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今日、火曜日のラジオ日本全国8時ですの担当は国際ジャーナリストの伊藤芳明さんでテーマは日韓基本条約についてであった。1965年(昭和40年)に日本の佐藤栄作総理と韓国の朴正熙大統領との間で締結された日韓講和条約で日本から8億ドルの資金が提供され朴正熙大統領はそのお金を工場建設等のインフラ整備にあて奇跡の発展といわれる目覚ましい経済発展を遂げて最貧国から抜け出すことに成功した。しかしその発展は日本からの8億ドルが使われたからだが政府やマスコミはそのことを公にしないで経済発展は大統領の手腕のように報道されてきた。一切の請求権などもその条約の中に含まれ以後一切の請求はしないと明記されていたが、国民によく知らされて来なかったので慰安婦保障や徴用工保障などの問題が次々に起こっている。1910年から1945年まで日本が韓国を併合して植民地支配してきたがこの8億ドルはそのための賠償金だったのがうやむやになっていたこともその後の日韓関係を混乱させている。条約には日韓併合の1910年以後の条約は無効にするとの記載だけで賠償すると書いてないので8億ドルとは別に賠償金を払うべきだと思っている韓国民が多い。日本は併合したことが悪いことだとは思っておらずあえて賠償金としなかったことが今も尾を引いている。最近の徴用工や輸出制限に関する問題で日韓の溝は益々広がっているがその大本は日韓基本条約にあり日本はその条約で賠償も保障も十分したつもりで請求権も解決済みだとしているが韓国側はその内容が国民にずっと知らされてこなかったこともあり未だに日本は戦後補償するべきだと主張している。慰安婦問題で日本は10億円提供したがそれが政府の申し訳なかったという謝罪のお金ではないので受けとれないと言っているのは、基本条約以後の解釈の違いがそのまま継続しているものと思われる。この解決のためには日韓の首脳同士が腹を割って何度も話し合って双方の立場を理解することが必要だと考える。
2019.07.30
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人の評価は自分で自分を評価する場合と他人が評価する場合がある。自分で評価する場合はうぬぼれたり自己卑下することがあり、見方による偏りが大きい。他人が評価する場合は、客観性があり、偏りは少ないかも知れないが、その人の本質は外からは分からないことが多い。自己評価と他人評価では一長一短があるが、自己の成長という観点から見ると偏りはあるが自己評価しながら努力していくことになるのだと思う。今日は朝から大変だった。3階病棟で腸閉塞の人が嘔吐している。救急外来に全身に蕁麻疹の人が来ました。4階病棟で腹水が漏れています。胃カメラ検査に来てくださいなど次から次にコールがあった。一人の患者さんを診ている時にコールがあることが多く、いらいらして私をなんだと思っているのだという気持ちが湧く。電話をかけてくる方は私が今どういう状況にあるかは知らない。看護師にすれば自分の受け持ち患者が具合が悪いので医師に連絡するのは当然のことで悪いことをしているわけではない。しかし知らないとはいえ一人の医師を電話攻めにしてパニック状態に陥れているのである。もとより私はそれほどできた人間ではない。次から次に殆ど同時に別々の看護師から電話がかかってくるとまたかという気持ちで不親切に対応して適切な指示が出せないことが多い。人間はどん底に落ちた時その人間の真価が分かると言われる。金がなくて貧乏のどん底に落ちた時、時間的余裕が全くない中で仕事をしなければならない時、などもそういう時に含まれると思う。今度の時もあばちゃばして不機嫌で不親切に対応している自分を見て小さな人間だなと思った。同時に電話がかかってくると言ったって数分、数秒の間隔はあるはずだ。一流のスポーツ選手は数秒、もしくは秒以下の戦いをしている。同時と思うからイライラするのだ、数秒、数分の間隔はあるのだと思ったらかなり落ち着けた。医師というのは苦しむ人、病む人のために何らかお役に立つ役目を与えられた職業である。数秒、数分の間隔があるのに同時と思ってイライラしていた自分は自己評価するならかなりダメ人間だと思った。夕方になったら今日の忙しさはそれに気づかせてくれたことで感謝しなければいけないなと思えた。
