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食欲があるから人は食べるが、人の脳の視床下部というところにある、満腹だから食べるなと指令を出す満腹中枢と空腹だから食べなさいと指令を出す摂食中枢が壊れてしまう(働きがそこなわれてしまう)と、実際は何も食べていないのに満腹中枢が働いて、食欲が出なくて何も食べたくないという現象が起こり、どんどん痩せてしまうことになる。多くは消化器系の病気やがんなどでそのような状態になることが多いが、高齢で、脳梗塞や脳委縮が進み視床下部の委縮も進んで、摂食中枢が働かなくなり、食欲を全く示さなくなるケースもある。そのような場合には胃ろうを作り、食欲とは関係なしに外部から流動食を入れてやると栄養が保たれて体力を保つことができる。今私は93歳の男性を受け持っている。食欲中枢が壊れていて全く食べようとしない。昔なら寿命がきたということで、そのまま痩せるに任せて、とぼれるように亡くなっていく、自然死が一般的だったが、今では胃ろうの技術が進み、体力を維持して寿命を延ばすことができる。意識がなく家族の識別もできないような方の場合、胃ろうを作って今後いつ終わるとも分からない命をずっと管理することは国の経済から考えても適切とは考えられないが、意識があり、話もできるし家族のこともよく認識できる場合は胃ろうの適応だと考えている。この93歳の男性は食欲がなく、自力で歩けないだけで、他はしっかりしているので、今日家族にその適応がある旨の話をした。後は家族同士で相談して、胃ろうを作ってもらうかどうか決めることになっている。医学が進歩して命を長らえるかそのまま自然に任せるか本人や家族の意向で自由に選択できる時代になってきたと言える。
2008.06.30
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イトバハルシャギク:キク科 コレオプシス属、半耐寒性落葉多年草、原産:北米、花言葉「楽しい思い出」月と六ペンスの続きである。ストリックランドの奥さんに頼まれて奥さんの友人である「私」がパリのストリックランドが住んでいるホテルを訪ねていった。奥さんも周りの人全てが女と一緒に逃げたと思っていたが、「私」が訪ねた時は一人で髭ぼうぼうの状態であった。離婚や家出の原因は大体女(女が家出の場合は男)と相場が決まっているが、ここではどうやら女ではなかったらしい。女と決め付けた奥さんも浅はかだったと思う。ゴーギャンがモデルとのことなので、恐らく自分のやりたいこと、つまり絵を描く為に家も奥さんも子供も株仲買人としての仕事も捨ててロンドンからパリに家出してきたのだと思う。女が原因でなかったとしても、子供のこと、奥さんのこと、仕事のこと、その後のことを考えなかったのであろうか?画家としての天才を存分に発揮した人物だから許されるということはなかろう。家族や仕事のこと(社会)も思い煩いながら自分の好きなことをしていくということは出来なかったのであろうか?
2008.06.29
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アジサイ(紫陽花)バラ目アジサイ科アジサイ属、原産:日本、花言葉「移り気」今モームの「月と六ペンス」を読んでいる。画家ゴーギャンの伝記にヒントを得て書いた小説で、ゴーギャンそのままの人物ではないが、ゴーギャンがモデルのストリックランドなる人物の数奇で奔放な人生が描かれている。ストリックランドとその妻は、23歳と20歳の時に恋愛結婚した。その後17年間ロンドンで幸せな家庭を築いてきた。株仲買人としての商売も上々で、男女二人の可愛い子供ももうけた。奥さんは愛嬌のある心優しい人で、旦那を愛し、旦那に尽くしてきた。17年間喧嘩もしたことがなかったという。そんな家庭だったのにある日突然ストリックランドが奥さんと子供を置いて若い女とパリに逃げてしまったのである。今読んでる段階では奥さんも周りの人も女が原因と思っているが、実際はどうなのかこれから楽しみな所である。女が原因にしろ、別の事情にしろ、仲のよかった(少なくとも奥さんはそう思っていた)夫婦だったのに、いきなり何の話し合いもなく、旦那が家を出てしまい、「もう貴女とは一緒に生活しない」と手紙を書いてきたというのは、奥さんとしてはそれまで信じてきただけにいたたまれない。奥さんが愛していなければ「あんな旦那、誰にでもくれてやる。これでせいせいした」になるのだが、奥さんは愛していたので悲しみに暮れ、これからの生活の不安にもかられている。これから物語はどのような展開になるのか分からないが、何の話しあいもなく、いきなり出ていくとは、無責任な夫だと思う。奥さんに不満があったのかもしれないが、それならそれで、十分話し合いをした上で、離婚するなり出ていくなりするべきだと思う。
