全20件 (20件中 1-20件目)
1
若ノ鵬 が、本日記者会見を行い、法廷で「八百長を強要されたことがある」と証言するとのことだ。以前から相撲界での八百長のうわさはあったが、最近ではそれが問題化されているので、まさか最近でもそれが行われれているとは思わなかったがどうやら今でも行われているらしい。フアンは当然真剣勝負を見に来るわけだから八百長はそれを裏切ることになる。野球でも八百長が告発されたことがあった。チームで行うスポーツでも八百長はあるが、個人対個人のスポーツであるお相撲ではそれが行われ易い環境にあるのだと思う。相手が7勝7敗で、あと1勝で勝ち越しなどの場合、自分はすでに勝ち越している場合には心情的にわざと負けてやるなどの場合もあるようだが、実際には金銭で勝負が売買されていることが多いようだ。大麻事件といい、弟子の死亡事件といい、八百長問題といい、長い歴史と伝統のある、日本古来のスポーツの根底がゆらいでいる。土台を立て直さなければならない。今度武蔵川さんが相撲協会の新理事長に就任した。今場所では「たちあい」をきちんとすることに力を入れていたが、八百長問題は協会の存続に関わる根本問題である。八百長撲滅に全力で取り組んでもらいたいと思う。なお「たちあい」に関しては最初から両者が両手をついたところからスタートするべきだと思う。今のたちあいをみていると片手はさいしょからついていて、立つ瞬間にもう一方の手をさっと地面をかすめている人たちが多い。それで合わないのだと思う。最初から両手をついていれば、今よりずっと立ち合いが公平になり、きれいな「たちあい」になると思う。今場所も両手をついて仕切っている力士がいたが相手は片手しかついていないのでなかなか合わなかった。全員両手をつくように指導してもらいたい。武蔵川理事長にお願い申し上げる。汚い「たちあい」が八百長を生む温床にもなっている可能性がある。「たちあい」と八百長はぜひとも正してもらいたいと心から願う。
2008.09.29
コメント(0)
シュウメイギク:キンポウゲ科、中国原産、花言葉「忍耐」「薄れゆく愛」今日で医学部の学生の3日間の研修が終了した。今日は最終日で、午後から私が行った大腸鏡検査を見学してもらい、最後に当院で学生指導に関係した者7人と学生5人で意見交換を行った。学生側からは、「看護師の立場で医療チームの一員を経験できたのは恐らく今後一生できない貴重な体験で、大変有意義だった」「医師の指示がないと何もすることができないシステムになっているが、その指示が読めなかったりして意思の疎通が十分なされていない面があった。文章や言葉は分かり易いを基本にして、患者ー医師、医師ー他の医療スタッフ、他の医療スタッフー患者との関係をよりよくすることが、最も重要なことだと学んだ。分かり易い字を書くことや言葉使いをよくしなければと思った」「スタッフの皆様が将来いい医者になるようにと様々なアドバイスをして下さり、責任の重大さを痛感した」等様々な感想が述べられた。一方こちら側の看護師や理学療法士、事務職、医師(院長と私)からは、「初めての体験で生意気な生徒らがきて、つまらない研修になるのではないかと思っていたが、真面目な学生さん達で、自分達も勉強になり、大変有意義だった」「今一年生だが、やがて6年を修了し、研修2年を経て8年後に1人前の医師になった時にも今の初々しい気持ちを保っていてもらいたい。そのためには今回研修した時の気持ちをしっかり書きとめておいてもらいたい」「一般的に今の医師はサラリーマン化している。患者さんのために何があっても尽くすのが医師の使命だと思う。8年後にもそのように考えられる人間であって欲しい」など様々な期待が寄せられた。3日間という大変短い期間だったが、彼らにとっても私たちにとっても大変楽しい有意義な交流であった。彼らが患者さんや他のスタッフを心から思いやれる優秀な医師に育ってくれることを心奥から願う。
2008.09.26
コメント(0)
タマスダレ:ユリ目 彼岸花科、タマスダレ属、ペルー原産の球根草で、有毒成分を含む。花言葉「純白な愛」「汚れなき愛」「期待」今日から金曜日までの3日間医学部1年生5人が当病院で見学・研修することになった。朝8時に会議室に集まってもらい、オリエンテーションをした。男性3人女性2人だった。病棟で、食事の介助や、排泄、清拭の介助、リハビリテーションや、血液透析の見学なども予定している。大学に入学したばかりの学生で、今は教養科目などを勉強しているのだと思うが、将来医師になるにあたって実際の医療現場で、体験、学習することによって、自らの目標をはっきりさせ、医師、看護師、コメディカル等の連携を学んでもらうことが目的とのことだ。私は将来彼らが医師となった時のあるべき姿について話をした。注射や検査、手術、診断、投薬など知識や技術を磨いていくことは勿論重要だが、その前に、患者さんのためにとことん尽くす、その気持ちを養っていくことが最も重要だとの話をした。技術が先にあるのではなく、患者さんへの同苦が真っ先にあり、患者さんのお役に立つために薬学や、技術を深めていくのだの気持ちを忘れないでもらいたい。と話した。タマスダレの花言葉は「純白な愛」であり、「期待」である。正に彼らにぴったりの花だと思った。患者さんに対する心からの愛情が持てる人間に育ってもらいたいと思う。心から期待する。
