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本日歌の発表会で終了後の夕方から反省会が行われた。隣に座った60歳くらいの女性と色々話をした。その女性は寝たきりの母親を十年間自宅で介護したとのことである。そして今介護施設で働いており、お年寄りや病人を世話しているという。お年寄りや認知症の方は愛おしくて思わず手を握りたくなるとのことだった。自分は介護の仕事が好きで堪らないとのことだった。仕事はおむつ交換、食事の介助、入浴介助、褥瘡予防の体位変換、シーツ交換など様々だが、抱きかかえなければならないこともしばしばで、かなりハードな仕事である。でも給料はかなり安い。好きでなければ出来ない仕事だと言っていた。先日ホームヘルパー2級受講生のための講義に行ってきたが、市の募集は20人だったが、応募してきた受講生は9人であった。その9人も必ずしも全員介護を好きで2級の資格を取ったら早速介護の仕事に就きたいと思っている人ばかりではなく、とりあえず資格だけはとっておこうという人も含まれていた。仕事はきつくても給料がよければ応募者は多いだろうが、今の給料では厳しい。何とか給料を上げてもらいたいが、そうすると介護保険料や消費税を増額しなければならないという問題があり、容易ではない。今は介護を好きな人達によって支えられているが、この給料のままだと介護職に就く人がどんどん減ってしまうことが考えられる。要介護の人たちが放って置かれかねないので介護政策を抜本的に見直して改善してもらいたいと思う。
2012.09.30
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今NHKの衛星放送で周恩来の知られざる素顔という番組を見終わったところである。周恩来が総理をしていたとき毛沢東が扇動した文化大革命が起こり、紅衛兵が決起して何百万人という群衆が造反有利を叫び、古いものを壊し、権威ある社長や学長、上司を次々に吊るし上げ北京市長や副総理、さらには国家主席まで逮捕する大暴動に発展していた。毛沢東夫人紅青はあらゆる手を使って周恩来をも失脚させる方法を探っていた。毛沢東語録に反する発言をしただけで国権の最高位にいる人でも1夜のうちに群衆によって引き倒され踏みつけられる時代であった。周恩来は腕に紅衛兵の腕章を巻いて毛主席の言葉には従いますと言っていたが、このままでは若者が国中で暴れ回り、生産が止まり餓死者がでると考え何とかして職場に戻って生産についてもらいたいと考え、あらゆる場所、あらゆる機会に紅衛兵の大群に語りかけてきた。共産党の先輩、同僚が次々と紅衛兵の餌食になり、国家主席も幽閉されて死亡している。国家主席が一番偉い人かと思ったら毛沢東主席(党主席)が最高の人物でその人の意に背く人はことごとく火祭に挙げられた。ナチスのヒトラーも民衆を動かして民衆自身やユダヤ人を悲惨な目に合わせているが、毛沢東もそれに匹敵するほど悪い人物だった。それはあまり語られていないがこの番組を見てカンボジアのポルポト、ソ連のスターリンと並んで極悪人だったことがよく分かった。彼らは共産主義という自分の主義主張、信念を貫いたが、人々の幸せや繁栄よりも共産主義が大事だとして大切なものを破壊し、知識階級や裕福な者、自分の意に反する者を容赦なく殺していった。主義のためには人命はどんどん消していってよかったのである。周恩来もまかり間違えば葬り去られる状態だった。でも自分まで消されてしまったらこの国はどうなることかと心の底でしっかり考えていた。紅青はしっぽを捕まえようと躍起になっていたが表面では毛沢東に全面的に従う姿勢を示していた。そして紅衛兵などに捕まえられた幹部たちをあらゆる手を使って守ってきた。手遅れで殺されてしまった幹部もいて、周恩来は自責の念に苦しめられたりした。周恩来も毛主席の指導に反対するものではなかったが、文化大革命における紅衛兵の暴動は何とか収めて国土を再び安定化させたいと思っていた。彼は同士が次から次に紅衛兵に捕まえられていくなかで、毛沢東に従う振りをして生きながらえている自分を外からは卑怯者とみられていることも知っていた。このやり方は間違っていると言って捕まった方が潔いとも思ったが国を思う力が彼を引き止めた。卑怯者でもなんでもいい、何とか生きながらえて国のために尽くしたいとの気持ちが最後には勝利して、今日の近代中国の礎を作った。国のため、国民のために生き抜いた偉大な人だったなと思った。
2012.09.29