2008.06.27
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キンシバイ(金糸梅):オトギリソウ科キンシバイ属 半落葉小低木、原産、中国、日本には江戸時代に渡来、花言葉「悲しみを止める」「秘密」「きらめき」今日は早く帰れたので6時頃から庭の草取りをした。今は一年で一番日が長く、夜が短い季節(夏至、6月22日頃、今年は6月21日)なので、7時過ぎまで仕事していたが、流石に7時半位になると暗くなってきたのでまだ完全に仕事を完成させたわけではないが、家に入って手を洗い、ビールを飲んだ。美味しかった。五臓六腑にしみこむような感じであった。何時もは言われて嫌々ながらやるので、草取りはそれほど楽しくないし、ビールもおいしくなかったが、今日は自分から自発的にしたので、打ち込んでしまって7時半までになってしまったのだと思う。同じ仕事をするのでも、言われて嫌々ながらやるのと、自発的にやるのでは仕事の出来栄えも違うし、自分の心の満足度も全くちがうものだなと実感した。
2008.06.24
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クチナシ:アカネ科 クチナシ属、原産:東アジア、日本では本州南部から四国、九州、沖縄の野山に自生。ジャスミンのような香りがする。花言葉は「幸福者」「清潔」「清浄」「優雅」ある方から頂いたフランク・マッカートの「教師」をやっと読み終えた。アイルランドからのアメリカ移民の子、フランクの教師としての自伝的小説である。フランクは移民の子としてアメリカで生まれたが子供時代はアイルランドで育った。アイルランドでは貧乏でみじめな生活を送っていたが、19歳の時アメリカに渡り、港湾労務者(沖中仕)などをしながら大学に通い、教員免許をとって30年間にわたってニューヨークの高校の教師を務めた。最初はいくつかの実業高校で、学業レベルの低い生徒に国語を教えていたが、縁故関係で、後に超有名進学高校の教師になった。入学倍率は何十倍、大学進学率はハーバード大学など超有名大学に大勢の生徒が合格するという進学校だった。物語は様々な生徒とのふれあいを飾らずありのままに述べたもので、やや盛り上がりに欠けるかなと思えた時もあったが、心動かされたエピソードもあった。最後の方で韓国系移民のケンについての話があった。アメリカは移民の国で、生徒の大半は様々な国からの移民の子である。ケンの父親は八百屋だったがケンとその妹にピアノを教えようと台所のテーブルに鍵盤を書いて教え込もうとし、間違えるとしゃもじのようなもので指を叩かれた。小学校、中学校時代も教育パパの言うままに勉強や習い事をして、高校はフランクのいる、有名進学校に入学してきた。大学進学について父親は韓国に帰っても誰もがすごいと言ってくれるハーバード大かMIT大に行くように求めた。今まではすべて父親に従ってきた息子だが、大学については父親から最も離れて遠いカリフォルニア州のスタンフォード大学に進学すると言い張った。父親はせっかく有名進学校に入ったのに、ハーバードに行かないなんて近所の人がなんと思う?所属教会からなんと言われるか分かっているのかと怒り狂った。韓国から出てきて英語力もままならない中で、昼も夜も果物や野菜を売り歩いて子供の教育に全てを捧げてきた父を悲しませたくなかったが、子供時代ならともかく高校生となったのにまだ自分の人生を支配してもらいたくないと思ったのだと思う。ハーバードに合格する力は十分持っていたが、父に反抗したのだと思う。野球のイチロー選手に対する父親のスパルタ教育は有名だが、父親と子の夢が同じだったから成功したが、子の気持ちを考えないで、強引に自分の思う方向に教育しようとする親は子にとって大きな負担になることを認識すべきだと思う。
2008.06.22
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木立ベコニア:ショウカイドウ科ベコニア属、原産は全世界の熱帯及び亜熱帯地方、花言葉は「片思い」「ていねい」「親切」甲府のホテルクラウンパレスで本日1時から行われた能力開発セミナーに参加してきた。私は1時までが勤務時間なので、それが終わってから駆けつけたので30分位遅刻したが、それほど人も集まっていないだろうと思っていたら、超満員で県外から来た人もいたみたいだ。男女ほぼ同数位で、年齢は若い人が多かったが、年配の人もいた。私が到着した時には米国ナポレオン・ヒル公認インストラクター 久家邦彦氏の講演が行われていた。私は途中からだったが、興味ある話で良く分かった。価値あるものが何かを見つけることが大切だ。価値あるもののためなら勇気と智恵が湧いてくる。