2008.09.24
コメント(0)
最近ウィンドウズVISTA(NEC)を購入しましたら、インターネットを使用していて30~40分すると突然切断されてしまうことがしばしばおこりました。モデムの電源を抜いて再度差し入れても回復しませんでした。再起動することによって回復しました。この現象をネットで調べてみましたら、大勢の人がこの現象で悩まされており、それに対する回答も色々ありました。「ハードウエアが壊れかけているのではないか?」との回答もありました。私のは買ったばかりですが不良品なのだろうか?と思いました。「ウイルスバスターを入れているとその関係でそうなる」「プロバイダーに電話して解決策を教えてもらえ」「ウイルスに感染したのだと思う」「モデムやルーターがVISTAには対応していないのではないかモデムを変えた方がいい」「VISTAを止めてXPを入れなおしてみたら」等々さまざまな回答を読ませてもらいましたが、いずれもすぐ解決されることでなく、先行き不安な回答ばかりでした。世の中にはパソコンのできる人がいるので[パソコンとITの雑学ブログ アンクル・トム]さんhttp://plaza.rakuten.co.jp/uncletom2005/diary/ に質問してみました。すぐ回答を書いて下さり、その通りにしたら切断されなくなりました。世の中にはできる人はいるものだなと思いました。その方法を以下に書きます。パソコンが切断されて困っている人がいましたら参考にして下さい。スタートボタン→ネットワーク→ネットワークと共有センターを開き、その画面の中ほどにある「ワイヤレスネットワーク接続」の右の「状態の表示」をクリックします。そして、「ワイヤレスネットワーク接続の状態」というダイアロボックスが開いたら、左下のプロパティをクリックします。その中にインターネットプロトコールバージョン6の項目がありますので、その左にある、チェックを外し、OKをクリックします。これで途中で切断されなくなります。この方法で解決できましたので、まず殆どの方が解決できると思いますが、他の原因だと解決できないかも知れません。いずれにしてもこの方法をまず試してみて、それでだめだったら他の方法を考えて見て下さい。今思うに、この現象はウィルスによるものではなく、プロバイダーによるものでもなく、ウイルスバスターによるものでもなく、パソコンの設定によるものだったと思いました。私には分かりませんが、どこかにインターネットの持続時間の設定のボタンがあり、それが30分なり60分になっていれば、その時間になれば切断されるので、時間制限無しをクリックする必要があると思います。その時間制限のボタンをどうしたら目の前に出せるかが私には分からないので、もし上記の方法で解決できなかった人はアンクル・トムさんに直接お聞き下さい。
2008.09.23
コメント(6)
彼岸花:ユリ目、彼岸花科、原産:中国、花言葉「悲しい思い出」「思うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」今日は秋分の日である。地球が秋分点(地球の自転軸と太陽の方向が直角になる瞬間)を通過する日で、国立天文台が正確に測定して、その日を決めている。2011年までは9月23日とのことである。その後は22日になったり23日になったりする。この日はまたお彼岸の中日(その前後の3日を彼岸といい合計7日)とされており、先祖を敬う日とされ、お墓参りに行く人も多い。私もお墓参りに行き今帰ってきたところである。庭に彼岸花が咲いていたので、写真を撮って掲載した。彼岸花は雌雄株の区別がなく、種で増えることはできないので、中国から伝わった一株の球根から日本各地に株分けの形で広まったものと考えられている。お彼岸さんのころ、何もない所にいきなり、茎のみが飛び出してきて、その先端に真っ赤な花をつける。花が無くなった後線形の細い葉をロゼット状に出すが、その後は枯れてしまい、地上には何も無くなる。全草有毒で動物が食べても、人間が食べても死ぬことがある。家内は種で繁殖すると言い張る。