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柔道でやっと一つの金メダルが取れた。銀メダルは取れたが金でなかったので泣きそうな選手もいた。柔道の先輩や監督が選手に絶対金を獲れと言っているのをテレビで見た。金メダルを取るまで絶対笑わないことに決めたと言っていた柔道選手もいた。人間の心や体の関係を知らない無知な監督やコーチの下についたら不幸である。金メダルは取ろうと思って取れるものではない。全力を尽くしてその力を最大限に発揮した人が金が取れるのである。柔道の各選手、体操の内村選手、競泳の北島選手などは、まわりから金が取れると言われたり自分もそう思い、取らなくてはと思った。結果は見てのとうりである。彼らの表情は暗かった。それにひきかえ競泳陣で銅メダルをとった人達の表情は底抜けに明るい。金メダルを取ろうとすると体がコチコチになってしまうのである。結果として銅メダルも取れないことになってしまう。ベストを尽くすことだけに集中してもらいたいと思う。無知な監督が金メダル、金メダルと言っても無視すべし。「プレッシャーをかけないでくださいよ?」と言い返してやれ。人から言われて取れるものではなく、自分が絶対取るぞと思っても体が動いてくれなければ取れない。銅メダルをとったあの人達の余裕の気持ちがあれば金も取れるかもしれない。金を取らなければという悲壮感では硬くなってしまっていい結果は出ない。銅メダルでもいい位の気持ちの方がベストが尽くせるのだ。金メダルは取ろうと思うな!今まで練習で積み重ねてきたベストを尽くせ!金メダルでなくてもいいのだ。メダルが取れなくたっていい。笑顔でベストを尽くして貰いたい。
2012.07.31
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ダニエル. スティールのBetrayal(背信) を読んだ。ダニエル. スティールは全世界で6億冊以上読まれているというアメリカの流行作家で「幸福な誕生日」「家族の絆」「大きな少女」などベストセラーを多数出している作家である。本書はタリエというハリウッドの女流映画監督とその秘書ブリジット、タリエが同棲していたプロデユーサー:ハントとの関係が中心に描かれている。タリエはその二人を信頼しきっていい映画を次から次に制作していた。ところが会計監査で毎月何百万円もの使い込みが発覚してそれは最も信頼していたブリジットが自分の家や宝石や服などに使うために横領していたことがわかった。しかもブリジットとハントはタリエに隠れて何度も豪華なホテルなどに泊まっていたことも明らかになりタリエは人が信じられなくなってしまった。ブリジットは自分達の密会や横領が捜査され始めたのはハントが密告したからだと思い込み、ハントを拳銃で殺してしまう。タリエは人間不信と恐怖でどうすることもできない精神状態になってしまったが、同時に最愛の父親にも死なれてしまい不幸のぞん底に落ちてしまった。その苦しみの中で、事件の捜査を担当していたFBIのジムが物心両面で支えてくれる。そしていつしか二人は愛し合うようになり、タリエがハリウッドのオスカー賞をとった時にはジムは自分のことのように喜んでくれた。タリエとジムにはそれぞれ子供がいたが、やがて結婚することになる。人を信ずることができなくなった絶望の人にもずっとその不幸は続かない。ジムのように信頼に値する人は現れるものだというのが本書の主題だが、一般的に、信頼しきっていた人たちに完全に裏切られて、失意に落ちた人はこの物語の最後のようなハッピーエンドは想像できないと思う。これは物語だがこのようなこともあるので絶望の淵に沈んでいる人がいたら明るい可能性を信じて耐えてもらいたいと思う。
2012.07.29
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いよいよ日本時間で明日の朝4時にオリンピックが開幕する。既にサッカーは始まっており、男女共勝利して幸先良いスタートを切っている。オリンピックは参加することに意義があると言われるが、実際には勝たないと意味はない。勝たないまでも勝つかもしれないくらいの戦いができなければ参加資格さえない。勝つための条件はなんであろうか?まず能力である。運動能力という運動に特化した才能である。才能があっても合理的、計画的な練習努力がなされなければ上手にはなれない。そして大会ではそれに加えて精神力が要求される。火事場の馬鹿力と言われる極限キリキリの潜在力を発揮する精神力である。先日さんま司会のテレビで、男子体操のエース内村航平さんが「プレッシャーとは何か知らない」と言っていた。「失敗したらどうしよう?!」