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私は外来診察や入院診察だけでなく健診業務も行っている。本日午後は乳がん検診で触診業務を行った。触診は胃カメラ、大腸カメラなど他の我々が行う業務に比べて、好きでない業務だった。超音波やX線(マンモグラフィー)に比べ精度が低く、全神経を手に集めて触診しても病変の発見や鑑別は難しい。アメリカでは触診は有効とのエビデンス(証拠)がないとして行われていない。我が国でもいくつか触診無効の論文が発表されている。それなのに触診をやらなければならない矛盾を感じたりして、できることならやりたくない仕事であった。以上のような理由からそれほど価値のある診療行為と思えず、ましてや見逃したとなると責任重大なので、この触診は辛い業務の筆頭だった。でも本日の乳がん検診受診者は30歳代、40歳代の比較的若い人達が大半で、内科外来に来る70-80歳代の女性とは大違いだった。同じ女性なのにこんなにも違うものかと思った。触診自体はすごく神経を使い、しかもそれが有効とのエビデンスもないとのことで、進んでやりたいと思える業務ではなかったが、今回の受診者は若い人達が多く、彼女達との触れ合いは、自分も若くなったような気分にしてくれて楽しかった。いつも極度に緊張し、ストレスの多い、辛い業務だったが、今日は比較的楽しく納得できる仕事ができたように思う。やらなければならない仕事なら精度を高め、楽しくしなければと強く思った。
2012.09.28
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本日自民党総裁選があり、安倍氏が当選した。安倍氏は4年前内閣総理大臣の職にありながら、ねじれ国会の中で政局運営に行き詰まり、自らその職を投げ出した人で、多くの人がノーと言っていた人である。今回立候補した主な理由は不本意な辞め方をして国民に多大なご迷惑をおかけしたので、そのお詫びと償いをしたいとのことだった。大した病気でもなかったのに、病気にかこつけて前線逃亡するような人は総理大臣にはふさわしくないと私も思っていた。でも最近その病名を聞いてそうだったのかと思った。かなりの難病である。でも小渕さんや大平さんは任務中にお亡くなりになった。病気を含め、どのような事情があっても、命と引換えても国のために尽くすのが総理大臣というものではなかろうか。今までの歴史で一度総裁になって辞めて再度選ばれた人はいなかったという。失敗したからそれを取り戻したいと思っても「覆水盆に返らず」で殆どそれは不可能である。それなのに安倍さんは歴史上初めて再選され、まずそれは無理というチャンスを再度与えられたのである。すごい強運の持ち主かもしれない。日本国民のために粉骨砕身、今度こそ途中で投げ出したりしないで、国家、国民のために尽くして頂きたいと思う。そして失敗はまず取り返すことが出来ないと思っている我々も、安倍さんのように再度チャンスを与えられることもあることを知って、失敗は取り返しが効かないと最初から決めてしまわないで、あらゆるチャンスを求め、あらゆる努力をしていくべきではなかろうかと思った。安倍晋三氏のご健闘、ご活躍を心よりお祈り申し上げる。
2012.09.26
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体重は夜計るのと朝計るのとでは1kg前後違います。夜は夕御飯がまだお腹の中にありますが寝ている間に消化されて糖分は最終的に水と炭酸ガスになります。脂肪もタンパク質もエネルギーとして使われた部分は水と炭酸ガスになります。炭酸ガスは呼気として体外に出ていき、水は尿としてやはり体外に出ます。従って朝の方が体重が少ないのは当然ですが、昨夜私は日曜当直をしてきたあとなので夜でも体重が減っていると思って体重計に載りました。普段は64.5kg位なのでそれよりは少ないと思いきや、66.6kgあり、いつもより2Kg以上増加していました。そんなに食べなかったのに1日で2Kgも増えてしまって意外でした。そこで今朝また計ってみましたら63.4KGで3.2Kg 減っていました。いつもは夜と朝では1Kg位の違いだったので3Kgも違ったのには驚きました。その原因を私なりに考えて見ました。昨夜2Kgも増えていたのは当直で寝ないで体を使ったので体にむくみが残っていたのではないかと思いました。睡眠不足と疲れで腎臓の働きが落ちて尿が作られなくてむくんでいたけれど当直翌日の月曜の夜寝ているあいだに休養が取れて、腎臓が尿を作ってくれたので火曜の朝は体重が減ったのではないかと思いました。美人は夜造られると言いますが、夜寝ているあいだに太ったり痩せたりスマートになったり皮膚が綺麗になったりするものなのだなと実感しました。そしてその寝る前の状態がその夜の美人造りに影響することがわかりました。前の日に運動するとアドレナリンが出て夜脂肪を燃やしてくれます。日中でも脂肪燃焼などの変化は起こるかもしれませんが、大半の変化は夜起こるのではないかと思いました。