それは自分は一度も彼岸花の球根を植えたことがないのに、庭の2か所に生えてくるのは、種が舞ってきたからだというのだ。我が家だけではない。わざわざ彼岸花の球根を買ってきて植えた人はいないのではないかと思う。植えない花が彼岸の時に限って花を開くのである。球根が離れた土地に人手でを介さずに生えるのはモグラ等の動物が運ぶことも考えられるが有毒植物である。動物なども近づかないとされている。それなら先祖の霊が、彼岸の時だけ地上に顔を出して現世で生きてる人達に挨拶してくれるのかもしれない。生命は永遠なのでその可能性は大きいと考えるが、科学的証明は難しい。お彼岸になると、いつも真っ赤な彼岸花が目に入るが、それは亡くなった方の霊ではないかとと私は思っている。
2008.09.23
コメント(2)
今あちこちの市立や町立病院が医者不足で、潰れたり、身売りされようとしている。正に医療崩壊の状況だが、新研修医制度になる前は病院がどんどん潰れるような医師不足はなかった。新研修医制度というのは、研修期間2年は同じだがその期間は処方箋や検査のオーダーが出せなくて、実診療資格が無いのである。毎年7千人位が医師国家試験に合格して、医師が増えてきたが、ここ数年は一人も新規参入がなく、高齢で診療を止める医師や、偏在が加わって2年間で1万4千人減るだけでなく、それよりさらに大きなマイナスになり、大変な医師不足を来しているのである。医学部定員増などの政策が打ち出されているが、それは8年後に実診療医師が増えるかもしれないが、今の医師不足にはなんの足しにもならず、少ない指導教官で増えた学生を指導しなくてはならずダブルパンチを与えるだけである。それに気がついた舛添厚生労働大臣が研修医制度の再改革を打ち出したのは、遅きに失したとは言え、正しい判断である。少し光がさしてきたように感じた。昔、私たちも2年間研修医生活を送ったが、大学の医局に残った場合はわずかな研修医手当をもらいながら、先輩医師に言われるままに、早朝の採血や、入院患者を夜遅くまで看病するなど、病院で朝から晩まで働き通しで、さらに生活のために他病院の当直等のアルバイトをしていた。今の研修医はどうか、研修と称して、責任がない立場で、生活できるだけの給料をもらい、したがって当直は禁止され、辛い修行とはおさらばで、まだ学生の気分で、五時になったら時間になりましたのでと帰る研修医が多い。甘やかされて優秀な医師が育つであろうか。新研修医に国から払っている給料は莫大なものである。深刻な医師不足の中で、彼らは自分達には関係ないことだと、ぬくぬくと生活している。これで優秀な医師が育つなら、医師不足も我慢しよう。国家の莫大な支出も我慢しよう。しかしこのような甘やかし制度で決して骨のある優秀な医師は育たないと思う。舛添厚生労働大臣に心からお願い申し上げる。大ナタをふるって、どこから見ても不合理でマイナス成果しか期待できない研修医制度を再改革して頂きたい。
2008.09.21
コメント(2)
挑戦していることが中々上手にならない、仕事が思うようにいかない、失敗した買い物をしてしまった、対人の付き合いで失敗した、今度こそ病気がよくなると思って手当してもらったのに反って悪くなってしまった、など落ち込む材料は一杯ある。私も昨日はあらゆる努力をして上手になろうと修練していることが出来なくて、不器用で才能のない自分が情けなく、完全に落ち込んでしまった。世の中が真っ暗になってしまった。帰宅した時、「元気がないじゃない、どうしたの」と聞かれたのでその事情を話したら、ほんの少し、気分は楽になったが、そんなことで気が晴れるほど生易しいものではなかった。今朝6時40分からの英会話番組のあと、7時から何気なくチャンネルを回していたら、ゴルフ教室をしていて、バンカー(砂場)ショットの説明をしていた。下手な私はボールがバンカーに入ったら地獄で、その砂場から出るのに何回も叩いてしまい、スコアが悪くなり、落ち込んでしまう。今日の講義では打ち方のコツを覚えてしまえば、バンカーはそれほど難しくなく、バンカーに入ったら反ってしめたと思うのがよいと教えてくれた。そして失敗したら、どうして失敗したかを考え次に生かしなさい。失敗をくよくよしてはならない。次のショット次のショットをいかに上手に打つか考えて進みなさいと述べていた。それを聞いて昨日のもやもやが晴れた。落ち込みすぎて仕事に行くのもいやな気分だったが、一転心は晴れ晴れして、誰にも明るく挨拶出来て、仕事もノリノリで楽しい一日を過ごすことが出来た。考えを切換えることによって落ち込みが天国になることを実感した。家内からは「そんなことで落ち込むな、もっとドライに考えろ」とよく言われるが、人間は感情の動物で、そんなに簡単に感情をコントロール出来るものではない。今度落ち込んだらこのバンカーショット講座のことを思い出して天国の生活を取り戻そうと思う。