「何としてもいい成績を残さなくては」の気持ちに圧倒されて萎縮してしまい本番で馬鹿力どころか普段の力も発揮できない日本人選手が多い中で大変頼もしいと思った。小さい時から練習を積み重ね、様々な試合に出る中で試合と練習の差がなくなり、いつもベストを尽くす精神構造が出来上がったのだと思う。私たちはスポーツの場だけでなく、入学、入社試験、お見合いや合コンの場、大勢の前での演説など、上がってしまって普段以上のパホーマンスどころか普段以下の力しか発揮できないことが多い。内村航平選手に見習わなければと思った。このような選手が日本選手団の中にいることを心強いと思った。おそらく殆どの選手は重圧に押しつぶされてびくびくした状態だと思う。誰かが失敗すると自分もそうなるのではないかと思って集団的にがたがたになってしまうことが多い。中に一人でも内村選手みたいな選手がいるとガタガタならないかも知れない。だから今年は大いに期待できるのではないかと密かに思っている。いつもオリンピックの度に思うのはこれはスポーツの才能に恵まれた人達だけの祭典にしてはならいということだ。それ以外の様々な能力を持っている人たちのその才能を発揮する契機でもあると位置づけてもらいたい思いである。科学オリンピック、計算オリンピックなどスポーツ以外の世界一を競う大会はあるが、何といってもこのスポーツのオリンピックが最高、最大のイベントである。この時を利用しない手はない。ただ観戦したり、勝負に一喜一憂するだけでなく自分のオリンピックは何かを内省、自覚してもらいたい。各自が世界一を目指して勝利の戦いをするために動機付けのチャンスと捉えて貰いたいと思う。
2012.07.27
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米大リーグのブルワーズに移籍した青木宣親(30歳)選手がほぼレギュラーを獲得し大活躍している。サンデーモーニングの張本氏が青木本人にも放出したヤクルト球団にも大喝だと言っていたが多くの人も同意見だったと思う。日本では年棒3億3千万なのにブルワーズでは7,500万円、しかも控え選手でレギュラーとして使ってもらえるかどうかもわからない。日本から行った打者で成功したのはゴジラ松井とイチロー位でその後の松井稼頭央、岩村、中村紀洋、福留選手等いずれも活躍できずに解雇されている。青木もそうなるに決まっている。なにを好き好んで破滅の道を選ぶのかその気が知れないと思った人が大半だったと思う。その青木選手が大活躍しているのである。必死にやってレギュラーを掴むと言っていたがその通りになりつつある。すごいことである。あの世界は必死にやれば必ず結果がでると言う世界ではない。みんな必死で頑張っているが、栄光をつかむ人はほんのひと握りしかいない。上記の解雇された人たちはそれ相当に評価されて相当の年棒を貰って大リーグに移籍したが青木は殆ど評価されず年棒も最低だった。それなのに活躍しているのは評価されず年棒も低かったことをバネにして、努力した結果ではなかろうか。最初から高い金を貰ってスタートするのとすごく安い年棒でスタートするのでは自ずからその心構えが違う。青木選手は安い給料をバネに発心して見事な成績を残しており、張本氏も脱帽で、喝をアッパレに変えるだろうと思われるがんばりようだ。今後も頑張ってくれることを願っている。
2012.07.25
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今受け持っている重症患者さんは89歳の末期胃がんの男性、92歳の肺がんの男性、85歳の腎不全の女性、92歳の嚥下性肺炎の女性、71歳のパーキンソン病末期の男性患者さん、等々で一刻も心が休まる時はない。いずれの患者さんもいつ死を迎えてもおかしくない人ばかりだが、病状の起伏に一喜一憂し、悪くなれば心が落ち込む。以前「医師の資質」を当ブログで取り上げたことがあったが病状によって喜んだり悲しんだりしていたら身が持たない。そのような人は医師に向かないかもしれない。もう何十年も前、医師になって5年目くらいの頃、患者さんが突然亡くなった時、慌てふためいて憔悴しきっていたとき、年配の看護主任に「医師はそのようなことでじたばたするものではない」とたしなめられたことを覚えている。人は病気になることもある。それは治る病気のこともあるし治らない病気のこともある。また必ず年取って老化し、いつか死ぬ。それは分かっていても病状が悪化すると苦しい。何人もが同時に悪化して苦しみが極限に近くなった時上記のようなこと、つまり高齢者には寿命があり、末期ガンは悪くなるのは当たり前、割り切らなければ自分が生きていけないではないかと言い聞かせてみたが、そのことは頭ではよく分かっても苦しいのである。そこで「やるべきことをすればいい。結果は考えるな」と言い聞かせてみた。これであまりダメージを受けないようになった。人生ものの考え方だと思う。どのような職業でも、どのような立場でも、「結果にとらわれないでベストを尽くす!」この考えで行くべきだと思った。