2012.09.25
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昨日の日中と夜当直して先ほど帰ってきたところである。今日は会議があったのでいつもより遅くなってしまった。昨日は全部で22人の急患が来た。深夜の2時ころ3人来たが、鼻水が出て熱が出たという女性、熱があって頭痛と関節痛があるという女性、腹痛の女性で、そんな夜中に来なくてもいいのにと思った。最後の腹痛の女性は、痛くて眠れなかったから来たと言っており、受診は意義があったと思われるが、前の2例は深夜受診の意義が分からなかった。もう少し経てば夜が明けて月曜の朝になるのだから、その時来ればいいのにと思った。最初の鼻水の女性は診察が終わっても「ありがとうございました」の一言もなく診察室を出ていった。彼女らは病院をコンビニと間違えているのではないかと思った。コンビニは24時間オープンの所が多く、病院もそれと同じと考えているのかなと思った。夜中に受診するのはいいが、その時起こされる医師は翌日も平常の仕事をしなければならないので、少しは配慮してもらいたいと思った。
2012.09.24
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メディカル・トリビューン紙9月20日号に毎日15~30分くらいの早歩き程度の身体活動によって世界の平均寿命は0・68歳延び、日本のそれは0.91歳延びると出ていた。この研究をしたのは、ハーバド大学のLee博士らで、週150分の運動(1日平均21.4分)をしていない人を運動不足者として、それらの人の死亡率を計算して、その運動不足をなくしたならどれだけ長生きできるかを算出したものである。博士らは「運動不足の健康に対する影響は、喫煙、肥満とほぼ同等である」と述べている。タバコについてはその害が大々的に言われているが、それと同程度の害がある運動不足についてはあまり言われていなかった。このデーターを参考にしてさらなる研究が進むことを期待する。
2012.09.23
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娘家族がアメリカに行っていてつくばの家は草ぼうぼうになっているから様子を見に行こうと朝8時に家内と出かけて今帰ってきたところである。案の上、家の周りの草は背丈位伸びており、それを刈り取るのが大変だった。家内の方が仕事が早くて私の倍以上仕事したと思う。小山のように積まれた草や小枝を今度はゴミ袋に詰めるのだがこれも中々大変だった。家内は室内の床や畳の上に雑巾をかけていたので、今度は私が中心に袋詰めしたが、小枝を切ったり曲げたりしないと袋を破って飛び出してしまい大変だった。馴れた人なら朝飯前の仕事なのかもしれないが私にとっては大仕事だった。全部で10袋位詰めたが、詰めても詰めても山は小さくならず、疲れて体が動かなくなり、腰も痛くなってもうダメかと思えることもあった。あすの日曜は昼も夜も病院の当直だがそちらの方がどれだけ楽だか分からないとの考えが浮かんだ。ノックアウト寸前になったが、とにかく遅くてもいいから続けようと力を振り絞って作業を続けていたら、目の前の山がなくなった。ほっとしたが気力は全くなく、牛久駅で常磐線に乗ったが疲労困憊していてこれからどうなることかと思っていたが、座れたので休息できたのか、日暮里で山手線に乗り換えるために下車した時には元通り、元気ハツラツになっていた。馴れない仕事をして一時的にどうなることかと思えるほど体が動かなくなってしまったが、30分位座って休息したら全く元通り元気になった。人間の体は不思議なものだと思い、たまには慣れない仕事もしてみるものだなと思った。
2012.09.22