2019.07.29
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イランでは今まで2回おしんが放映されたが視聴率90%以上のとのことでおしん大好き、日本人大好きの国とのことである。日本から遠く離れた国でイスラム教の国、あまり関心がなく好きでもない国だったが、おしんを日本人以上に熱狂的に観てくれていたのかと思うと急に親しみが湧いてきた。イスラム教による男尊女卑の社会が、おしんの生きた時代とマッチして共感を得たのかもしれない。他の国の人たちが自分の国で製作したドラマを夢中で観てくれることはうれしいものでその国を好きになるものだ。韓国ドラマ「冬のソナタ」が日本で大ヒットして韓国への親しみが湧き、韓国に好感を持った人も多かったと思う。私が当時勤めていた職場では冬のソナタのロケ地に職員旅行で行ってきた。イランでおしんを熱狂的に受け入れてくれたことに対して日本人はうれしくイランを好きになったが、冬のソナタ大好きの日本人を見て韓国人はどういう気持ちだったのだろうか?今の日韓関係をみていると日本人がイランに対して感じた感情とは違った感情だったのではないかと思えた。イランは今アメリカや欧州と激しく対立している。日韓の溝はさらに深くなった。核開発や経済問題、歴史問題などでいがみ合っているが、ドラマやスポーツなど文化や体育の活動を通じて国民同士で理解を深めてもらいたいと願う。
2019.07.28
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テレビドラマ「おしん」の再放送を夢中で観ている。よくもまあ毎回ハラハラドキドキのストーリーを展開するものだと感心する。これでやっとおしんも幸せになれると思いきや最後のナレーションで、逆転される予測が語られ次から次におしんは不幸や困難にさらされていくことになるが、おしんはそれにめげずに再度挑戦していく。最初の放映時東南アジア諸国やイランで爆発的視聴率を獲得したのはむべなるかなと思う。このドラマに出演している役者はみんな上手で本当に起きている人生のように思わせる。ガッツ石松がおしんを助ける的屋の親分役で登場したが板についており、引き込まれてしまった。他のドラマに出演していた時のガッツ石松を観たことがあるが、ドラマが低級だと役者も死んでいてわざとらしくて浮いていた。おしんではそのような役者はどこにもいなくて全ての役者が本物を演じている。すごいドラマだと思う。今日の場面は栄えていた夫竜三の羅紗屋が潰れて在庫品を露店でたたき売りしてその金で新たにミシンを買って子供服を作って売る商売を始めようとしている場面で、いまはそれが軌道に乗りかけているように見えるがそれが順調に行ったことがないのがこのドラマでまた様々な大波乱が待ち受けているのだと思う。いずれにしてもおしんはそのすべてにひた向きに向き合い克服してきた。おしんの父親は酒飲みで了見の狭いつまらない男だった。母親だって子供には優しいがそれほど優秀な女性だったとは思えない。あの両親からよくもおしんのような子供が生まれたと思う。奉公にいった加賀谷の大奥様に目をかけてもらい様々なことを教えてもらってあのような芯のつよい賢い女に育ったのかもしれないが大した女性がいたものだと思う。音羽信子演ずるおしんが年取ってからの姿が時々でてくるが、年取ったら普通の人間になっているようだ。しかし若い時のおしんは輝くばかりでまぶしい。最後は普通のおばあさんになる軌跡をこれからもハラハラしながら観ていこうと思う。
2019.07.26
