の考えを捨てて皆で協力して、患者の治療にあたるべきであり、今産婦人科や小児科医不足が叫ばれているが、これらの科は医者でなければ出来ないということはない。ベテラン看護師の中には若手医師より経験豊富で優秀な人達が大勢いる。一定の試験を受けたあと、医師同様の診療が出来るように法律を変えて行くべきである。時間はかかるかも知れないが、その戦いを続けていくと述べられた。 うつぶせ寝について、いびきや睡眠時無呼吸症候群の金のかからない治療法であり、背中が曲がっている人はストレッチ効果でまっすぐになり、便秘や排尿障害、不眠症にも効果がある大変健康によい寝方なので、寝るのは仰向け、と言う固定観念を捨ててうつぶせ寝に挑戦してもらいたいと述べられた。 この7月にアフリカの赤道直下で大西洋に面したガボン共和国に行ってきたとのことである。シュバイツアー博士が診療活動をしていたところで、シュバイツアーのようになりたいと思って医師になったので、本来はとっくに行っているべきだったが、多忙を極め、中々その機会がなかったが今度念願をはたし、その地の医療や健康向上のために力を尽くしていきたいと述べていた。シュバイツアーの影響を受けた人は日野原先生だけでなく世界中にかなりいるのではないかと思う。 75歳以上の人と新老人の会を作って遺伝子診断なども行いながら、これらの方々の健康長寿の道を探っている。健康長寿のお手本の先生がんばって下さい。
2006.10.15
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昨日もNHKで医師不足の特集を組んでいたが、今日もNHKで日本の医療の特集を組み、ゴールデンタイムの7時半から10時半まで討論とレポートの超大型番組を放送している。これほど大きく取り上げられる最大要因は医師不足である。昨日の日本農村医学会のシンポジウムで、島根大学医学部付属病院病院長の小林祥泰氏は医師不足で割り当てられた地域推薦枠を生かして優秀な人材を確保した体験を報告した。僻地出身者で、高校の成績は平均3.9以上あればよいとのことなので、まずまずの成績なら受験資格OKである。僻地診療所で体験学習して、評価を受け、市町村長などの面接を受けた上で、大学で面接と小論文の試験をして合否を決めるのである。今年の入試では最後に8人残り、自分としては全員合格させたかったが最終的に6人合格した。医学部面接試験の受け方という参考書もあり、型にはまった回答が多いものだが、今年の受験生は地域を巡回して啓蒙しながら医師になりたい生徒を集めてきたこともあり、どんな質問をしてもメッキがはげることなく、本物の生徒達ばかりで将来が楽しみと述べていた。学力テストで受かった学生ではないので、途中で学力不足で脱落する学生がでるかもしれないが、いい試みだと思う。島根以外でも同じような試みをしているところもあるかもしれないが、この試みが成功したなら、全国の医学部入試はかなり変っていくと思う。もし青少年諸君で医師になりたいと思いながら、学力がないからと諦めていた人がいたら、このように入試も変りつつあるので、諦めないで挑戦してもらいたい。なおお金がないからと諦めていた人にも十分な奨学金がでるのでその心配もない。要は人間性とやる気である。
2006.10.14
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昨日一昨日と名古屋国際会議場で開催された日本農村医学会に参加してきた。一般演題以外のシンポジウムや特別講演のテーマは殆どが新研修医制度に伴う医師不足に関するものだった。学会から帰ってきたら7時からNHKで医師不足の特集をしていた。毎年4000人の医師が誕生しているが、地方、特に僻地では深刻な医師不足が生じている。特に新研修医制度で、若手医師の供給がストップしてしまった大学医局が地方病院に派遣していた医師を引き上げた結果、地方病院は医師不足でつぶれる所や診療制限する所が続出し、近所の産婦人科科が閉鎖したために破水した妊婦が分娩を引き受けてくれた遠方の産院に1時間以上かかって到着した時には児が死亡してしまっていた事例をあげたりして、真剣な討議がなされた。国はこの新研修医制度のために研修医の給与だけで年間170億円支出している。税金からこれだけ支払ってその結果が自分の住む身近から医師がいなくなって苦しんでいる住民が一杯いる。この訴えに対して、厚生労働省の役人やこの制度を推し進めてきた医事評論家の行天良雄さんは、「優秀な医者を作るためにはこの制度は絶対必要だ、医師不足とからめて悪い制度のように言っているがそれは違う。今まで大学医局が地方病院に医師を派遣していたこと自体が良くないことで、これを契機に国民全体で適正医師の配置を考えるべきだ」との意見を述べた。しかし現実には地方病院から医師がいなくなってしまった。岩手県知事はじめ全国の首長が医師探しの行脚を続けている。しかし地方にきてくれる医師は殆どいない。行天さんは今の若い医師や研修医の意識はかなり高いと言っていたが、家族の問題その他様々な問題があって実際に僻地に行く医師は極めて少ない。新研修医制度は悪い制度ではないかもしれない。しかしその運用の仕方で、多くの市町村や地域住民の人達が不便を感じ、苦しんでいるのは事実である。運用の仕方を工夫して、地域住民の人達を苦しめないことを最優先して考えるべきだと思うがいかがであろうか?