2008.09.20
コメント(0)
月下美人:サボテン科クジャクサボテン属、原産、メキシコ、花言葉「はかない美」「艶やかな美人」昨夜(正確には今朝)0時40分頃、家内から月下美人が咲いてる筈だと言われて、もうパジャマに着かえていたが起きだして階下まで見に降りた。1~2か月前にも夜中に月下美人が咲いていると言われたが、こんな夜中にわざわざ見る必要がない、明日見ればいいと思って朝見たら萎れていた。だから今回は面倒がらずに見に起きたが流石に見事な花だった。匂いも強烈だった。葉から花が垂れさがって咲いていたが、葉の格好をしているがこれが茎とのことだ。今度も朝になったらあの美しかった花はしぼんでいた。夜中の2時間位しか咲かないらしい。夜中に誰にも見られないところでそっと咲く。何の目的があるのだろうか?こうもりに蜜を与えて花粉を媒介してもらうこともあるようだが、人間その他の動物に見てもらわなくて幸せなのだろうか?花言葉は花の寿命が短いことより、「はかない美」などがあるが、正に美人薄命を地でいくような花だと思った。年に2回咲き、今夜も昨晩に続いて二つの大きな花が咲いている。夜咲く花なので注意してみないと気づかれない花である。
2008.09.19
コメント(1)
昨日は13人胃カメラ検査をしてきた。そのうち3人は鼻から入れるのを希望した。人によって鼻腔から咽喉部に通じる穴が狭い人がおり、その場合には無理しないで、鼻からを諦めて口から入れることにしているので、必ずそのことを前もって話している。昨日の3人中2人は問題なかったが、一人は、すぐそこに咽喉部が見えているのだが、押すと抵抗があり、痛みを訴えたので、鼻から引き抜いて喉に麻酔液を噴霧して、すぐ口から入れ直して検査を終えた。「鼻からは楽だ、苦しくない」と聞いてきて鼻からを希望する人が大体1割位いるが、全部が全部楽に入る訳ではない。今使っている経鼻内視鏡は直径が5.5mm位だが、もっと細いのがあり、それなら通るかもしれないが、それはその施設にはないので、諦めて口から入れている。右の鼻腔でだめなら左で入れてみるのも一つの方法だが、また新たに左の鼻を麻酔しなくてはならず、反対の鼻も狭かったら二度も苦しみを与えることになるので、最近では、片方の鼻でダメなら、すぐ口に切り替えている。口に切り替えても意外と楽だったと言ってくれるので、その流れで行っているが、検査するほうの立場からは、口からの方が検査し易いので、鼻からあまり希望してくれなければいいと思っている。
2008.09.18
コメント(0)
医局の先生が亜細亜大学教授の東中野修道先生が書いた「南京虐殺の徹底検証」という本を読むようにと貸してくれました。南京事件については肯定派と否定派が激しい論争を繰り広げていますが、東中野先生は全ての先入観を排除して、事件当時南京にいた外国人の記録から分析を始め、あらゆる記録や生き証人に会って、その真実を明かそうとしています。虐殺事件が起きたのは、昭和12年(1937年)12月13日に南京が陥落してからとされていますが、日本軍が進軍してきた時には住民は城内の安全地帯に入っていて、その中に紛れていて反抗的な兵士の数人は殺されたかも知れませんが、住民を巻き込んだ大虐殺の記録はどんなに調べてもどこにもなかったと述べています。虐殺前の南京の人口は20万人と記録されていますが、虐殺1か月後の人口は25万人と記録されています。何10万人も殺されて人口が増えるでしょうか?日本軍による虐殺の風評が広まっており、特にアメリカでそれを訴える者もあり、虐殺があったとされる日から3か月後、東京のアメリカ大使館付武官 コービルが南京の調査にきて昭和13年4月に、日本軍による虐殺などの戦時国際法に違反した事実はなかったと結論づけています。それにも関らずエドガー・スノーが書いた「アジアの戦争」(1941-昭和16年)では4万人虐殺が確かな根拠もなく風評に基づいて書かれていました。それが敗戦後の東京裁判でも引用され、「虐殺はあった」と判決されてしまいました。今は日本の教科書にも虐殺はあったと書かれており、殆どの人がそう信じているのではないでしょうか?中国ではその記念館まで作って自国民や日本人さらに世界中の人に印象付けようとしています。日本人の中にも虐殺はあったと強く主張している人達もいます。東中野先生はこの本を書いて「日本に着せられた汚名が晴らせた」と言っていますが、それに反論している人達もいます。中国はしきりに「歴史認識」といいますが、それは確かな証拠がないことでも、中国に都合のよい風評は教科書に載せろとのゴリ押しであって、歴史を虚心坦懐に、あらゆる方向から調査研究して真実を明らかにしていくことを意味していません。我が国はただ謝るだけでなく、真実はどうだったのかと両国、さらに当時南京にいた外国人と共に真実を明らかにするべく共同研究をしていくことを強く提案するべきだと思います。本書は資料が膨大で、読むのに中々骨が折れますが、先生の情熱と8年間の辛苦が詰まっています。長いものには巻かれろではなく、真実を知りたい方にはお勧めの本だと思います。