2012.07.24
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綺麗に咲いているのに家内が半分くらい刈り取ってしまった後に残った芙蓉の花今日は日曜日だが、入院患者さんの容体が悪くなり、点滴や検査の指示を出しに病院に行って今帰ってきたところである。先日受験生の親と話す機会があり、入試の難易度等が話題になった。医学部については入学定員が今までの1.5倍とゆるゆるになったのでかなり易しくなったと思っていたら、その人が言うには却ってメチャメチャ難しくなったとのことである。門戸が広くなったので今まで医学部を念頭に入れなかった層まで目指すようになり、国公立、私立を問わず医学部ならどこの大学も大変難しくなってしまったとのことである。一般入試で受かることはまず無理で、地方大学等が一定数入学枠を確保している県内生徒を優先入学させる地域枠で入学するしかまず望みはないとのことだった。自分たちの時代は医学部志望者はあまり多くなかったので医学部が難しいとの認識はなかったが、入学定員が史上最高になった今はとてつもなく難しくなったとのことなので、医学部を目指している諸君にいくつか注文や助言をさせて頂こうと思う。まず一定の学力が必要である。医師は頭より心だから頭はよくなくていいとも言われるが、点滴する場合の成分や濃度、点滴速度等は体重に応じて細かく計算しなければならないこともあり、計算力や推理力、応用力等が要求される。でも共通一次試験に受かるような学力があれば問題ないと思う。上記とも関連するが、頭の良い悪いに関係なく、常に勉強する姿勢があるか否かが重要である。分からない症例に遭遇した場合等にその病気の本態や治療法について夜を徹してでも勉強する意欲があるかどうかである。朝ドラ「梅ちゃん先生」で住民の中に溶け込んで暮らす町医者(開業医)と松岡医師のようにがんの研究に没頭する研究医者を目的が違う別の医者と区別していたが、目的は同じだと思う。町医者は直接患者さんに触れながら病気を治療するが、研究医者は、直接患者さんには触れていないが、患者さんの治癒を願っての純真な心は全く同じだと思う。つまり基本的心情は自分以上に他人を大事にできるかどうかだと思う。他人はともかく自分が栄誉をもらい、ちやほやされたいという人がいたならこの進路は止めてもらいたい。人様のために自分の全身全霊が注げる人に医者になってもらいたいと思う。偏差値が高くてもその心がない人は別の道に進んで貰いたい。本を読んだり、サークルに参加したり、人間の心をふれあいの中から学び、社会や世界についての見識が広められる人に受験してもらいたい。いくら頭が良くても社会や世界のことが全く分からず、人情の機微も分からない人は心身の悩みを抱える患者さんを救うことはできない。医学のことも人の心のことも社会や世界のことも常に学ぼうとする柔らかい心を持った人に医学部を受けて貰いたいと思う。
2012.07.22
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今年も庭に咲いたコオニユリ今をときめく橋下大阪市長がホステスと浮気したことが大きく報道され、市長も記者会見に追われている。週刊誌は売れると思えば、プライバシーを考えに入れずどんなことでも掲載する。知事や市長になってからのことなら辞職に相当する大事かもしれないが、それ以前のことで非常に個人的な事例で大騒ぎすべきことではないと考える。やましいことが全くない人は殆どいないと思う。でもかりそめにも政治を論じ、天下国家を論ずる人はそのような人であって欲しくないという願いはあるが、欲望は人類共通であり、政治に関わる以前のことであるならば大目にみていいと思う。私たちには他人の不幸を喜び、面白がるところがある。自分の今までの行動を反省し、いつまでも他人のそのようなことにこだわることなく、前を向いて自分がやらなければならないことに挑戦していかなければならない。
2012.07.21
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今テレビで駒田選手の奥さんのことを知った。駒田と言えば知る人ぞ知る満塁男である。巨人の花形選手で横浜ベイスターズに移ってからもホームランを何本も打って活躍していた選手である。その選手が2000本安打達成直後38歳でシーズン途中に戦力外通告を受けた。要するに首である。駒田自身はまだやれると思った。奥さんも最低あと1年はどこかで拾ってくれると思った。すべての監督に駒田をあと1年でいいから雇ってくれないかとお願いした。でも現実は厳しかった。給料はただでもいいから位の必死の願いだったと思うがどこからも来てくれという話はなく、結局駒田は引退した。諦めないで必死で就職活動して最後に拾われることもあるが、結局だめなこともある。でもそれは相手の都合であってこちらには責はない。結局報われなかったが最後まで諦めなかった駒田の奥さんは立派だったと思った。