2006.10.13
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昨日テレビで中日優勝の瞬間をみた。その前にずっと同点できて、延長12回の表、中日が1点入れて、更にウッズの満塁ホームランで4点が加えられた時落合監督はタオルでしきりに汗でも拭くように顔を拭いていた。そんなに暑くもないのにどうしたのかなと思っていたら、その時から涙が止まらなくなっていたらしい。勝利監督インタビューでも泣いていた。表面上は平静をよそおっていたが、阪神タイガースの想像を絶する追い上げに内心ひやひやで、もしここまできてひっくりかえされたらどうしようという気持ちがかなりあったことが分った。外からは楽勝のように見えたが、指揮官としては様々なことを考えていたのだと思う。普段は寡黙で、愛想が悪く、嫌いだという人が多かったが、昨日は嬉しさを隠しきれずにしゃべりにしゃべった。人間落合をされけだした。普段が普段だけに好感を持った人が多いと思う。野球解説者の張本氏は選手が泣くのに喝を入れて苦言を垂れるのを常にしている。ヤクルトの藤井投手が巨人選手にやじられて泣いた時には当然喝だが、勝ったうれし泣きや負けた悔し泣きにも喝だった。今度の落合の涙を見てなんと言うだろうか?「日本シリーズを控えているのに泣いている時ではない。男が公衆の面前で泣くのはみっともない」と言うかも知れない。泣くというのは感情の表れなので、張本氏にどんなに叱られようともどうしょうもないことである。泣くまいと思っても勝ったり負けたりして感情があふれ出てきたら泣いていいと思う。そのほうがスポーツがより身近になり面白くなると思うのだが。
2006.10.11
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私は高校時代から日記を書いていました。日記の内容はその日に起こったこととか、読んだ本のこと、失敗したこと、こうすればよかった、ああすればよかった等様々なことを書いてきました。自分はこうありたいという思いがあり、そのための努力をしないで怠けてしまったことの反省や、こんなことを思ったり、こんなことをした自分が恥ずかしいといった内容が多かったように思います。大学ノート何冊にもなり、今りんご箱に入って物置の隅にありますが、人に見せるものではなく、どうしたものかと考えています。時代は変って、今やパソコン・ブログの時代になりました。ノートにこっそり日記を書いていた時は絶対人に見られては困るので、隠し場所にも苦労しましたが、ブログは非公開ブログもありますが、多くは公開です。自分の日記を人にも見てもらうという180度転換した考えで画期的なことだと思います。公開日記となるとその内容が多少変ってくるのは当然なことだと思いますが、その時々に起こったことや、その時に感じたことがベースになっているのは変わりないと思います。自分の身の回りに起こった事、感じたこと、医学的事柄などを綴っていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。では早速今日の日記:今日は体育の日、天気もよく、外では運動会その他で盛り上がっている。私も家に閉じこもっていないで、ゴルフの練習に行こうと思う。どうしてこうも上達しないのか自分でも嫌になる。根本的心構えがだめなのかも知れない。深呼吸して心を入れ替えて取り組んでみよう。
2006.10.09
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長野県佐久市臼田町の佐久総合病院に8月22日に96歳でお亡くなりになった若月俊一先生のお別れ会に行ってきました。大勢の人の献花が続いて延々3時間以上も続きました。羽田元総理や長野県知事等も献花していました。若月さんは当初は「農民のために」の気持で医療活動をしていましたが、次第に「農民とともに」に発展させました。シュバイツア博士も当初はアフリカの病人のためにでしたが、次第に成長して「アフリカの病人と共に」になりました。私が国境無き医師団の試験を受けに行った事に対して様々な批判がありましたが、私はもとより若月先生やシュバイツアに比べられるべき器ではないと思っています。しかし今日参列して、若月先生の「農民とともに」の堅い信念と実行力には動かされました。もし私がアフリカに行けなかったとしても、「だれだれのために」の思い上がった気持でなく、「だれだれとともに」の気持ちになれるように、心を磨いていこうと思いました。