何かをしようとしても自分にはとても無理だとの無意識の抑止力が働いているが、本当に大切なものだとの潜在意識を含めての確信があればそれをも振り払ってばく進することができる。人間は脳の3%しか使っていない。火事場の馬鹿力で脳をフル活動させたら、この世で不可能のことはない筈だ。鉄鋼王アンドリューカーネギーは、スコットランドからの移民の子で貧乏だったが世界一の金持ちを目標に努力して、成功し、15兆円の遺産を残した。成功してからは、人を育て、教育することに情熱を注ぎ、実験的に507名を選んで教育し、20年間追跡調査した。1908年の秋、25歳のナポレオン・ヒルと会い、507名についての調査研究プログラムをまとめてくれないかと打診した。金は一銭も出さないとの条件であったが、ヒルは29秒考えて受諾した。決断するのに1分以上かかる人は行動も遅い。カーネギーは29秒のヒルなら大丈夫と見込んで、20年間の追跡調査を任せた。決断、行動は素早い人が成功する。結果はエジソンなどの科学者やルーズベルト大統領、テッド・ターナーなどのテレビ司会者、自動車王フォードなど各界を代表する偉人が続続と誕生し、カーネギーの信念、教育の力のすごさをまざまざと見せつけた。その教育内容はナポレオン・ヒル成功法則として世界中に普及されている。インドにナポレオン・ヒルを広めたのはマハトマ・ガンジーとのことである。カーネギーはお墓に「自分より優れた人々を身の回りに集める法を心得し者ここに眠る」と書かせ、自分が生きた目的は自分以上の人材を世に出すことだったと遺言した。このあとスポーツ心理学者の豊田一成氏の講演とSSI創業者の田中孝顕氏の講演があった。豊田氏の講演内容は別のブログとして以下に書いたので此処では、省略する。田中氏の講演は自らの挫折とナポレオン・ヒルの成功法則に出会ってからの体験を飾らない言葉で話してくれた。最後に、理論より情熱、情熱とねばりが成功のエッセンスであるとの言葉でまとめてくれた。
2008.06.21
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ベルガモット(タイマツ花)シソ科常緑多年草、北米東部原産、芳香があり、葉や花はサラダやハーブティーに使用される。花言葉は「豊かな感受性」数ヶ月前まだ花の咲いてない鉢植を500メートル位離れた牛乳屋さんのおばさんが、家内が昨年「きれいですね」と言ったのを覚えていて、道を歩いていたら声をかけられ、くれたのだという。腰や肩の悪い家内は、自宅までの坂道をその鉢植の花を持って歩いてきたとのことで重くて辛かったと言っていた。その時はまだ花も咲いていなかったので、「そんなに苦しかったのなもらってこなければよかったのに!」と思ったが、こうして綺麗な花をみると、痛さや苦労以上のものだったのだなと思った。スポーツ心理学者豊田一成氏は、イチロー、小野伸二、中村俊輔選手らトップアスリートのメンタル指導をしてきた方で、スポーツで結果を出すには呼吸(腹式呼吸)、独り言(勝てますように、打てますようにではなく、必ず勝つ、必ず打つと自分に言い聞かせる)、イメージング(勝ってインタビューを受けている自分をイメージする)、そしてそれらを心身統一して「気」をみなぎらせることが大事だ、との話をしてくれた。高校や大学を卒業して、スポーツの世界に入ってきた選手が物になるか、ならないかは数分話しただけですぐ分かるとのことだった。二人の自分を持っている人はたとえ才能があってもあっという間に消えていくとのことだ。都合が悪くなればもう一人の自分に逃げ込むような人はだめで、ゆるぎない一人の自分をもち、逆境にあっても努力し続ける人が成功する。到達点が100だとすると仮想目標は130位に置いて訓練しないと勝負にならない。成績を目標にすると、それが達成できないと、落ち込んだり、燃え尽き症候群になったり、敗戦を人のせいなどにして進歩がない。熟達を目標にすると、レベルが上がれば満足できるし、負けたり、記録に届かなくても次に頑張ろうとの気力が湧く。目標は成績目標でなく、熟達目標でなければならない。スポーツだけでなく人生全般に当てはまることで、さすが一流選手を育ててきた人だなと思った。人生スポーツに熟達目標を掲げてがんばっていきたいと思う。
2008.06.21