2012.07.19
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正月に全ての枝を切り落として丸太ん棒にしたのに春になったら枝をだし夏になったら綺麗な花を咲かせたサルスベリプロ野球は今巨人や広島は調子いいが阪神やヤクルトは不調で無様な負け方をしている。フアンから罵声を浴びせられているかもしれない。相撲でも期待の稀勢の里、琴奨菊は2敗になり十両の高見盛は3勝しかしていない(6敗)。優勝しよう、いい成績を残そうと誰でも思うが現実は厳しくどん底の気分を味わっている人も多いと思う。一般的に、ある人が、努力すれば成績は上がると信じてひたすら努力しても一向に成績が向上しないで却って下がってしまっている時どう考えどう対処したらいいのだろうか?例えば私のゴルフの場合など。才能がないのだから諦めて止めてしまえという人もいる。今までせっかく努力してきたのだかもう少し努力してみたらという人もいる。プロ選手ならともかくプロでなければやめても誰にも文句は言われない。あいつは自分の才能にやっと気がついて止めていったのだと思うだけで大して気にも止めない。自分の問題だと思う。あれだけ練習したのにこんな成績でと思ったらやめればいい。「あれだけしたのに」が問題だと思う。あれだけとはどれだけか?自己満足に過ぎないのではないかと思う。上手になりたい、強くなりたいと本当に思うなら、「あれだけ」とは絶対言わないで結果が出るまで努力するべきだと思う。丸裸にされても枝木を出し花を咲かせるサルスベリを見習いたいと思う。
2012.07.18
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ニオイクサギという名の美しい花メディカル・トリビューン紙7月12日号に「幼少期の細菌暴露が免疫系に有益な可能性」との記事が載っていた。マウスを用いた実験で無菌マウスは喘息や大腸炎に類似する疾患に罹り易い傾向にあったとのことである。アトピー性皮膚炎や喘息、それに食物アレルギーなど免疫に関連した病気が増えている。無菌状態で育てられている子供が増えているのではないかと推察されている。一般に子供は落ちたものも平気で食べるし、スリッパを舐めたりする。それを見た大人は汚いから止めなさいと取り上げる。それで子どもの病気はブロックしたと思いきや却って免疫系の病気にかかりやすくしていることになる。私もすごく神経質だ。何かしたら必ず手を洗うし、診察が終わったら必ずうがいをする等皆がすること以上に潔癖で床は勿論、机の上に落ちたものでも食べない。朝右手でひげそりをもったらパンは絶対右手でもたないで左手で持って食べる。喘息など免疫病に真っ先に罹ってもいい無菌性性質だが、今極めて健康でアレルギー疾患はない。それはおかしいと思ったが、子供の時は落ちたものも食べたし、スリッパもなめたと思う。いつ頃からこんな神経質になったのか正確には分からないが、少なくとも子供の頃は細菌に晒されていたみたいだ。夜の親御さん方よ!子供が小さいうちは「それ汚い」だの、「そんな落ちたもの食べてはいけません」などとあまり言わないでおおらかに育てて頂きたいと思う。
2012.07.17
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子供の世界だけでなく、大人の世界でもいじめはある。職場でも地域でも立場が上の場合等に立場が下の人を徹底的にいじめている場合もある。今朝の朝刊に江川紹子さんが「いじめを見ている君へ」という一文を載せていた。いじめがあれば学校や職場の中で、あるいはいじめが土日の場合でも誰かどうかそれを目撃する人がいると思う。学校での場合、それを誰かに伝えると、今度は自分がいじめられるかもしれないという不安が湧くが、それを言わなかったらその子は助からないと書いている。いじめを傍観するのもいじめの一種で、後で自分は何もしなかったことで後悔の苦しい思いをしないためにも声を上げて欲しい。子供の世界のことは子供が一番よく知っている。担任が信じられなかったら他の先生でもいい。学校以外の人でも構わない。あなたの声に耳を傾けてくれる人はきっといますから。と書いている。最後のところが問題だと思う。学校のことだけでなく一般論だが、声を聞いてくれる人が必ずいるだろうか?