今が生死

今が生死

2007.01.09
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カテゴリ: 付き合い
仏法の教えに「声仏事をなす」というのがあります。声によってその人の仏教理解の程度や人となりが分るというものですが、この世の中で他人との付き合いで声ほど重要なものはないと思います。心にやましいことがあれば声が震えたりします。嬉しければ弾んだ声になり、悲しければ落ち込んだ声になります。怒っていれば怒鳴り声になり、何かをねだる時には猫なで声になります。私達は何気なく声を出して話していますが、それは全て自分の本性であり、他人はその通りにキャッチしています。それなら今年から声に気をつけようと思われた方もいると思いますが、心に内容がなくて声だけよくしようと思っても難しいと思います。しかし今まで心は綺麗だけど声の重要性に気が付かなくてぞんざいだったと言う人は声に気を配ることによって相手に与える感じががらりと変ってくると思います。
私は文章などを書くと結構なことを書いたりしますが、声が弱々しく、説得力もないので、しゃべり出しても気づかれず無視されることもあります。今の声の調子ではあまり相手にしてもらえないのではないかと思いました。いくら誠実な心があったとしてもボソボソ声で何を言っているのか分らないではだれもありがたがらないと思います。あの人は美人だけれどしゃべっているのを聞いたら幻滅だったということもあります。大声で人を威圧するようにしゃべれというのではなく、声調、リズム、声量、そしてしゃべっている態度全てが聞く人に快く響くことが必要だと思います。それには人間性を磨かなくてはだめだなと痛感しました。声の重要性を深く認識した上で人間性の充実に努力していきたいと思います。星星ハート





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Last updated  2007.01.09 13:07:55
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