今が生死

今が生死

2007.10.12
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カテゴリ: 健康
昨日のブログに、昨日の日本農村医学会の講演で鳥取大学の浦上先生が、「認知症は10年以内に治る病気になる」と話されたことを紹介しましたが、そのことについて少し追加しておきます。

セレクターゼ阻害剤やアミロイドβ蛋白ワクチン療法などで、脳に沈着した色素を除去することが可能になっており、免疫系の副作用問題をクリアできれば実用化できるとのことでした。

「但し」と言われたことを追加します。現在認知症として治療されている方は殆どが80%以上細胞が壊れており、行き着くところまでいったものは治らないので、早期発見、早期治療が重要とのことでした。

今までは治療法がありませんでしたので、すこしおかしいなと思っても、本人も家族もどうすることもできず、成り行きにまかせるしかありませんでした。

最近アリセプトと言う薬か登場して、すこし効果があるみたいですが、根本的な治療法ではありません。これから根本的な治療法が登場してきたら、早期発見、早期治療が必須とのことでした。

その薬が登場するまでまだ10年位かかると言われていますが、その準備段階として、胃ガンの集団検診などが行われているように、認知症の集団検診をして早期発見、早期治療をすることが必要だと話していました。

その検査法は桜、猫、電車など事物3つの名前を言ってもらい、しばらくして再度それを思い出して言ってもらうことと、今日の日にちを何年、何月、何日、何曜日、と正しく言ってもらうことと、立方体を模写してもらうことの3つの検査だけでいいとのことでした。簡単にできる検査ですので皆様もやってみてください。それが全てできれば問題ありません。立方体がいびつになったり、上手く書けていないと減点になります。15点満点で12点以下の場合アルツハイマー型認知症が疑われるとのことで、早期受診を勧めることになります。





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Last updated  2007.10.13 00:01:33
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