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スパティーフィルム:サトイモ科 スパティーフィルム属、南アメリカ原産、常緑多年草、花言葉「包み込む愛」「清純な心」白い仏炎包の中に小さな花を咲かせるところからこのような花言葉が生れたものと思われる。ミズバショウ(水芭蕉)に似ている。今夜アピオで行われた肝炎治療研究会から今帰ってきたところである。C型肝炎はインターフェロンとリバブリンの併用療法でウイルス消失率が格段に向上した。それでも遺伝子タイプが1型か2型かで2型の方が効き易い、体重は多い方が効き易い、若い方が効き易い、ウイルス量が少ない方が効き易いなど従来から言われてきたこと以外に、山梨大学の榎本教授らが発見した方法による遺伝子の調査によって効く人か効かない人か分かるという。これは世界に先駆けた研究で、全世界から注目されているとのことである。効かない人にリスクのある無駄なインターフェロン治療を避けることが出来るし、効くタイプも分かるので、その人にはインターフェロン治療を積極的に勧めることもできる。山梨大第一内科に紹介すると、その遺伝子タイプを調べてくれるとのことである。インターフェロン治療をする場合はその検査をしてもらってから行うことができて山梨県在住者には大きな福音である。
2008.06.20
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キョウカノコ(京鹿の子)バラ科シモツケソウ属、宿根草、日本原産、紅紫色の花は京染めの鹿の子絞りを思わせるところよりこの名がつけられた。花言葉は「はかなさ」先日白衣の襟がねじれていて、午後鏡をみて気が付いた。午前中外来をしたり、病棟回診もしているし、健診室にも行ったのに誰も指摘してくれなくて、そのままの乱れた変な格好をして歩いていた訳でショックだった。前の勤めでも同じようなことがあった。家内にその話をしたら、「人の世はそんなものだよ。自分だって旦那だったら言うけど他人だったら言わないかも知れない。人が変な格好していようが、自分のことでなければ構わないものだよ」と言われた。そういえば昔若い医者が自分と同じように白衣の襟がひねくれたままで健診をしたり、廊下を歩いていたことがあった。すごく奇異な感じがしたが、誰か忠告してやるだろう、その内に自分で気づくだろうと思って進み出て積極的に注意しなかったことを思い出した。自分も含め、人の世ははかなくも冷たいものだなと思った。自分にとってはかなり大きなことでも、他人からすると関わりたくない感じで無視されてしまうことがあるのだ。仕事前に必ず服装等、鏡をみてからスタートすべきことを肝に銘じた事件であった。
2008.06.18
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スミダノハナビ(隅田の花火)ガクアジサイの一種、ユキノシタ科、落葉低木、原産日本、花言葉「元気な女性」夏隅田川に打ち上げられる花火を思わせる所からこの名前がある。毎日、英字新聞の数行を紹介してくれる石田健氏の「毎日1分!英字新聞」の6月17日号に政治問題をブログに書いたために逮捕された人数が2007年は最高だったとの英字新聞の記事が紹介されていた。最高というからにはものすごい数だと思ったら、64人とのことだ。ワシントン大学の報告によると、2007年の逮捕者数は前年の3倍で、逮捕者が多い国は中国、エジプト、イランとのことである。またブログの意味も解説で教えてくれている。blogは weblogの略で、 webはウエブサイトのこと、 log は航海日誌や運転日記など一定の期間に記録する日誌と言う意味で、weblogはウエブサイトつまりインターネットに一定期間記録されている特定の話題に関する日記形式の投稿記事ということになる。石田健氏のこのブログは英語の勉強にもなるし、ブログの意味を教えてくれたり大変役に立ちます。アクセスしてみて下さい。
2008.06.17
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日経メディカル5月号212ページに日大の芸術学部パフォーマンス学、心理学科の佐藤綾子教授が患者と良好な信頼関係を築くには医師にどのようなパフォーマンスが求められるかについて書いている。ある患者は先日もらった薬のことに関心があり、それを聞きたいのに、医師は手術しなければだめだと考え、手術の日程を決めたいので、両者の気持はすれ違ってお互い不信感をもって別れることになる。最初に薬のことを聞きたがっているなと察知したら、薬のことについて十分話し合い、その後に手術の話をしても遅くないと書いている。当然のことだが患者には自尊心があり、自分の訴えや症状を真剣に受け止めてくれないと、視線をそらしたり、医師をじろりとにらむこともある。アメリカの医師と日本の医師では、患者に対する尊敬の気持を表す態度が天と地ほど違うとも書いている。日本ではまだ患者に対し、見下げた態度で接する医師がいるということだと思う。患者の要求を読み取り、患者を尊敬して、礼儀正しく対応していかなくてはいけないなと思った。
2008.06.16