2008.09.15
コメント(2)
今朝の新聞によると汚染米が19都府県に広がったと書いてあった。焼酎や菓子、給食用に既に消費されたものもあるし、消費されていないものは自主回収されている。実際の健康被害はないものの、職業倫理に反する大変な悪行で、三笠フーズ、浅井、太田産業は厳しく指弾されなければならないことは当然だが、このような状況を生んだ農水省の政策も糾弾されるべきだと考える。工業製品を輸出する代わりに、中国などからコメを輸入しなければならない。しかし国内産のコメの市場価格を下げる訳にはいかないので長く倉庫に眠らせておかなければならない。その間にカビたりして、カビ毒アフラトキシンで汚染されたりする。その汚染米やもともと付着していた農薬メタミドホスが基準値以上のもの等は食用でなく、工業用として業者に販売するシステムをとっていたことに対してである。外見は普通の米と全く変わらない。カビ米もカビたところを除けば全く違わない。メタミドホスの基準値を最近厳しくしたことで、事故米の貯蔵量は増える一方で、それを買ってくれる業者はありがたい存在だった。「もったいない」という気持ちも働き、利益にもなるということで不正が行われる素地を作ってしまったといえるだろう。中国から輸入する際にはメタミドホスの基準値以下か否かをきちんと検査してから輸入する必要がある。基準値以上のものは返却できる約束もしておくべきだと思う。いらないものを輸入して、使用しないでカビらせて、もったいないからその部分だけ除いて食用と偽って販売する。とんでもない悪行政である。これは政治の問題で、三笠フーズだけの問題で終わらせてはならない。世界では食べられないで餓死している人たちがいっぱいいる。いらないコメを輸入する分のお金は日本が払って日本に向う代わりに貧困国に直接配達してもらうシステムを作るべきである。倉庫代や今度のようなリスクを考えればすっと安上がりだと思う。それ以上に重要なことは、大切な食糧を無駄にしないで、必要な人たちのところに配達するということである。今総裁選が行われており、それに続く総選挙で、新しい政権が誕生するが、コメの問題は人類の生死にかかわる重要な問題である。新政権はこれを政策として掲げ、ぜひ実行してもらいたい。
2008.09.14
コメント(2)
今Y大学第一内科同窓会から帰ってきたところである。最初の会長挨拶で、「医療崩壊をもたらした新研修医制度を見直す動きがやっと始まったが、それが成立した時、殆どの医療関係者はお上のすることだからと黙って見過ごしてしまった。その結果このような惨状をもたらしてしまい、その責任は我々にもある。その研修医制度でいい医者が育つなら黙って目をつむって我慢するが、この医者不足の中で、先輩達はきゅうきゅうとしているのに、研修医達は実際の診療もしないで給料をもらってぬくぬくと生活している。それでいい医者が育つ訳がない。きちんと物事を見極め、堂々と意見の言える医局であり、同窓会でなければならない」と述べた。その後の懇親会で、ある市立病院の院長をしている同窓生は「常勤医が二人になってしまい、院長自ら月7回以上当直している」と涙ながらにせつせつと訴えた。このような例は全国至る所に数えきれないと思う。研修医期間を1年に短縮して、その後は実際の診療資格を与えるなど、抜本的に見直すべきだと思う。この制度により、診療資格を持つ医師が年々4~5千人減ってしまったのだから、医師不足になるのは当然の成り行きだった。医師不足で苦しんでいる人たちの本音を聞かされて涙ぐむこともあったが、みな飾らない言葉で思いのたけそれぞれの思いをしゃべって同窓会は楽しかった。15年間勤めた会長職は今回新しい会長が選任されて、放免されたが顧問職として、今後も同窓会発展のために尽くしていきたいと思う。
2008.09.13
コメント(0)