聞き流す人もいるかもしれない。逆に「他人のことだから関わらない方がいいよ」と忠告してくれるかもしれない。かりに聞いてくれても「俺にはどうすることもできないよ」と言われるかもしれない。その決め手は必死さだと思う。そのいじめられている人を救いたい一心で訴えれば訴えられた人に力がない場合は、その上司まで話が行って解決の糸口がみえてくるかもしれない。いじめとか不正を見た時の私達の気持ちは複雑だ。自分は巻き込まれたくないと自分を守る気持ちが真っ先に働く。大津の事件では2回とも先生に告げたのは女生徒だった。女性の方が正義感や勇気が強いのかも知れない。男も女も瞬時に起こる自分を守ろうとする弱い心をのりこえて自分の正義心に基づいて行動しようではないか。
2012.07.16
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大津市の中学2年の男子生徒がいじめられて自殺した。その辛かった心中を思うと涙が出る。今朝の朝刊では2度にわたっていじめられている現場を目撃した女生徒が担任に報告して担任が駆けつけて、いじめられていた生徒に事情を聞いているが「大丈夫、これからも友達でいたい」と答えたためいじめでなくけんかと結論したとのことだった。周囲にいじめっ子がいた時に聞いたのか、職員室なりに呼んで詳しく聞いたのか分からないが、いじめられている子にもメンツがあり、簡単にいじめられていますとは言えなかったのだと思う。昨日の朝日朝刊に、いじめられた体験のある内藤大助さんが、「いじめられている君に」を書いていたが、「俺は一人で悩んでいたが、その反省も込めていうが、親でも先生でもチクったと言われてもいいから言うべきだ。それはカッコ悪いことではない」と書いているが、いじめられている子はチクることがいじめられていることよりカッコ悪いことと思っていることが多い。またチックっても問題は解決しないで却っていじめがエスカレートするだろうと考えてしまう。今度のことで徹底的に問題点を整理し、チクっても不利にならないで必ず問題が解決していじめのない学校にする、もしくは転校など具体的な解決策を示せるようにしてもらいたいと思う。それにしても内藤大助さんのいじめはひどかった。ぼろ服を着ていたことから中学2年頃からぼんびー(貧乏)とあだ名をつけられて馬鹿にされ様々にいじめられた。3年になってもいじめられ高校を出てからもいじめられた。上京して就職してからも帰省したらいじめっ子に会うのではないかと怖かった。下宿の近くにボクシングジムがあり、ジムに行ってると言うだけでもいじめっ子をビビらせることが出来ると思って始めたら楽しくて自信がついてきた。ボクシングの練習が辛い時にはいじめに比べたら大したことはないとがんばったとのことである。おそらくいじめは世界最悪、宇宙最悪に辛いことだと思う。それに比べれば人生の様々な障害など問題にならなかったのだと思う。いじめをバネにして世界一になった人間だが「いじめられてよかった」なんて一度も思ったことがないとのことでいかにいじめが悪いことか分かる。いじめを生み出さない教育がいかに大切か親も教師も、文部省も、国会議員も真剣に考えて対処してもらいたいと思う。
2012.07.15
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先日ある農協系健康管理事業所の管理職で就職の面接試験を担当している人と話をする機会があった。そこで先般事務系職員の採用試験をして、筆記試験で15人に絞り、面接試験で5人採用した時のことを話してくれた。一人欠席して14人の二次試験受験者に聞いたところ全員が21回以上(最低の人が21回)就職試験を受けていていずれも不合格の人たちとのことだった。今度落ちた9人は22回以上落ちたことになる。いかに就職がむずかしいか、驚いてしまった。合格通知は文書でするのだと思うが、封筒がきたら中々怖くて開封できない。落ちていたら次を挑戦しなければならないのでいつまでも封を切らない訳にはいかないが、開封するにはすごく勇気がいる。会社によっては合格者のみに通知するというシステムのところもある。今か今かと待っていて何ヶ月も連絡がなく、99%落ちていると思うが万が一のこともあり、恐る恐る会社に連絡してやっぱりなと肩を落とす人もいる。そんなに就職がむずかしいとは知らなかった。就職試験で落ちた諸君よ!! 20回、30回がなんだ。こうなったら100回落ちたって1000回落ちたってくじけないで次の会社に挑戦してもらいたいと思う。
2012.07.13