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ガクアジサイ:バラ目 ユキノシタ科 アジサイ属 落葉低木、原産 日本、花言葉「移り気」「元気な女性」「冷たい」秋葉原事件、岩手・宮城地震でお亡くなりになった方々のご冥福を祈り、被害にあわれた方々の早期救出、ご回復を心よりお祈り申し上げます。今わが国では飽食の時代と言われれており、食べ過ぎの結果としてのメタボリック症候群などが問題になっています。一方アフリカ、アジアなどを中心とする開発途上国では、食べるものがなく、飢餓でなくなっている人々が大勢います。わが国ではそれらの国にODAとして多額な援助をしています。何十億円というお金での援助が主体で、食料そのものの援助は余りありません。日本そのものが食料輸入国で輸出する食糧がないと考えているのかも知れませんが、米は余っていますし、減反指導で米の生産量は抑えられています。自動車など工業生産物の輸出のみかえりに食糧の輸入をしなければならない面はありますが、それによって食料自給率はどんどん下がり、現在は40%を割ってしまう状況であります。アメリカや中国など食料輸出国を配慮することは必要かも知れませんが、私は米をもっと増産し、飢餓の国にODAの代わりに配達すべきだと考えます。米を常食にしていない国々もあるかも知れませんが、米の調理は簡単で水を加えて熱を加えれば食べられます。しかも栄養価が高く、日本の美味しい米が食べられるとすれば彼らにとってこんな幸せなことはありません。JAICAによる鍋、釜の配給や、調理法の指導を行ってもよいと考えます。ODAによるお金の援助ではその金がどれだけ食料にまわるか分かりませんし、食料費にまわされたとしても、それは貿易ルートでかなり高い食料を買わなければなりません。十分な量の食料が買えないのが現状です。飢餓の国にはアメリカやソ連、南米、中国など食料輸出国が何と言ってもわが国としてはODAは現物給付でしてもらいたいと切に望みます。与党、野党と対立するのではなく、人間としての良心に基づいて政策を行って頂きたいと思います。
2008.06.15
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ラベンダー:シソ科 ラベンデュラ属、原産 地中海沿岸、花言葉「繊細」「優美」昨年6月30日には北海道富良野でラベンダー摘みをしたが、これは家の庭のものである。昨夜山梨大学の女子学生の話を聞く機会があった。出身は新潟県とのことだが、中学の時の先生についてである。いつもにこにこしていて、廊下ですれちがっても声をかけてくれた。受け持ちだった時もあるがそうでない時もあった。勉強のことやクラブ活動のことなどいつも心にかけてくれた。父親のように思っていたとのことである。そしてその先生を見ているうちに自分も先生になりたいと思った。そして今、山梨大の人間教育学部の障害者教育コースで学んでおり、卒業したら障害者の教育に携わっていきたいとのことである。秋葉原で無差別殺人事件を起こした青年にたいする両親や学校の先生、社会のかかわり方が問題になっている。親や社会も大事だが、学校時代、親身に自分のことを思って心にかけてくれた先生がいたならあんな事件を起こさなかったかも知れないと思った。教育の中心はやはり教師だと思う。今の時代、教師受難の時代と言われており、教師にとって厳しい環境にあるが、生徒一人一人に対し、将来のことを思い、勉強のことだけでなくて、何でもいいから全ての生徒を心にかけてもらいたいと思う。そのことは、将来、教師は忘れても、児童、生徒はずっと覚えているものである。
2008.06.14
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どちペインクリニックの土地邦彦先生が有床診療所での在宅医療と緩和ケアについて山梨県医師会報6月号に心洗われる文章を書いている。その中で、「死者にも人格があり、冷たい地下室のような霊安室に安置して、裏口からこっそり退院するのは人格を認めていないことだ。自分の診療所では亡くなったらお風呂にはいてもらい、家族に洗ってもらって、髪や顔を整え、衣服を着せるが左前でなく生前と同じように右前で合わせる。両手を手拭で縛ることはしないで自然に体に添えている。遺体の顔に布はかけず、入院と同じ玄関から職員みんなで見送るようにしている」とのことである。長いしきたりがあり、受け入れられない人もいると思うが、死者を忌み嫌う人もいる中で、生前同様温かく扱い、あの世に心から見送る姿勢はすごいことだなと思った。土地先生と同じような方法でなくても心から見送る姿勢は見習わなくてはならないと思った。
2008.06.13