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私は病院では多くの重症患者さん達を受け持っている。地域では公民館建設準備委員長をしている。日曜日は趣味でいろいろのことを習っている。今度の日曜日28日の日程は詰まっていた。27日土曜日の午後は歌のレッスンの予定だったが歯医者に行くことになりそれが日曜日に回ってしまった。それで日曜日は朝8時半から英会話レッスン、午後1時半から歌のレッスン、3時半からピアノレッスンになっていた。ところが公民館建設にあたり急いで近隣住民から私的道路の使用承諾書をもらって歩かなければならないことになり、その役員会を日曜日に開かなければ間に合わない状況だった。そんなに急に役員会の会場を貸してくれるところもないし、各委員の都合もあるし、自分の日程も詰まっていたのでほとほと困ってしまった。病院では88歳の患者さんが重症で今日明日のような状況にあり、精神的にも日程的にも追い詰められて絶対絶命の状態だったが委員の一人がローソンの2階を午後5時から借りてくれて日曜日の5時からその会議を開催できることになり、その会議終了後手分けして承諾書をもらって歩く道筋が見えてきた。5時というのはピアノレッスンが4時半に終わるのでそこから会場まで30分でこなければならずかなり危ない橋だがなんとか形は整った。今になってみると絶体絶命とは少し大げさだったかなと思えたが解決の糸口が見えるまでは困惑して困り果てていたのでそのような心境だった。人生、誰にも絶体絶命と感ずることが人生には何度かあると思う。しかし何とかしようとしてもがいていればどこかに救いの道が見えてくるものだと思った。
2019.07.25
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昨日のラジオ日本全国8時ですの講師は医学ジャーナリストの松井宏夫さんでうつ病の新しい治療法TMS療法を解説していた。うつ病というのは意欲がなくなり、物事に興味がなくなり、集中出来なくなって学校や会社を休まなければならなくなったりする病気で昔は怠け病などと言われたこともある病気で本人だけでなく家族も大変つらく苦しい思いをする病気である。原因は過労やストレスなどの社会的要因、いつも悲観的にものごとを考えてしまう心の傾向などの心的要因、脳の働きなどの身体的要因が挙げられている。我が国には約100万人患者さんがおり、心理療法や薬物療法を受けている。しかし実際には治療は受けていないが準うつ病の方がその倍近くおり、国民病、現在病などと呼ばれている。治療は薬物療法が中心だが良くなったり再発したりして難航することが多い。そこに登場したのがTMS(経頭蓋磁器刺激)療法である。アメリカでは10年以上前から日常診療で行われているが日本では数年前から診療が行われており、本年6月には保険適用してもらえることになった。治療方法は弁当箱と同じくらい大きさのものを額の左側に充てるだけで、外から脳に刺激を与えて脳の血流を増やしてうつ病を治す方法で、副作用もなく、パソコンが使えるようになったとか、目の前がぼやけていたのにすっきり見えるようになったとかかなり効果があるようだ。1回40分で5日間治療して、6週間=30日間でよくなるとのことで素晴らしい治療法が出てきたと思う。額に電磁波を当ててもらって脳血流をよくして頭脳明晰になるように願っている。
2019.07.23
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関心が低く投票率も48.8%と戦後2番目に低かった参議院選挙でひときわ異彩を放ったのは山本太郎氏率いるれいわ新撰組が2議席獲得したことだと思う。当選した二人は筋萎縮側索硬化症(ALS)の船後康彦氏(61歳)と脳性まひで首から下が麻痺している木村英子氏(54歳)で二人とも移動も字を書くことも一人ではできないので選任の付添人が必要である。このような方々が国会議員になれるとはだれが想像しただろうか?私は20年くらい前に徳洲会病院に勤務したことがあるが、その時徳洲会内から衆議院の方だったと思うが誰か立候補して職員は寄付することになり私も5万円寄付した。地方区だったと思うのでその地域に事務職の方は交代で殆ど全員応援に行っていた。その結果当選したのか落選したのかよく覚えていないが、国会議員になるには並大抵のことではないと思った。徳洲会系列の病院は全国に何十もありその職員数も何千何万人である。5万円より多い人も少ない人もいたと思うが億単位の金が集まったと思う。手弁当の運動員も何千人と駆けつけたと思う。それだけしても当選できたのかどうかよくわからないくらい国会議員一人当選させるのは並大抵のことではなかったのである。それなのに今回身体障碍が極度の二人が当選したのだから驚きである。代表の山本太郎氏の手腕によるものだと思うが大変なことをしでかしたと思う。身体障碍者二人は国会議員になることなど夢にも思っていなかったと思うが二人をよく説得したと思うしその二人をよくぞ当選させたと思う。障碍者に優しい政治を是非実現してもらいたい。支援者から4億円を超える寄付も寄せられたとのことで国民の中にも温かい心の人たちがたくさんいることも分かった。れいわ新選組の大いなる活躍を祈っている。