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いよいよ暑い夏になってきた。健康管理について気がついたことを書いてみたい。前回免疫力を高めるために食べ物や笑い等について書いた。基本的には口から入る飲み物や食べ物、それに自分自身の心がけや行動様式が中心になるが、この時期にはダニその他の外敵等による障害もあるのでそれらについても言及したい。皮膚疾患で内科に来る人もいる。湿疹が出てきて痒いという。よく見ると手足や腹部に限局している。その殆どは虫刺されである。虫にさされた記憶もないし、痛いと感じたこともないと不満顔だが、眠っている間に噛まれることもあるし、草刈をしている間に鱗粉等が付いて翌日から膨疹が出てくることもある。その形態から虫さされと思われるものがほとんどである。家のダニ退治をしておくべきである。バルサン等で何回か殺虫することをお勧めする。先日72歳位の男性が半年以上も下痢していて治らない。なんとかしてくれといってきた。大腸鏡検査では異常なかったとのことである。1日3~4回トイレに行くという。その間1Kg痩せたという。そんなの痩せたうちに入らない。回数が多かろうが便が出ている方がいいのですと言っても納得しない。問題は便秘である。1週間も、2週間も便が出ない人もいる。体質や習慣により、便の回数は個人個人まちまちだが、回数多く出ている方は感謝したほうがいい。便秘の方は便通がつくように心がける必要がある。繊維野菜を主食にする位食べてもらいたい。野菜は便通の切り札で、野菜を食べていますか?と聞くと殆どがハイと答えるが実際には桁が違うのだと思う。こんなに食べていいのかと思う位食べないとダメである。コレステロールを下げたり、おなかポッコリをなおしたいと思うならばやはり野菜を主食にしなければ効果ないと思う。先日85歳の男性の大腸鏡をした。小さなポリープがあっただけで大きな異常はなかった。昔は80歳以上の胃カメラは意味がない。ましてや苦痛の大きな大腸鏡等、施行する人もいなければ受検する人もいなかった。ところが今は胃カメラも大腸カメラも80歳以上でもどんどん行なっている。この方もすこぶる元気で85歳でも躊躇なく大腸カメラを行った。ゲートボールの全国大会に何回も出たとのことで若々しかった。何か目標をもって常にそれに挑戦しながら暮らすことも健康には大切なことと思われた。まだ他にもいろいろあるが、文章が長くなってしまったのでこのくらいにして後は次の機会に讓ることにするが、何といっても健康の基本は野菜であり、がんの予防も野菜であることを強調しておきたい。
2012.07.12
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繁殖力旺盛なモンテブレチア今夜免疫力を高めるにはどうしたら良いかというテレビ番組を観た。がん細胞は常に産生されているが、血液中のリンパ球であるNK細胞がそのがん細胞が少ない内にやっつけてくれているとのことだった。そのNK細胞は年齢と共にその働きが弱まり、がん細胞の産生、成長をブロックできなくなるとがん細胞が増えて10億個を超すと目に見える大きさになって、がんが発病してしまうので、そのNK細胞がいつまでも元気でその役割を果たしてくれるようにすることががんの予防に通じる。NK細胞が活発に働いている状態を免疫力があるといい、働きが少ない状態を免疫力が弱いという。その働きを活発にするにはNK細胞の70%が集まっている腸、中でも小腸の働きを活発にするように働きかけるのがよく、それには乳酸菌をその餌である植物繊維と一緒に摂取するのがよいとのことだった。さらに笑うことも免疫力を高めるとのことだった。群馬県高崎市の中島英雄先生は自分の病院に高座を作って自ら落語をしてみなさんを笑わせて皆さんの免疫力を高めているとのことだった。中島英雄先生は10年位前私が山梨県農村医学会の会長をしていた頃山梨県にお呼びして講演をしてもらったことのある先生で懐かしかった。でもその先生が先月29日に心筋梗塞で突然なくなってしまったとのことだった。享年67歳。あの世に行っても笑いを振り撒いておられることとと思う。ご冥福を心よりお祈り申し上げた。一緒にテレビを見ていた家内が、免疫力を高めても死んでしまってはダメではないかといったが、人には寿命があり、長生きすることだけがいい人生ではないと思う。皆様の免疫力を高め、自らも苦しまないで笑いながらあの世に旅立たれた先生のご一生は免疫力のある素晴らしいものだったと思う。
2012.07.09