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ギンバカゲロウ(コツラ):キク科 コツラ属、南アフリカ原産、花言葉「失われた希望」「はかない恋」花言葉にかける訳ではありませんが、車をぶっつけたりこすったりすると、夢も希望も失われた気持ちになります。がっくりしてしまいます。我が地区は、有価物を出すのに夜出すとその声で子供が目を覚ますとアパートに住んでいる人から苦情があり、朝のみで夜出してはいけないことになっています。それで、翌日の朝出す為に夜自分の車に新聞紙、ダンボール、ペットボトル、1升ビンなどを積んでおく為に、玄関の所まで車をバックしてきましたが、暗がりのため、左後ろの角をこすってしまいました。今日修理屋さんに行きました。範囲はそれほど広くないので、昨年も同じ位の範囲で1万5千円でしたので、今度も同じ位の金額で出来ますか?と聞いたら、それより高くなるとのことで1万8千円の見積もりでした。夜の内に車に積んでおけと言ったのは家内なので、家内も責任を感じている風なので、1万5千円でなく、1万8千円と報告したら、「物価がものすごく上がっているので、石油から作る塗料の値段も上がったのでしょう」と言われました。「しばらくこすらなかったのにな」と私が言いましたら「そうかしら」と家内が言っていました。今後こすったり、ぶっつけたりしないよう細心の注意で運転しようと思いました。
2008.06.11
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ブルーサルビア: シソ科 サルビア属、アメリカ、メキシコ 原産、花言葉「尊敬」「貞節」「家族愛」秋葉原でトラックとナイフを使っての無差別殺傷事件が起きた。25歳の犯人は「世の中が嫌になった、生活に疲れた」と供述しているという。携帯の書き込みに「彼女がいれば、仕事を止めることも、・・・携帯依存になることもなかった。希望のある奴には分かるまい」と書いている。彼女がいなくて希望がないから事件を起こすと考えたのかもしれない。色々な動機が混ざりあっていると思うが、彼女がいなかったことが一番深いところにあったのだと思う。彼女がいない男性など何百万人もいる、仕事で首を切られそうな人も何十万人もいる。辛いこと、苦しいこと、嫌なこと、面白くないことに直面してじっと我慢している人達が一杯いるのだ。今回のように、辛いこと、嫌なことに耐えられなくて、他人を殺傷する事件が増えている。今まではそのような時には自殺を選択することが多かったが、今はこのような凶悪犯罪を起こすケースが増えてきた。自殺もいけないが、他人は殺傷しない。いまさら犯人に何を言っても手遅れだが、予備軍、つまり同じような境遇になれば同じような事件を起こす可能性のある人達が存在する。この事件の模倣を心配する。まねするのではなく、他人を傷つけることがいかに残酷で許し難いことであるかを改めて認識して貰いたいと思う。日本社会に格差が広がり、希望がない人が増えたのでこのような事件が起きたと言う人がいる。それは格差が無い方がいいが、事件を社会のせいには出来ない。今こそ心を入れなおして、社会全体で青少年の教育に真剣に取り組んでいく必要がある。
2008.06.10
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ジャガイモの花 ナス科ナス属、原産 南米アンデス山脈、16世紀にスペイン人によりヨーロッパにもたらされた。花言葉「情け深い」もっと早くに写真撮影しましたが、あまりにありふれているので、後回しにしているうちに開花期を過ぎてしまいました。没にするか採用するか迷いましたが、花言葉が「情け深い」なので、没にしないで採用することにしました。特別養護老人ホームでの職員研修用の講演を頼まれて老人ホームを訪れた時に講演終了後館内を案内してくれました。10人が1単位で、6つの単位があり、60人が入所していましたが、各人には個室が与えられており、すごく快適な環境だと思いました。一生入所できるとのことで、200人以上の人が入所をまっているとのことですが、申し込み順で、誰かが死亡などで退所しない限り空がないので、入所できる人は宝くじにあたったみたいで大変ラッキーな人ということになります。有料老人ホームは最初何千万円か支払い、月月何十万円かを支払っていかなくてはなりませんが、特別養護老人ホームの場合は介護保険を使うので個人負担は家の収入にもよりますが、5~7万円位とのことで、信じられないくらいの安さです。最近は有料老人ホームも介護保険を併用して使うところが増えてきましたが、それでも頭金500万円、月月20万円位が相場のようで、ここはいかに安いかが分かります。ある申し込み者が何千万払うから入れてくれないかと言ってきても受付順なので、それを認めることはできないとのことでした。また介護度が一定の基準以上でないと入所資格がないとのことで、その基準に満たない人は一般の有料老人ホームを探していただくことになります。