昨日地域の公民館に健康についての講演に行ってきた。大勢集まっているかと思いきや6~7人しか集まっていなかったが、家族的雰囲気の中でお話してきた。大方は7~80歳台の方々だったので認知症の予防について話をしてきた。山梨県は健康寿命が長く女性は日本一、男性は3位とのことで、その要因を山梨大学の山縣教授達が分析した成績があり、それをもとにお話した。山梨には無尽と言って月に一回位友人同士が集まって飲み食いする講のようなしきたりがあり、友人と定期的に交わるのは認知症予防に効果的と分析していた。人と積極的に、楽しみながら交わっていくことは効果的で、今日このような勉強会に積極的に出てきた人は認知症になりずらいと補足的に説明した。また山梨には煮込みうどんに似た「ほうとう」という伝統食があるが、これも健康寿命延長に大きな役割をになってきたとのことだった。山縣先生の報告にはなかったが、私は、「山梨は果物が豊富で、果物を多く食べることも健康寿命延長に有効に働いているのではないかと考えている」とお話した。その他いくつかエピソード等を交えてその予防法についてお話ししたが紙面の関係でその途中は省略して、最後に浜松医療センターの金子満雄先生の「ボケは防げる治せる」を紹介した。物忘れと思っていたらだんだんそれが進行して大ボケになってしまう。時々自分をテストすることが必要だ。一分間に花の名前をいくついえるか検査しなさいとのことで、10以上言える人はOKだが、4つや5つの人は危ないので、努力して10以上言えるようになりなさい。とのことなので、皆さんにそれをお勧めした。
2008.09.12
コメント(0)
施設に入っている認知症の89歳の女性が下血して食事を食べなくなり、ぐったりしてしまったとのことで病院外来に来た。この状態では入院しかないと思って部屋を何とか工面してもらって入院させた。検査の結果は著明な貧血(正常の半分)と中等度の腎機能障害があった。点滴をしたら元気になってきたが、元気になったら、診察しようとするとかたくなに拒否する状況で、下血の原因を調べるにも大腸鏡や注腸バリウム検査ができる状況では全くなかった。また夜中騒いでいて手がつけられない状況だったとのことである。子供さんがいないので弟さんが連絡係をしてくれているが、貧血がひどいので輸血をしましょうか?と聞いても弟さんも困ってしまうのではないかと思い、聞くまでもなく輸血は見合わせた。入院前腎機能が段々悪化してきたことに対し、施設で、いざとなったら血液透析(人工腎臓)をしますか?と聞いたところそれはしないで下さいとの返事を貰っているとのことだった。親子の関係と兄弟の関係では、多少の気持の違いはあるかもしれないが、89歳の認知症の方に透析や輸血をするかといえばノーだと思う。人の命は尊く、どのような場合にも差別をしてはならない。誰に対しても現在の最先端医療を施すべきである。ということは分かる。しかし輸血すべき血液には献血してくれた多くの人の真心が込められており、透析には莫大な金が国から補助されている。それらは健康で意義ある人生を取り戻して頂くために用いらるべきであるとの見方もある。認知症の場合は当てはまるであろうか?食事が食べられるようになり、下血も一時的に止まっていたので、入院4日目の昨日退院した。ぐったりしている時はよかったが元気を取り戻してからは騒いだり、暴れたりするので、当院では大変だったが、施設に「食事が食べられるようになった」と連絡したところ、すぐに迎えに来てくれて、すごいと思い頭が下がった。施設の目的や規模、環境にもよるが、認知症といえばどこでも敬遠しがちだが、今回快く引き受けてくれたT施設の職員を尊敬し、心より感謝する。
2008.09.10
コメント(0)
一時マザーテレサと一緒に仕事したことのある若き医者フェルナンデスとその奥さんのマザーに対する見方は、「マザー自身の皮膚の病気を治療してやっても治療費を払おうとしなかった」「レントゲン機械をアメリカなどから寄付してもらったのに1年以上も使わないで錆びらしてしまった」「寄付してもらうならビタミン剤や栄養剤等が必要なのに、やせ薬や血圧や高脂血症の薬が山ほど寄付されていて、それを糺しても聞き入れず医学的なことに関心がなかった」「頑固でかたくなで、自分の考えのみで動いており、人の迷惑も顧みなっかった」等々批判的で、近代医学を学んだ自分の意見を聞き入れないならとマザーの許を去っていった。その話を医局でしたら、「次元が違う、マザーは医者ではないのだから、レントゲンや薬のことは分からなくてもいいのだ。その若い医者はまったくの駆け出しで、マザーの本質が分かっていなかったのだと思う。釈迦に小人物が説法するようなもので、人物の規模が違うよ。マザーの許を去って当然だ」男女二人の医者がそのように言っていた。「やっぱり人間には二面性があり、人を救っているふりをして頑固に自分のわがままを貫いているだけなのだね」に近い言葉が出るかと思ったら以外だった。一人はマザーの信奉者だったから当然かもしれないが、もう一人は無神論者で、結構批判的な発言をする人だったので内心驚き、嬉しかった。実はこのくだりを読み、私も多少マザーに対して批判的になっていたので、医局の先生が若きフェルナンデスを笑い飛ばしてくれたので、マザーに対する信頼が戻ってきた。