2019.07.22
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西洋芙蓉最近高齢でも元気な人が増えており一昔前の考えを改めなければならないと思っている。土曜日に入院した人は93歳で認知症はあるが割合元気なので、下血で貧血があるので輸血を考慮している。献血する人たちは若い元気な人たちが手術などの時自分の血液を使ってくれて助かることを願って献血するが90歳以上で認知症もあり、後いくばくもない人達のために自分の血液を提供したのではないと思っているかもしれないが、最近では殆ど超高齢者に使われている現実がある。以前にも紹介したが97歳で胃がんがあり、食事を食べても吐いてしまい貧血があった女性患者さんにも家族と相談して輸血を行った。その方はリュウマチがあり、脊椎管狭窄症もあり高齢だし点滴以上の治療はしないのが昔なら当たり前の対応だった。しかしこの方には輸血をし、医大に紹介して幽門狭窄を起こしていた胃がんを切除してもらってものが食べられるようになり、リハビリ目的で当院に帰ってきていままだ入院しているが感心させられることが多い。回診の度に新聞をよんでいるかテレビを観ている。「いつも勉強していて感心ですね」と言うと「退屈ですから」と答えてくれる。目や耳がまだそれほど衰えていないという幸運があってのことだと思うが、その年になってもまだ社会を知日本芙蓉ろうとして学習していこうという気持ちは大したものだと思った。最近の受け持ち患者さんは殆どが90歳以上の超高齢者だが、その方々から色々なことを学んでいこうと思っている。
2019.07.21
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昨日71才男性で高血圧治療中の方が来院した。歯が触っても痛い状況になってしまい1本かと思ったら次から次にそうなってしまって残っていた5本の内4本を抜いてしまったとのことだった。いずれも歯がぐらぐらしていたとのことで歯槽膿漏(歯周病)によるものだったと思われる。私も半年くらい前から左上奥歯が噛むと痛い状況になりいよいよ抜かなければならないのかなと思って歯医者さんに行ったら歯に高いところがあるのでそれが当たって痛いのでしょうと削ってくれて痛みが軽くなったので抜かないで済んでよかったと喜んだが、数日するとまた痛くなってきた。そこの先生はレントゲン的には抜くほどではないと言っていたがやはり抜かなくてはダメなのかと観念したが、歯科医院で処方されたヒノポロンという軟膏を塗ってみたらかなり良くなった。でも寝る前に毎回ぬるのも厄介なので夜の歯磨き後緑色のうがい薬「コンクール」でうがいを続けてみたら今は殆ど痛みはない。コンクールが歯周病菌の細胞膜に付着して歯周病菌を殺してくれて症状を軽くしてくれたものと思われる。歯周病の予防は歯の根元を良く磨くこととされているが歯周ポケットを作ってしまったらその中まで磨くことは出来ない。その点うがい薬ならポケットの中まで液が届くので効果があるのかもしれない。どの程度まで進行した歯周病まで効果があるのかはわからないが少なくとも痛みが出始めた初期のものには効果があるのではないかと思われた。
2019.07.20