政府によって病院減らしが行われていますので、このような特養が益々必要になりますが、建設するには7億円以上かかり、介護や看護職員も足りなくて簡単に作れないとのことでした。利益率も政府によって今は5%位に減らされてしまい、銀行も簡単には融資してくれない時世とのことでした。96歳の女性入所者に会わせてくれました。昔は助産婦をしており、家家を廻って赤ちゃんを取り上げていましたが、次第に病院で生む人が増えてきて失業してしまったと言っていました。習字や絵画、折り紙などいつも手を動かしてなにか書いたり作ったりしており、人生は短いので忙しくて堪らないと言っていました。辞める介護職が多いと新聞で知りました。政府は医療費、介護費を減らすことばかり考えずに介護施設や職員の給料をもっと上げることができるように、予算をまわして頂きたいと願います。
2008.06.08
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ムシトリナデシコ ナデシコ科 越年草 ヨーロッパ中南部原産、花言葉「青春の愛」「未練」韮崎市穴山に昨年できた特別養護老人ホームの職員研修の講演を頼まれて行ってきた。題は、「老人ホームでの看取りについて」だが詳しい内容については字数の関係で省略するが、お世話させて頂いている入所者も最期を迎える時があるが、死ぬ時その人の生きてきた結果が現れる。いい死に方をしたいと思ったらいい生き方をしなければならない。我利我利亡者でなく人のために尽くす人生であって欲しい。今は人様の介護をする立場だが、いつ自分が介護される立場になるか分からない。自分がそうなった時にしてもらいたいことを想像しながら、真心の介護をして下さいと具体的な例を挙げながら話した。死生観については、肉体の死は同時に生命の死なのか、植物状態の人の生命状態はどうなのかという話をしてきた。人や動植物がこの世に生れてやがて死んでいくが、その時生命もなくなってしまうのかという問題には、生命は永遠であり、そこで途絶えてしまうものではないという話をしてきた。もし肉体の死と共に生命もなくなってしまうなら、この世から順次生命はなくなってしまう。無くなるのではなく、睡眠のように一時宇宙の中に溶け込んで休息してまた条件が整ったらその整った所に生れてくるのであると話した。人間や動植物が死んでも種や卵からまた生えたり、生れてくるからその時は命も死んでしまうのだよという考えがあるが、種や卵は生物ではない。ある条件が与えられて生き物としての生活えお送るが、そこから生命が湧いてくるわけではない。生命が宇宙の中に存在しているから、条件に触れて生命が動物や人間のような形のあるものとして現れるのであるという話をした。かなり難しくて高度の話だと思ったが、みなよく理解してくれて、最後の質問、感想の時間にも私の話の内容を無理なくよく理解した感想が聞かれ、ここに講演にきてよかったなと思った。
2008.06.08
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ハクチョウソウ(白蝶草)北アメリカ、メキシコ原産、アカバナ科の多年草、風に吹かれると白い蝶が舞うようにみえるのでこの名がある。花言葉は「行きずりの恋」今日の午後、仕事が終わってから歯科医院に行ってメインテナンスを受けてきた。maintenanceとは、道路や建物、車、機械などの、整備、管理に用いられるが、人間の体に用いてもおかしくはないと思う。年に一回人間ドックを受けるのは、体のメンテナンスと言ってもいいかも知れない。歯科メインテナンスでは、歯周病の予防のために歯の歯肉がかぶさっているところまで特殊のブラシを入れて磨いてくれた。多少は痛かったがそれできれいになると思えば我慢できた。1箇所膿が溜まっているところもあったとのことである。歯肉の状態が悪い所は歯磨きがいきわたっていないからだと言われ、磨き方の指導を受けた。右前歯の内側に虫歯があるとのことで、普通では見つからない所で、メインテナンスのおかげだと思った。その治療のために次回受診日を予約してきた。道路や建物と同様に、人間の体や歯も定期的にメインテナンスを受ける必要があると思われた。
2008.06.07