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60歳の友人の話である。先日久しぶりにお会いした。警察の鑑識課に努めていて、数々の難事件の鑑識に当ってきた人である。その夜お会いして大変お元気そうであった。会が終わって雑談した時とてもショッキングな話を聞かされた。1年くらい前に前立腺がんが発見されて全身の骨に転移していて、あと2ヶ月位の命と宣告されたとのことである。その後抗がん剤治療とか放射線治療を受けて一時は何も食べられなくて20日ばかり点滴のみの時もあったとのことである。ある時うなぎを食べて美味しく感じられ、その後肉系の食べ物を中心に食べるようになり、ガリガリに痩せていた体重がこの通り元に戻ったとのことだった。しかし病気が治った訳ではなく、いつ死んでもおかしくない状態は続いているとのことだった。それなのになぜそんなに元気で明るく、普段通り難しい鑑識のお仕事を続けていられるのですか?と聞いてみた。食事が食べられて苦しいことがなく元気だからですと答えてくれた。肉体的に元気でもあと数カ月、いや明日かもしれない命のことを考えたら落ち込みませんか?とも聞いてみた。全然落ち込みません。人はいつか必ず死にますのでそれがいつ来ようが怖じけることはありません。また生命の永遠を信じていますので死んでもまた生まれかわってくればいいので、死が目前だからといって、少しも苦しい、嫌だなどと思ったことはありません。とのことだった。すごい人だと思った。その人から見ると当たり前のことで、何の動揺もないかもしれないが、実際には、そんな心境でいられる人は殆どいないので、私から見ると本当にすごい人だと思った。自分があと何ヶ月と宣告された時、どんな態度がとれるか分からないが、上記のような悠然たる態度を取られた人を間近に見たので彼の姿を脳裏に焼き付て、少しでもまともな態度が取れるように心がけたいと思った。
2012.09.21
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反日デモだったのが暴動になり、日本車を燃やし、日本資本のスーパに侵入、破壊活動を行なっている。「島が本当はどちらのものなのかは分からないが、こうなったら負けるわけにはいかない」とあるデモ参加者が述べていたが、群集心理で騒動は益々大きくなり、デマも飛び交い、日本に原爆を落としてやれなどと叫んでいる者もいる。まさに狂気の沙汰である。学校に上がると愛国教育が行われるが、その中心は反日教育である。反日教育必ずしも悪いわけではないが、このような無秩序、無節操、無知な行動を見ると中国の教育の貧しさをまざまざと見せつけられた。今回の騒動は日中外交、日本、中国お互いの国内事情なども関係しているが、最大の原因は教育の貧しさだと思う。中国が信じられないような非礼、器物破損、狼藉を繰り返しているのだから、日本もやろうということにはならない。教育の違いである。日本の若者に比べて中国の若者の方が元気があっていいという見方もあるかもしれないが、暴れればいいというものではない。理性はあるのだろうか?人として何が尊いのか、隣人との付き合い方、何も学んでいないらしい。勝負は人間性であり、知恵である。大騒ぎしても空っぽの頭では何も建設できないし、騒動の後の焼け跡しか残らないだろう。隣人として彼らを救うにはどうしたらよいか真剣に考える必要がある。中国の教育のレベルを知った今、真剣に彼らのために祈り、救う道を考え、努力していかなければならないと強く思った。
2012.09.18
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今世界各地でイスラム教信者たちが預言者ムハンマド(マホメット)を侮辱する映画を作ったとのことでアメリカ大使館等にデモをして、一部過激な行動に出て死者も出ている。問題の映像の詳細は報道されていないが、イスラム教の創始者マホメットは人間的に尊敬されるべき人物ではないという内容らしい。仏教の創始者釈迦やキリスト教の創始者イエスは人格者で心から尊敬できる人間性を備えていた。それに比べ、マホメットは、仏教やキリスト教の倫理規定からみると随分外れており、そのことを批判されるのはやむおえないかも知れない。しかし、イスラム教信者の地域や人口は年々驚異的に増加して、仏教の地域や人口は縮小し続けている。仏教は世界最高峰の宗教と言われているが、その勢力はイスラムとは反対に年々減少しているのである。その理由を考えてみた。仏教は悟りとか、利他とか、人格を磨く教えが主体だが、イスラムは必ずしもそうではない。過酷な砂漠の中で生き抜く知恵が散りばめられている。人格がどうのこうのと言っている場合ではない。他人を大切にしたり傷つけないなど綺麗事を言っている場合ではなく、異教者は責め滅して支配地域を広げ、人口を増やして勢力範囲を広げることを教えている。セックスについては積極的にそれを勧めて人口増加を図るように教えているが、仏教では禁欲を説き、欲望を抑えるように教えている。人口増加とは反対の方向である。このように見てくるとイスラム教創始者の人間性云々は的が外れているように思う。マホメットはもともと人間性を説いたのではなく、この世で生き抜き、勢力を拡大するように説いたのである。今回だけでなく今までにも何回もマホメット批判に対して信者による激しい怒りと殺人事件等が繰り返されてきた。釈迦やキリストが批判されてもこのようなことは起きない。宗教の違いをお互いにもっと明確に認識すべきだと思う。