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家の垣根を這っている山ぶどうの花私は土曜午後1時半以後の午後と日曜日が休みで当直等がなければ休むことが出来る。職場では自動的に仕事の内容が決まっていてその流れに沿って仕事して帰ってくるが、土日は自分でやることを選択して暮らすことになり、最もその人らしさが出る時だと思う。朝起きると沢山の広告が挟まった新聞がある。土日特集の面白い記事があり読みたいと思う。安売りの広告も見たい。サンデーモーニングも観たい。読みかけの本も読みたい。見かけのDVDの映画も見たい。13日講演予定のスライドを直さなくては!、友人からもらった手紙に返事を書かなくては、殆ど毎日書いているブログに何か書かなくては、ゴルフが下手なのでスイングの本を買ったのでその本を開いて勉強しなくては、英会話の勉強をしなくては、・・などと次から次に浮かんでくる。実際には家内に買い物その他の用事を頼まれることが多くてやりたいと思ったことの十分の一もできないことが多い。でもそれはいい訳で家内の用事を済ませた後の時間だってあるのだから、結局は気力が足りないのだと思う。あれもしよう、これもしようと思っても結局なにもできないことが殆どだったので、頭で描くだけで「どうせできないのだから」とか「自分には無理」と思うことが常だったが、今日ここで心機一転しようと思う。全部は勿論できないがこのうちのどれかにまず手をつけることである。そして自分には無理という壁を取り外そうと思う。やればできるのだの気持ちでこのうちのいくつかに挑戦して月曜日の朝を迎えたいと思う。
2012.07.08
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家内が挿し木で育てた一重のバラ入浴の度に体重を測っているが、日によって0・5~1・0Kgの増減がある。増えているのは夜食を腹いっぱい食べた時であり、減った時は夜のご飯を軽く済ませた時である。夜のご飯を軽く済ませていれば減量した状況が維持できるが、実際にはたくさん食べてしまうことが多く、増加することのほうが圧倒的に多い。ぽっこりお腹も改善されていない。昨日C型肝炎でインターフェロン治療をしている49歳の男性と体重について話をした。治療を始めてからの最近の体重は殆ど変動していないが、治療を始める前の昨年は84Kg位あったとのことである。その当時はお腹もパンパンに膨れていたとのことだが今はぺしゃんこになって体重も71Kgとのことで、その秘訣を聞いてみた。肝臓病治療を受けようと決めて酒をぴたりと止めました。タバコもやめました。タバコをやめたときは少し太りましたが、酒を止めていたらだんだん体重が減ってきました。自分は運動を増やしたわけでもないし、食事の量を減らしてもいないので酒を止めたことが体重減少につながったと思っています。とのことだった。個人差はあると思うが、お酒飲みの方はお酒を止めればぽっこりお腹が改善する可能性があることが示唆された。でも世の中にはお酒は飲まないのに体重が多かったり、お腹ポッコリになっている人達がいる。どうしたらいいのだろうか?それは甘いものを控えて、夜のご飯を減らすことだと思う。この方はお酒を止めただけです。と言っていたが、お酒は食欲を増すので、意識していなかったかもしれないが、お酒を飲まなくなったために食欲も抑えられて、夜食べる量が減ったことが減量に通じたのではないかと思う。お腹ポッコリの人、特に女性では涙ぐましい努力をしている人が多い。夕方早足で歩いている人たちも多く見かける。でも「運動したので食事が美味しくて」と夜のご飯を食べ過ぎていないだろうか?体重を減らしてお腹ポッコリを治すにはまず第一に夜食べる量を減らすことだと思う。
2012.07.07
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ヒメオウギ(姫扇)再生可能エネルギー買い取り法案がこの7月1日から実施されることになった。「日本全国8時です」の木曜日担当の月尾嘉男さんの解説を中心にその法の意義ともたらす結果について述べてみたい。原発事故で急遽成立をみたこの法律は太陽光発電や地熱発電、火力発電など原子力以外で発電を行ったものは家庭や会社に関わらず電力会社は全て決められた高い価格で買い取らなくてはならなというもので太陽光発電その他の増加発展を促す目的があるとのことだった。今やこの法律の実施に伴って大規模な太陽光発電会社や地熱発電会社等が利潤が上がることを見込んで産業化をスタートさせているが、この法律にも問題点があることを月尾嘉男さんは指摘していた。まず売る側の電力はべらぼうに高く設定される。売る側の家庭はそれで儲かるかもしれないがそれを買わされた電力会社は家庭に配電している電気料金に上乗せすることになる。太陽熱を屋根に載せると儲かることが知れ渡るとあちこちで載せるようになり、電気料金はどんどん上がって行くことになる。火力発電のための木材のチップも高い金で購入してくれることになり、運送料金がやすく済む発電所周囲の森林は伐採されて火力発電のためのチップになり、森がなくなってしまうことも考えられる。世界の多くの国で再生可能エネルギー奨励のためにこのような法律を作りドイツやオランダではかなりの成果を挙げており、わが国も取り入れるべきだと進言された政治家がとびついて、それはよい案であると成立したが、そのマイナス点も十分配慮する必要がある。法律によって産業構造もがらっと変わっていくので、国会である政策が決定されるということは大変なことである。人の生殺与奪に関わると言ってよい。この法律も再生可能エネルギーを増やして脱原発への道を開くという視点は大事だが、その運用にあたっては買取価格の設定や補助金を出す範囲等しっかり議論して、儲かる人と損する人の格差をあまり大きくしてもらいたくないものである。