2008.09.07
コメント(0)
コスモス:キク科 コスモス属、原産地 メキシコ、花言葉「少女の純真」「真心」「調和」医師会生涯教育講座を聴いてきた。講座は昨日の午後から行われており、「スポーツによる足の障害」「腹部救急の画像診断」「皮膚疾患の知識」「女性の健康支援」「精神症状の診方と対応」の5つの講座があったが、私は「皮膚疾患」と「女性の健康」の二つの講演を聴いてきた。女性の健康講座(講師 東京女子医大産婦人科 太田博明先生)では閉経後女性ホルモン(エストロゲン)が減ってきて、それにより、動脈硬化や骨粗しょう症になるのでそれへの対応が重要との話が中心だった。男と女は細胞の一つ一つがY染色体を持っているかいないかで異なっており、男と女は根本的に違うので、その認識で個別医療を行う必要がある。男性も女性も女性ホルモンを分泌しているが、閉経前は女性の方が男性より圧倒的に女性ホルモンが多いが、それが過ぎるとだんだん減ってきて、男性より少なくなるとのことだった。なるほどそう言われてみると、年と共にかみさんの方が強くなり、旦那の方がおとなしくなってしまうのは相対的にホルモン量が逆転してしまうからなのだなと合点した。ホルモン補充療法はそのようにホルモンが少なくなった女性に女性ホルモンを投与して、女性らしさを保ち、骨粗鬆症、高コレステロール、高中性脂肪血症を予防する治療法だが、乳がんの危険度が高まるなどの風評もあり、あまり普及していない。しかし正しく用いることによってその危険はなく、かえってその頻度を減らすというデータも示してくれた。ただ長生きするだけでなく、女性らしさを保ちながらの充実した老後であるよう、援助していくことが必要との話もあった。年取ればホルモンが少なくなり、枯れるように次第に衰えていくのは自然の流れと思っていたが、今回の講演を聴き、ホルモン療法についても勉強していかなくてはと思った。
2008.09.07
コメント(0)
高砂ユリ:ユリ科 鉄砲ユリ亜属、原産:台湾、花言葉「純潔」「威厳」「無垢」庭に1m70センチ位にひときわ高く抜き出て高砂ユリが咲いていたので携帯で撮影した。いまこのユリのようにひときわ抜き出ようと自民党の総裁になるべく多くの人が名乗りを上げている。麻生、与謝野、石原、小池、石破、山本、棚橋氏らが名乗りを上げているが、その外にも出てくるかもしれない。国会議員になる時、みな総理大臣を目指しているという。しかし実際には政権政党の派閥の長でなければ総理、総裁にはなれなかった。しかしここにきて、最後のチャンス(次の選挙では自民党員は総理大臣になれない可能性が高い)とばかりに多くの人が立候補しようとしている。いいことだと思う。最初は経済論争が中心になるかと思ったが、石破氏の出馬で、国家防衛、安全保障体制についても論争されることになった。福祉や医療、国民の健康を論争点に掲げて立候補してくれる人がいるといいなと思っている。派閥のしがらみなしでこんなに自由に立候補できるのは今までではじめてだと思う。経済、防衛、福祉、健康、年金、教育等について大いに論争してもらいたいと思う。ここまで自民党総裁選が盛り上がったのなら、国会での総理大臣を決める首班指名選挙も大いに盛り上げてもらいたいと思う。そこでは各党首に投票する習わしになっているが、ここでもみんな総理大臣を目指して国会議員になってきたのなら、党首でなくても立候補して、論戦が張れるシステムにしてもらいたいと思う。今の状況では自民党最後の総裁(野党になったら党首を総裁などと呼ばないようになると思う)に選ばれるのは誰だか全く予測できないが、阿倍、福田氏のように、あまりに根性がなく、軟(やわ)な人にはなってもらいたくないと思う。
2008.09.06
コメント(0)
このところ家内のパソコンが壊れて以来、パソコンにかかりきりで、インストール用のCDや説明書などが、机の上や畳の上に所狭しと散らかっている。パソコンが思うようになってくれることが先決問題で、それに要したCDや本は完成してから、片付ければいいと思って、あちこちに投げ捨てたままになっていた。当然パソコンの中もめちゃくちゃだ、なんの整理もなくデスクトップにはアイコンがめちゃくちゃに置いてある。私の頭の中もめちゃくちゃで整理されていない。まず部屋のかたずけから始めようと思い、今日こそはと思っていたが、手紙を書かねばならず、また後回しになるかも知れない。部屋が散らかっていても、頭が整理されていればいいが、実際は部屋が散らかっていると頭の中も散らかっているものである。頭を爽やかで、切れ味鋭い状況にしておくにはまず部屋を片付ける必要があると思っている。明日こそ片付けようと思う。そう言ってから何日も経ってしまった。もっと意志を強く持たねば。