2012.09.16
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カナダのレイク・ルイーズに行ってきた娘一家が美しい写真をブログで紹介していたので転載させて頂く。写真ではイマイチその美しさを表現出なかったとのことだが、実際のその湖面の美しさは口では言えないほどだったとのことである。これはそこにあるホテルで撮った写真とのことだがバックに湖や花が見えて随分綺麗なところだと思った。3歳の男の子、いつもはきかん坊なのにすましていると中々ハンサムだと思った。中国では尖閣諸島問題で反日の大規模なデモがあちこちで起こっており、一部では暴徒化しているとのことである。竹島をめぐって日韓でも激しい応酬が続いている。日本にも美しい所は一杯あるが今は近隣諸国との争いで美しいところがぼやけてしまっている。領土問題は難しい。1935年に世界ロータリークラブのポール・ハリスは「意外なのは道徳観念の強い多くの人々が、国境のことになるとたちまち日頃の道徳観念を忘れることである」と述べている。9月3日には香港でドラえもん誕生までの100年記念式典(ドラえもんの誕生日は2112年9月3日)が盛大に開催されて、参加した中国人が日本と中国が紛争していることと文化は別に考えるべきであると述べていたが、その彼も心の中では日本が一方的に国有化したことに対する反感はあるのだと思う。竹島も、尖閣も、その所有権を主張している国々はそれぞれ自国のものだと主張する根拠を持っている。それをかたくなに信じて話し合いにさえ応じない姿勢をとっている。結果的に自国に不利になる結論になるかもしれないが、我が国を含め、自国が損してもいいからと話し合いの場を作って行く努力が必要だと考える。カナダの美しい写真を見たり、すました幼い男の子の写真を見て、日本や中国、韓国では美しさが見えなくなっている悲しさを思った。相手がいるので自分だけで解決できる問題ではないが、最初から自国のものと決めつけないでお互いに他国の主張をきちんと聞く紳士になってもらいたいと切に望むものである。
2012.09.15
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山梨大医学部1年生が火、水曜で1班4人、木、金で2班4人当院に研修にきた。私は研修担当係なので、第一日目の火曜と木曜には8時に行ってオリエンテーションを行った。研修内容は主に看護師業務で、入浴、排泄、検査介助、食事介助、検温、血圧測定等の見学だったがかなり疲れたとのことだった。本日午後4時半からは学生と指導スタッフで反省会を行った。将来は医師になるが今回は看護師サイドに立ち、看護師がどんな仕事をするのか見聞きして大変勉強になったと述べていた。昔の医者はこのような経験もしないで医学部を卒業して看護師や検査技師がどのような仕事をしてどんなに苦労しているかも知らないで怒鳴ったり威張ったりしていることが多かった。このような経験を積んだ彼らはきっと他職種の人達を大事にしてチームワークの大切さを学び、患者さんのために最高の医療を実践してくれるのではないかと思った。
2012.09.14
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本日は午前中胃カメラ検査担当だった。受験者は健診受診の人が多いが、鼻からの胃カメラ希望者が最近増えてきた。本日は受診者全てが口からでなく鼻から入れる胃カメラを希望していた。咽頭から入れるのは変わりないが、嘔吐反射のある上咽頭に触らない方向から挿入するので反射反応が少なく楽に検査できるので希望者が増えているのだと思う。自分が検査を受ける時も口からの胃カメラだと、ずっとゲーゲーやり続けで目は真っ赤で涙はポロポロ、見られた様ではなかった。でも鼻からだとそれほど苦痛がないので、昨年からは自分で自分の鼻からカメラを入れて検査している。でもいいことばかりではない。鼻の穴が小さい人は右の鼻穴でも左でも入らないことがあり、無理して入れると鼻出血することがある。