2012.07.06
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バーベナ・テネラ(美女桜)マニフェストに背いているからを大義に離党した人たちがいる。マニフェストとはそもそも選挙に勝つための宣伝文句であり、それが実行できるかどうかは二の次のことである。私が政党政治に疑問を投げかけているのはこの点であり、政党はなりふり構わず選挙に勝とうとする。マニフェストはその方策の第一の手段であり、選挙に勝つか負けるかの手段であり、時々刻々と変化する世の中で実行できるかどうか分からないのは当然である。大災害が起きたり、円相場や、景気、国際情勢の変化などによって変更しなくてはならないことは当然ある。政治とは硬直したものではなく、その場その場でベストの選択をしていくことである。「マニフェスト違反は許せない。解散総選挙をするべきだ」と言っている人達もマニフェストがどういうものかは知っており、世の中は時々刻々変化していることも知っている。知ってて攻撃しているのは政党政治において自分たちを有利にしようとするパフォーマンスである。現在の政党政治の中で勝ち抜くには有権者受けするマニフェストを考えることである。そして選挙に勝ったなら当然マニフェストを実行しようとするが、マニフェストそのものは実行可能性も含めて綿密に計画立案されたものではないので頓挫してしまう。それを対立政党が攻撃するというのが政党政治のなれのはてである。私たち個人でさえ常に変化しており、今の自分は昨日の自分ではない。ある患者さんに治療計画を立てても患者さん側の病状の変化でその計画を変更するのは当然である。万物は変化し、その変化に対応していくのが人生であり、政治である。ただ変わってはならないものもある。それは友情であり、信念である。国民のために命を尽くすというなら、マニフェストなどの文言にしがみつくのではなく、常に真剣に国民のことを考え、あらゆることを調査し、あらゆる計算をして、熱血行動をしてくださることだと考える。
2012.07.04
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私の家内はずっと腰痛持ちで30年来いつも痛い痛いと言って医者や、整体や、鍼等に通ったりしているが少しいいかと思うと植木鉢を持ったと言っては痛い、草取りをしたら痛いと殆ど毎日痛い痛いと行っている。今夜腰痛が治るというテレビ放送があるとのことで一緒に観た。腰痛を治すには筋肉を鍛えることが必要で、鍛えるポイントとなる部所はお尻とのことだった。お尻の筋肉を鍛えることが大切で小さな台の上に足を地面に垂直に上げながら昇り降りするとお尻の筋肉が鍛えられるとのことだった。お尻の筋肉がツッパたり緊張しても痛みがくるので、筋肉を緩めることも大切でタオルを縛ってコブを作ってそれを左右のお尻の下に入れて体を揺すると緊張がほどけるとのことだった。世の中には腰痛で苦しめられている人は多く、何百万人いるか分からない。この方法で少しでも腰痛が軽減してくれたらと祈る。
2012.07.02
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昨夜は当直で20人位の急患さんが来たのであまり眠れなかったが、本日は先輩の出版記念祝賀会に出席するため東京に行ってきた。最近暑くなり田舎でも通学途中の女子大生は殆どがホットパンツで歩いている。東京でもホットパンツ姿が主流でミニスカートは少なかった。本人たちはいいかもしれないがホットパンツもミニスカートも目の毒で、睡眠不足の目には眩しかった。ファッションは流行に乗って伝播するが、ロングスカートの時もあればミニスカートの時もあった。今はどうやらホットパンツ(ショートパンツ)の時代らしい。流行だから仕方ないのかもしれないが、周りの人、特に男性のことも考えて貰いたいと思った。
2012.07.01
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