2008.09.04
コメント(0)
患者さんを紹介した病院から返信書と一緒にCDが同封されてきた。早速パソコンに入れてみたが開けなかった。富士通の蔵衛門というソフトが入っているパソコンでは開けたが今度買ってきたNECのVISTAでは開けないので、連日連夜遅くまで色々のソフトをインストールして努力してみたが駄目だった。そのころ姫路市の親戚の方が肺のCTを撮ってもらって呼吸器専門医にそのCTが録画されたCD持参で紹介されたが、相手先の病院でそのCDが開けず2人がかりで1時間半もからかってくれたが開けず諦めたとのことで、私にそのCDを送ってきた。その二つとも東芝DICOM DIRで録画してあり、普通のパソコンでは開けない。ソフトが必要だと思い手当たり次第にソフトを入れてみたが駄目だったので、今日パソコンを勤めに持って行ってパソコンに詳しい事務のNさんにお願いしてみた。彼も簡単には開くことはできなかったが、1~2時間後に、遂に開けるソフトを見つけてくれた。それはApollo ViewLite というソフトでそれにCDの画像のアイコンを入れてみたら心臓カテーテルをしている様子が表れ、心臓の血管の中を流れる造影剤の様子が手に取るように分かった。できる人はできるものだと思った。上に掲げた写真はApollo のソフトで開いた画像である。それにしても私に返書と共にCDを下さった先生といいい、姫路市の先生といい、少し無責任だと思った。どのパソコンでも開けるとでも思ったのだろうか。もしかしたら東芝のパソコンにはDICOMが開けるソフトが入っているのかも知れないが、一般的には開けない。開けない時はAppolloのソフトをインストールして下さいと一言書いて下さればこんなにも苦労しなかったのにと思った。開けることが分かってみると、CDは便利なものだなと思った。これからは大きなレントゲン写真を何枚も持ち運ばないで、一枚のCDを持って各病院に紹介される時代になるのだろうなと思った。
2008.09.03
コメント(2)
昨年参議院で否決され、衆議院での再可決で、やっと一年延長した、インド洋での石油補給支援特別措置法を今度の臨時国会で再度延長しなければならない。これには昨年同様民主党の協力は得られないばかりか、今度は与党内でも意見が統一していない。どうしたらいいのか大変お悩みなされていたことと思う。さらに景気対策のための補正予算を組むように与党の一部から要求され、国民のためにはいいかもしれないが、その財源はどうするのか?悩んでいたことと思う。それ以外にも難題は山積みで臨時国会を乗り越えるのは容易なことではなかった。阿倍さんも福田さんも真面目な方だと思う。我々一般庶民と同じだなと思った。我々も大きな困難が目の前に立ちふさがってくると、精力を使い尽くして挑戦の気持ちもなえ、「もうだめだ」と落ち込み、誰か代わって下さいとお願いすることになる。庶民とは全く違った感覚の持ち主で、「当面の難題などどうなってもいい、俺はとにかく最高権力者なのだ」と高圧的な人なら辞任しないで何とか誤魔化して切り抜けられたと思う。小泉さんはそのタイプだと思う。どちらが国民のために真剣に悩んでいたかは自明のことである。しかし真剣に悩んでいればいいというものではない。悩んで解決策を見いだすのではなく、辞めるのではあまりに想像力が貧しいと言われても仕方ない。私達が我が身を振り返って、自分もそれほど強くないことは分かっていても総理大臣にはもっと強くあって欲しいと殆どの人は願っていた。もう辞められてしまったので、今さらあれこれ言っても仕方ないが、立候補する時に堅い信念を持っておられたのかなと思う。二人とも二世議員で甘やかされて育ち、雑草の逞しさが欠けていたように思う。人間どんな立場にあっても人生は挑戦である。難題であればあるほど、困難であればあるほど闘争心を燃やして挑戦していくのが人生と思っているので、阿倍さん、福田さんも日頃から困難に直面した時に落ち込んでばかりいないで、挑戦し、闘っていく心を鍛えておいて頂きたかったと思った。自分が福田さんと同じ状況に置かれたらどうしただろうか?と考えてみた。難題に押しつぶされそうにはなるが、這ってでも、皆に蹴飛ばされてでも大事なものは手放さなかったのではないかと思った。しかし現実に自分がその困難に直面したらどう行動したかは分からない。言うは易しで行いは難しである。とにかく一庶民と内閣総理大臣は違う。何があっても歯をくいしばって闘ってもらいたかった。 でもこの1年間大変だったと思う。心からお疲れ様でしたと言いたい。
2008.09.02
コメント(0)
全20件 (20件中 1-20件目)
1