また口からのカメラに比べて鼻からのそれは細いので、光線の束が少なく明るさに欠けたり、吸引する穴が小さくて粘液などを充分吸引できない面もある。だから精密検査などの場合には口からの胃カメラを勧めている。検査を受ける方からしたら鼻からの方が楽なのでそちらの希望者が増える一方だが、検査する方からしたら、口からの方がよく見えるので口から検査したい気持ちが強かった。でもこの頃は鼻からの希望者が増えて慣れてくるとやる方としてもどちらもあまり差がなくなった。機械も改良されて鼻からでもかなり明るくなって見やすくなっている。受検者がゲーゲーしない分、鼻からの方がやる方からしても楽かなと本日思った次第である。
2012.09.13
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松下金融大臣(73歳)がお亡くなりになった。心からご冥福をお祈りする。状況から自殺が推察されるが真相はまだ分からない。自殺とすると怒った愛人が週刊誌にタレコミそれが記事になるのを苦にして自殺したと一部では言われている。自殺とした場合でもその真因は分かっていないが、大臣には複数の愛人がおり、今回とは別の愛人との間で以前にもトラブルを起こしている。一般論として愛人を持つのは、自分の情欲で持つことが多く、その愛人に魅力がなくなってくれば、以前のように大切にしないで、粗末に扱うこともでてくると思う。その時に愛人が不満を持ち、「マスコミに訴えてやる」となることも考えられる。愛人を持つ時、その愛人のその後の人生に全て責任を持ち、終生その人を大事にする姿勢があればトラブルは起きないと思うが、本妻との問題もあり、難しい問題が多く、軽い気持ちで愛人を持つべきではなく、命懸けで持つようにすべきだと思っている。私が受け持った91歳の女性には60歳代の男性の愛人がいた。その女性には成人した子供もいたが、子供と同じくらいの年齢の愛人を作った。そして老齢化し、軽い認知症にもなり、発熱で入退院を繰り返すようになった。その男性は毎日お見舞いにきた。年齢も年齢だしいつ寿命がきてもおかしくないとお話ししたが、その都度悲しそうな顔をしていた。そしてしばらくしてお亡くなりになられた。49日だったか1周忌後だったかその男性がご挨拶にみえられ、私が「よく看てやりましたね」と言ったら、涙が止まらない様子で何も言えずに帰っていった。恐らくこの愛人は亡くなった91歳の認知症がかったご婦人から本当に大事にしてもらったのだなと思った。男でも女でも愛人の立場になる人もいるし、愛人を持つ立場になる人もいると思うが、人と人とのふれあいである。正規の夫や奥さんに気兼ねしなければならない辛いこともあるだろうが、愛人同士となったなら、いつまでもお互いを尊重して、大事にしてもらいたいと切に願うものである。
2012.09.12
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統一教会教祖文鮮明氏が9月3日92歳で亡くなった。氏は今の北朝鮮出身で早稲田大学に学び、韓国に帰国後統一教会を創立し、自らをメシアと称し、日本や世界全国に300万人以上の信者を有する教団で、合同結婚式などを主導し、霊感商法では社会問題化した。氏のカリスマ性に圧倒されて日本にも信者が多く、大変真面目な人が多い。ある意味では素直でマインドコントロールされ易い人たちだったと言えるかもしれない。教祖の死後は3男、4男が後継として争っているようだが誰がなっても、霊感商法など金を稼ぐことに奔走するのではなく、心の救済、社会の救済、世界平和に貢献する、素晴らしい教団に生まれ変わってもらいたいと切に願うものである。
2012.09.10
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一連の行事が終わった。ホームヘルパー2級の講義、山梨大第一内科同窓会、いとこ会の熱海旅行、今全てが終わって家に帰ってきたところである。その全てに準備はした。土曜日のヘルパー講義に向けて万全の準備をしたが、本番では必ずしも私の情熱や知識を伝えることができなかったようで心残りだった。それに続いた同窓会、気の利いたスピーチをしようと思ったが必ずしもそれほど受けなかったようである。昨日今日の従兄弟旅行、昨夜のカラオケ、ずっと前から1曲を準備してきたが、本番では全く普段のように歌えなくて本当にがっかりし落ち込んでしまった。準備している時には成功を目指し、成功した時の満足感をイメージしているが、実際にはその通りにいかないことが多い。イメージ通り成功していい気分で明日からの仕事に弾みがつけば万々歳だが、その反対になってしまった。でも負け惜しみかもしれないが、「準備するところに価値がある」と考えて不成功は今後の糧とすることにして気持ちを改め、又新たな行事や仕事に挑戦していこうと思う。