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昨日の放火事件で死者は33人と言われていたが新たに一人加わり34人になった。今後もっと増えるかもしれない。犯人は青葉真司容疑者(41歳)と同定され、「死ね」「パクりやがって」などと口走っており自分の小説を盗まれたと思い込んだ恨みによる犯行と推測されているがまだ真相は明らかにされていない。各階が螺旋階段でつながれており火の手はその階段を通じて上層階に広がり多くの死傷者を出したと言われており構造上の欠陥が被害を大きくしたともいわれている。それにしても理由は何であれ多くの優秀なアニメーター達を次々に死に至らしめた罪は深い。最近は一時のカッとした感情で人を殺す事件が続発している。生命を大事にする気持ちが薄れてきているのではないかと思う。感情のコントロールが出来なくて暴走する人間が増えているのかもしれない。このような事件を2度と起こさないように教育や社会環境を整えていく必要があると考える。
2019.07.19
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今参議院選挙のまっただ中である。改憲派の与党が2/3に届くか否かなどが話題になっているが数はもちろん重要だが総理大臣に誰がなるかが最重要だと思っている。今回の選挙で総理大臣が決まるわけではないが総理大臣にふさわしい人について書かせていただく。今までの総理大臣は初代の伊藤博文氏から98代の安倍晋三氏までに2回以上就任した人もあり、全部で63人が総理大臣に就任している、吉田茂、岸信介、池田隼人、田中角栄 各氏など印象に残る人もいるが、最近の第88代で56人目の小泉純一郎氏から後の安倍、福田、麻生、鳩山、菅、野田、安倍氏についてその業績を眺めてみた。小泉氏は5年以上の長期政権を維持したが郵政民営化を自分の意思でやりぬいた以外は国民のために粉骨砕身努力してくれたという印象はない。それ以下の一度目の安倍内閣、福田、麻生、・・野田内閣までいずれも短命で本気で政治に取り組んで下さったのか疑問に思える。二度目の安倍内閣は長期政権になりそれなりに実績を上げてきたが、国民の声なき声を聴き国民が本当に健康で幸せな生活が送れるように大きな心でカジ取りしてきたかは疑問である。そのような中でその力はまだ未知数だが潜在力を持っている人物として小泉進次郎氏に注目している。有名大学を卒業したわけではなくいわゆるエリートではない。偉ぶらなくて尊大ではなく、国民の声を聴き実に爽やかな印象を受ける。父親の小泉純一郎氏とはその政治姿勢が天と地ほど違う。彼の人格形成はどのようになされたのであろうか?進次郎氏1歳の時父親が母親の宮本佳子さんと離婚しその後は純一郎氏の姉の小泉道子さんが母代わりとして育ててくれた。中学2年の時父親から実の母ではなく、本当は自分の姉で叔母さんなのだよと告げられた時には大変なショックを受けたとのことだが、進次郎氏の人格形成の大半は小泉道子さんからのものではないかと思っている。道子さんは2016年8月20日に84歳でお亡くなりになられたが進次郎氏とその兄の孝太郎氏の活躍を喜び、死ぬ間際まで応援していたとのことである。進次郎氏は純一郎氏とは似ても似つかぬ大逸材だと思う。総理大臣になって世界平和と国民の幸せのために大活躍して下さることを期待している。
2019.07.17
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今朝の新聞で2018年に亡くなった人の死因統計で老衰が死因3位になったと報じていた(全死因の8%)。一位はがんで2位が心臓病、4位が脳卒中などの脳血管疾患、5位が肺炎になっている。1980年までは脳血管疾患がトップだったがその年に一位をがんに明け渡し1985年頃心臓病に抜かれ今度老衰に抜かれて4位になった。高齢者の多くは肺炎その他の感染症やがんや脳血管疾患などで亡くなるがどう考えても老衰だと思われる症例に老衰と診断してきたが実際にはもっと多いと実感している。病院で死亡するケースの内90歳以上の超高齢者では半分以上が老衰の印象を持っている。なるべく老衰の診断書は書かないようにしてきたが実質は老衰だったと思われるケースも多く、超高齢化社会になった現在、老衰の比率はもっともっと高くなっていくものと思われる。見方を変えると老衰で人生の終局を迎えることは自然の流れであり、その比率が高くなっていくことは望ましいことだと考えられる。
2019.07.15