2006.10.07
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英会話教室の仲間が1994年に皇太子ご成婚を記念して設立された後進国との国際交流プログラムに沿って今回ミャンマーに行ってきてその報告をしてくれたので、その内容を紹介する。今年は7月に11の国から約90人の若者が3週間日本を訪れ、9月に約60人の18歳から30歳までの日本の若者が3週間 バルチック諸国、カンボジア、ドミニカ、ミャンマー、チュニジアに派遣され、ミャンマーには日本全国から10人の若者が選ばれて行ってきたとのことである。英会話の仲間は婦人警官で、若者達(女性7人、男性3人)のリーダーになり、代表して天皇、皇后に挨拶して、帰国時も代表して挨拶したとのことである。ミャンマーに着いたら国賓級の扱いで、白バイに誘導されてホテルに案内されたとのことである。ミャンマーは仏教の国で、敬虔な仏教徒が多く、若者のデートの場所は寺院とのことだった。大変貧乏で、粗末な生活だったが人々の心の温かさが一番心に残ったとのことである。このプログラムの目的は日本と後進国の若者がお互いの国を訪れて、交流を深め、帰国後そこで体験したことを自国内で多くの人に伝えて両国間の関係を深くするとのことだが、私も彼女から聞いて初めてミャンマーが何処にあり(バングラデッシュ、インド、中国、ラオス、タイに囲まれた海に面した国)、国政や経済、宗教なども初めて詳しく知ったので、この企画はいいことだと思った。天皇、皇后がこのような形で国際交流に力を入れて下さっているのも大変ありがたいことだと思った。参加者は公募とのことなので選ばれた若者は幸せだし、又責任も重いと思った。自分が行ってきたのではないけれど、親しくしている友人が行ってきたのでミャンマーを知ってもらいたい気持も込めて紹介させて頂いた。
2006.10.04
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来年1月24日(水)午後から山梨県JA会館で山梨県農村医学会が開催される。特別講演と一般演題があるが、特別講演では山梨大学医学部社会医学講座の山縣然太朗教授が「元気で長生きの秘訣」を話してくれることになっている。寝たきりで長生きするのではなく、健康な状態で何年生きられるかを健康寿命と言い、山梨県は健康寿命日本一で、男女別では女性1位、男性2位とのことである。その理由は「ほうとう」などの郷土食も挙げられているが、同好の仲間で定期的に集まる山梨独特の「無尽」が有効に作用している可能性があると山縣教授は述べている。近所付き合いが多い、悩みの相談相手がいる、無尽が楽しみ、地域活動に積極的に参加、交際費が高い、などの豊かな社会的ネットワークを持つ人は統計学的に、有意に老研式活動能力指標が高いとのことである。元気で長生きするには無尽に代表される豊かな社会的ネットワークが必要だと述べている。当日のご講演はこれらのこと以外にも健康長寿の秘訣を語ってくれると思うので今から楽しみである。もしご都合がつく人は是非参加してもらいたい。
2006.10.03
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今日10月1日は私の誕生日で、妻と嫁いだ娘が誕生祝に大樹という和食店に招待してくれました。最初洋食にするか和食にするか聞かれた時、少し考えて最近内臓脂肪が気になっていたので和食と答えて正解でした。コースを注文してくれて次から次に運ばれる料理はかなり量が多かったですが、野菜や芋類が多く、最後は松茸御飯がでて、かなりヘルシーな内容だったのでそれほど内蔵脂肪は増えないだろうと思えました。プレゼントは何が良いかと聞かれたので今度新設した所長専用の診察室があまりに殺風景で、かねてから花でも飾りたいと思っていたのでその話をしたら早速、鉢もしゃれている素晴らしい花を買ってきてくれたので、明日勤めに持って行って飾ろうと思います。総務課に言って飾ってもらおうとも思いましたが、妻に買ってもらって正解だったと思いました。いい誕生日でした。
2006.10.01
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