2012.09.10
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マンデビラ、マンデビラはつる性と書いてあるがこれはどう見てもつるがない。違うのではないかと家内に言ったが、去年はツルが伸びていたとのことなのであまり自信がないがマンデビラ(サンパラソル)として掲載させて頂く。本日は午前中外来でキリキリまで外来があり、2時からのホームヘルパー2級の受講生のための講義に遅刻するのではないかとやきもきしながら息せききって会場に到着した。介護を志した大切な受講生のために心血を注いでスライドの準備をし、何があっても万難を排して駆けつけた研修会だったが受講生の態度にがっかりした。前に座っている人がずっと居眠りしているので、居眠りについては自分もよくするので仕方ないとして、理解度を深めるために質問しながら講義を進めることにした。そしてその受講生を指したが起きようとしないので思い切り大きな声でコラー!と怒鳴り自分がどんな思いでこの講義の準備をし、またどんな思いでここに来たのかの話もした。それはみなさんが介護を目指した貴重な宝だからですという話もした。でもその後もあまり変わり映えしなかった。こちらの気持ちと受け手の気持ちは違うものだなと思った。受講生は試験をして受講資格を得るというものではなく、希望者が少ないので誰でも受講できて宝としてもてはやされる。介護を学んで人様の役に立ちたいと真剣に聞いている人もいたが、介護を学ぶ気があるのか?学ぶ資格があるのか?と思われる人もいた。今日の講義を聞いて彼らが少しでも前向きになってくれることを願っている。講義のあとは山梨大第一内科同窓会がアピオで開かれたのでそれに出席した。司会者がしきりに古い人、おじいさんなどの言葉を使っていたが、確かに卒業したばかりの人から見ると父親どころか祖父の年代になってしまう我々だが、若い人、年寄りと分けないでもらいたいと思った。自分は若い人には絶対負けないと思っているし、年寄り、若手などと区別して考えたこともない。年齢ではなく、よい治療ができるかできないか、心があるかないかの勝負である。明日はいとこ会で熱海に行く。ここ数日は講義の準備、同窓会、そしていとこ会旅行と忙しい。
2012.09.08
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9月8日にホームヘルパー2級養成講座の講師として3時間講義をするのでここ数日毎日スライド作りをしていてやっと出来上がったがスライドの枚数は60枚になっていた。ホームヘルパー2級は150時間の研修が必要で、介護福祉士、社会福祉士、理学療法士、看護師、救命救急士等がのべ150時間の講義と実習を行う。講師は何人もいるが医師は私一人で講義の内容は医学の基礎知識1で、老人の特性、高齢者に多い病気、感染症、医療保険関係制度と公衆衛生の基礎知識等で極めて幅広く、スライドが60枚になってしまった。この資格をとると登録介護員として事業所に登録して訪問介護などの仕事に就いたり病院の看護助手などとして働くことができる。私の知り合いに45歳位の男性がいる。自動車セールスの会社に勤めていたが辞めて失業し、ハーワークに通って仕事探しをしていた。そこでヘルパー2級受講の話があり、受講料はハローワークで出すから受講しないかとのことだった。多くの失業者にその話はしているのだと思うが、おむつ交換や認知症の世話などまっぴらだと言う人ははなからお断りする。彼は受講料を出してくれるならと約1ヶ月半の講習を受講することにして、見事その資格をとって、最初訪問介護の事業所で働いていて、今は病院で働いている。その仕事内容に比べて給料は安かったとのことだが、今の病院の方は少しいいとのことだった。いま失業者は世に溢れている。介護の仕事をする人は足りない。そのため「受講費は国が出すから介護の仕事をしませんか」と言っても多くの人は見向きもしない。それは仕事の内容があまりにきついからという面もあるが、ヘルパーの給料がかなり安いことも関係しているのではないかと思う。私が今度講義に行く養成所では今年度受講生は9人とのことである。スライド60枚作って魂魄の講義をして優秀なヘルパー誕生に寄与したいと思う。そしてその人たちの活躍の結果としてヘルパーに対する給料が少しでもあがることを願っている。給料はあまりよくないが、お年寄りや困った人のお世話は自分の心の奥で満足感を与えてくれていると件の男性は話していた。年齢、性、学歴等には全く関係ないのでその心のある方は是非応募して頂きたいと思う。