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7月7日にピアノの発表会があり、練習時間が足りなくて不本意な発表になってしまったがその後1週間が経過し本日は日曜日で時間があったので落ち着いて練習したら暗譜(楽譜を見ないでひく)も出来るようになったし落ち着いた気持ちで焦らなければエリーゼのためにが弾けるようになった。7月11日には消化管研究会での発表もありそのスライドもきちんと作り無事発表してきた。7日と11日と日程が重なり焦りもあって困惑し緊張し取り乱したようなところもあったが発表会が過ぎて焦らないで落ち着いて練習したらきちんと弾けた。人間誰でも落ち着いてすればできるものだなと思った。私のように能力の低い者でもできたのだから諦めずに頑張ればだれでもどんなことでもできると思った。
2019.07.14
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全パに5連敗しており今日負けると6連敗になる瀬戸際で全セがやっと勝った。巨人、阪神など人気球団を擁するセリーグはオールスターや日本シリーズで中々勝てない。今ではセパの人気は伯仲してきたがかってはセリーグが人気が高く、パリーグの人気は低かったのでパリーグ選手はハングリー精神でパリーグの存在感を示すために必死で戦いお祭り気分のセリーグを圧倒してきた。スポーツの世界では強いものが勝ち人気もそれについてくる。パリーグの人気が高まってきたのは必死に戦い勝利してきたパリーグ選手たちの活躍によるものだと思う。今日は阪神勢が大活躍して中でも昨秋実業団からドラフト一位で阪神に入った新人の近本光司選手(24歳)はサイクルヒットを含む5安打でセリーグの勝利に貢献した。昨日の第一戦では、全セがだらしなくてとても勝てそうになかったが今日は見事に大差で勝つことが出来た。やればできるのである。やる気を出して思う存分暴れまくって結果を残してもらいたいと思う。セパの実力が伯仲してこそプロ野球は面白くなる。セリーグ選手の奮起を望むものである。
2019.07.13
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長命者が増え高齢者人口が増えてきて高齢者に対する医療対応が変わってきた。数十年前は80歳以上の高齢者には胃カメラはしなかった。検査そのものが大変だったし、検査で何か見つかっても手術も出来ないので無意味な検査とされてきた。ところが今は2か月くらい前のブログにも書いたが胃の幽門が狭窄して食事が食べられなくなった97歳女性を山梨大第一外科で引き受けてくれて先日無事手術が終了してリハビリ目的で当院に転入院してきた。食事が食べられるようになり近々当院からも退院予定である。昔ならとても考えられないことである。私は今の病院に勤めて12年位になるが、勤め始めのころは、入院患者さんで90歳以上はめったにいなかった。いれば人生の終末で静かに見守ってやるのが良いとされてきた。所が今は入院患者さんの殆どは90歳以上である。数か月前94歳の男性を受け持った。認知症があり、食事が食べられなくなって点滴で栄養をつないでいたがいよいよ人生の終末を迎える時がきたものと認識していた。呼吸困難や痙攣などがあっても終末への一症状としてそれほど重視していなくて家族に連絡しなかったら、見舞いに来た家族から状態が変わっているのに連絡してくれなかったと随分苦情を言われた。高齢で認知症などがあり口もきけなくて意思疎通ができないような患者さんの場合、老衰でいよいよその時が近づいてきているのでその覚悟をしておいて下さいと家族に言ってきたが、今はその状況が変わってきていることを実感した。たとえ90歳以上であっても、認知症があっても、食事を食べなくなっていてももう寿命を迎える段階ですとは言えなくなってきている。まだまだこれから何年も生きるのではないかと思える時代になってきたのだと思う。医療者側の考えも変えていかなくてはならないと思った。食事をたべないとか発熱とか貧血とか高齢者にはつきものだが90歳以上だからとかは言えなくなってきた。いくら90歳以上でも様々な症状に対して 今まで以上に細心の注意を払いながら診療していこうと思っている。