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6月2日に出雲中央クリニックで大腸鏡の見学研修を受けてきた。インターネットで調べて同クリニックの宮脇哲丸先生が大腸鏡が上手とのことで、見学を思い立ち、土曜日(5月31日)に「明日出雲に大腸鏡の見学に行ってくる」と家内に告げた。家内は「遠いんだよ出雲は、何もそんな遠い所でなくても東京にないの?見てきたからと上手になるものではないよ」と、かなり文句を言っていたが、お金を下ろしてきてくれて、「こんな老人に教えても先が知れてると思われても困るから、少しでも若く見えるように髪を染めてやる」と髪を染めてくれた。見学研修の約束の時間は11時だったが、島根大の病院長との面会が、病院長が外来中だったので、おみやげを渡してすぐお暇して中央クリニックに向かったので10時半頃中央クリニックに着いてしまった。大腸鏡は午後からとのことだったが、今外来をしているので、よかったらとのことで、外来に行ってみたら宮脇先生が、ベットに寝ている患者さん一人一人に順番にまず超音波で腹部を検査し、適切な診断をして、その後の検査や治療方針を立てていた。外来が終わったら休みなく続いて胃カメラで、それは全て鼻から入れる経鼻内視鏡で検査を行っていた。胃カメラ約10例位終わったら昼休みになるかと思ったらそのまま大腸鏡で休みはなかった。私は緊張してずっと立って見学していたので、耳がガーンと塞がったようになり、声も出なくなってしまった。それでもその内に昼休みになり、御飯を食べればこの症状も治ると思っていたが、一向に休む気配はなかった。患者さんはずっと待っているので自分達は休んでいる暇はないとの感じであった。大腸鏡も10例位あり、外来、胃カメラ、大腸鏡全て終了したのは5時を回っていた。私はお礼を言って失礼して、駅で食事を食べたが、先生とスタッフはまだかたずけなどの仕事があり、まだまだ昼食にありつけていないだろうなと思った。クリニックから駅に向かうタクシーの運転手さんが、このクリニックの先生は大腸鏡が上手で全く痛くない。でも医大で受けると痛くてたまらない。おまけに途中までしか入らなかったといわれることが多いとのことだった。私が見学中も痛がった人は一人もいなかった。長い技術の修練の上に築かれた技だと思うが、見事なものだと思った。何より患者さんのために全力をつくしていることが感じられた。そのためには痛い思いをさせてはならないと様々な工夫をしていた。一朝一夕に身につく技術ではないが、その基本操作と患者さんをとことん思う心を学ばせていただいた。
2008.06.03
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出雲中央クリニックの宮脇先生が大腸鏡が上手とのことで、見学させてもらおうと思い立ち、日曜日に出雲まで行って一泊して、昨日の月曜日に大腸鏡を見学させて頂き、その夜、夜行列車に乗って冨士で乗り換え、身延線の普通列車で今朝8時5分に甲府駅に帰ってきた。研修の様子は別に書くとしてまず旅行について書く。土曜日に相手方に連絡して月曜日の研修OKの返事をもらったので、そんなに急では飛行機の切符もとれないので全て電車にした。宿泊はインターネットで、出雲スーパーホテルに予約できた。一泊4980円だった。入浴はすぐ隣にらんぷ湯という本格温泉があり、入浴料600円が宿泊客は500円に割引してくれ、本格温泉なのにお湯も出たりシャワーもあってすごく快適で、しかも安いと思った。東北旅行の時やはり本格温泉に行ったがそこではお湯もないしシャワーもなく、本格温泉はそんなものかと思ったが、ちゃんとシャワーもある本格温泉があってよかった。朝食はバイキングでとても美味しくてそれも4980円の中に含まれているとのことだった。目的のクリニックの約束時間は11時だったので、それまでの間に出雲大社と島根大医学部に行ってきた。出雲大社は大国主神を祭る神社で、全国出雲神社の総本山、縁結びの大神様としても知られている。古代の神社建築を純粋に伝えており、厳かな空気を感じた。でも月曜日だったからか人影が殆どなく、こんな素晴らしい名所旧跡(国宝)をもっと多くの人にみて貰いたいと思った。島根県などめったに来ることはないと思ったので北里大学時代一緒に働いていたことある小林祥泰先生が出世して島根大医学部の病院長をしていることを知っていたので、大学病院を訪ねて山梨のおみやげ信玄餅を渡した。「何でまた島根に」と怪訝な顔をしていたので、大腸鏡の勉強に来たと答えた。それから本番の見学研修を受け、研修終了後、夜6時55分発サイライズ出雲という寝台車で帰ってきた。寝台車は個室でこんな豪華な空間が電車の中にあるのかと驚き、大変リッチな気分になったが、電車の振動と、朝5時9分には冨士で乗り換えなければならないことも気になって、1時間半~2時間位しか眠れず、どうせ眠れないからと、殆ど寝ないで本を読んでいた。流石に今日は眠かったが、そんなことには代えられない楽しい旅行と研修であった。山陰地方は落ち着いた田園風景が素晴らしく、心なごむが、過疎で、観光客もあまりいなくてもったいないとしみじみ思った。神話の故郷、出雲をもっと大勢の人で盛り上げてもらいたいと思った。
2008.06.03
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