2012.09.05
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8月31日で辞めたナースがいた。31日に病棟で隣に座ったのに、重症患者さんが気になっていて何も声をかけないで病棟に行ってしまった。昨日医局にそのナースからのお菓子と「お世話になりました」とのメッセージがあった。送別会もしなかったので詳しいことは知らなかったが31日で辞めてしまったのだと実感した。なんで昨日声をかけなかったのだろう!と悔やまれた。5年間一緒でお世話になったことも多かったのにあんな別れをしてと後悔した。彼女も声をかけなくてと思ったかもしれないが、それはそれで自分がしなかったのが悪い。彼女とのこと色々思い出して、済まなかったの思いが増した。人生には気がきかなかったり、勇気がなかったりししてすれ違ってしまうことがある。一生後悔するかもしてない。彼女の方から「今日で辞めます」と言ってくれなかったからこちらも言わなかったは言い訳にならない。過ぎてしまったことは逆戻りできない。悲しいことだが、心に刻み、同じ過ちをしないようにしようと思った。
2012.09.02
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アークトチス:4月ころからずっと今も咲いています。朝咲いて夕方には閉じます。以前疲れについて書いたブログで、その回復は睡眠によると書きました。今回はその睡眠について基礎的なことを書こうと思います。脳や体を休ませて再生するために眠りますが、脳の全部が休んでしまったら呼吸も、心臓も止まってしまいます。そこで眠って休養する大脳と眠らないで呼吸や心臓を動かし続けている脳幹(延髄)があります。眠っていても死ぬまで働き続けてくれる脳の部分もあることを知って頂きたいと思います。浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠があります。最初は深いノンレムが現れ次第に浅くなってレムに移ります。これの繰り返しを一晩に5~6回しています。夢を見るのは浅いレム睡眠の時です。何時間眠ればいいかとの質問を受けますが、6~8時間の間で昼間眠気を感じなければ十分眠れたと言ってよいと思います。多くの調査によって睡眠時間は短くても、長くても死亡率が高くなることが示されており、日中に快適に活動できることを睡眠充足の目安とし、睡眠時間にこだわらない姿勢が重要だと思います。日本人は次第に夜ふかしになり、平均睡眠時間が年々短縮しており、世界でも最も睡眠時間が短い国民の一つと言われています。年を取ったら眠れなくなったと訴えて来る人がいますが、年取ったら昔のようには眠れないものだと認識してもらいたいと思います。年取ったら5時間で十分の人が、8時間眠らなければいけないと考えたとすれば、その差は不眠感となり、イライラの原因になります。不眠症には中々寝付けない、途中で目を覚ましてしまう、早く目覚めてそれから眠れなくなるなどのパターンがありますが、基本は昼眠くて日常生活に差し支えるか否かで、さしつかえていなければどのパターンでも気にする必要はありません。でも中々寝付けないときはイライラしたり、不安感にかられたりするものですから睡眠薬を使うのもよいと思います。今では副作用もなくいい薬がたくさん出ていますので医師に相談するのがよいと思います。医師に相談するのがよいと申しますのは、不眠はうつ病の症状のこともありますので、単なる思い込みの不眠か病的不眠かを診断してもらう必要があるからです。殆どの不眠は眠らなければ、眠らなければの気持ちの焦りからくることが多く、開き直って電気をつけて本を読んだり、ラジオを聴いたり、テレビを見たりした方が良い場合もあります。睡眠は人が快適に生活していく上で最も大切なものですが、それだけにそれを意識しすぎて不眠症になっている人が多いと思っています。たとえ今夜眠れなくてもその次の夜はその足りない分も眠れるようになっています。眠り貯めはできませんが、補充睡眠のシステムがありますので、まず焦らないように心がけて頂きたいと思います。
2012.09.01
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