2019.07.10
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生涯でこれほど緊張して硬くなったことはない。普通発表会に出るには4-5か月前位からから準備して出場するものだと言われているが私の場合は5月中頃先生からどうですか?と言われて「出てみます」と返事をしてしまった。1か月半あれば十分出場できるまでになれると思ったがとんでもないことだった。期末試験や国家試験など普段勉強していなくても直前になって必死で勉強すればパス出来てきた。ところがピアノは違った。直前になっていくら必死で練習しても少しも上手になれなかった。一夜漬けは無理で数か月かかってやっと一曲弾けるようになるものだということを知った。一か月半では所詮無理だったのである。日にちはどんどん迫ってくる。夜を徹して練習しても少しも上手にならないので焦ったり落胆したりでここ数日は生きた心地がしなかった。そして当日を迎えた。弾き始めても間違うところが多く、間違うとなおさら上がってしまう状態で這う這うの体で終了した。ここ数日はかなり練習したがその効果は殆どなかった。それでも終了して帰るときに見知らぬ二人の方から「よかったよ」とか「感心したよ」と言われた。家族からも「緊張していて間違えたところが何か所かあったけど最後まで到達できたのだからよかったのではない」と褒めてくれてビールで乾杯してくれた。練習の積み重ねで弾けるようになるものなので発表会は終わったがこれからも練習していこうと思う。応援したり励まして頂いた方々に心より感謝申し上げる。写真は緊張しまくっておっかなびっくりピアノを弾いている姿と出演者と先生との集合写真である。
2019.07.07
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いよいよ明日発表会ということで娘や孫が私の演奏を聴いてくれた。暗譜といって楽譜を見ないで弾いたので同じところの繰り返しが何か所もあったと指摘してくれた。録音してくれたのを聴いたらあまりにゆっくりで稚拙なのには愕然とした。いまさらじたばたしてもどうすることも出来ない。家族も半分はばかばかしいと思っているかもしれないが応援もしてくれているので今は絶望的現状だが高望みしないでありのまま精いっぱい弾いて来ようと思う。。
2019.07.06
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22歳で横綱になり、一度も優勝しないまま親方と対立して部屋を飛び出して廃業した北尾さんが2月に糖尿病からくる慢性腎不全で55歳で亡くなった。先日テレビで奥さんとのなれそめや相撲廃業後のプロレスや総合格闘技デビユーや闘病生活などについて紹介していた。我が家では家族で観ていたが、体格や才能に恵まれながら惨めな人生を送られたことに大きなショックを受けた。救いは医師である奥さんが唯一の理解者で終始支え続けてくれたことだが、角界では若くして角界の頂点に立ったからか、「自分は偉いのだ」と付け人たちを苛め、親方に反抗し、自分本位で人のためにつくそうという気持ちのない人だったと思えた。孫たちも一緒に観ていたが、どんなに才能に恵まれ、権威ある立場になっても少しも謙虚でなくいばりまくっていたら周囲からソッポを向かれることになる現実を真剣なまなざしで観ていた。人間的に未熟な22歳の青年を横綱にした相撲協会が悪い。あんなに早く横綱にしなければ天狗にもならなかっただろうし苦労もして人格も磨けただろうに。という意見もある。あまりに早い横綱昇進が北尾さんをスポイルした面もあるかもしれないが、根本は本人の自覚だと思う。お亡くなりになられた方のことをとやかく言うべきではないのかもしれないがテレビを観ての感想は周りに対する思いやりにかけ自分本位で思いあがっていたのではないかと思った。人生の途中で自分に対する内省と他人に対する思いやりにお気づきになられたらもっと違った人生になったのではないかと残念に思いながらご冥福をお祈り申し上げた。
2019.07.03
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