今が生死

今が生死

2008.01.15
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カテゴリ: 健康
本日夜7時半からクローズアップ現代をみた。皮膚由来の万能細胞を発明した京大の山中教授との対談だ。

脊髄損傷で歩けないねずみが万能細胞の注入で脊髄が正常になって普通に歩けるようになった映像(これは受精卵から作ったES細胞を用いたものだが)が流されたが、万能細胞を用いれば腎臓がだめになって現在透析している人たちも自分の体の中に腎臓を作れるようになるかも知れない。

夢のような話だがまだまだクリアしなければならない問題が山のようにある。まず第一に安全かどうかである。万能細胞は癌細胞にも転化する可能性がある。
24個の遺伝子を皮膚細胞に入れたら万能細胞になったがいらないものも入っているはずだと消去法で一つずつ消していったらたった4個で十分万能細胞になることが分かったとのことである。しかし遺伝子は互いに影響しあっていて、抑制するものもあれば促進するものもある。4つに絞り込んでよかったかの問題がある。24個以外にも発癌させないためには何らかの新たな遺伝子を入れなければならないのかもしれない。

無害だ、発癌性はないということになってから次の段階として、具体的な臓器への転化が研究されていくが、心臓や腎臓、肝臓の細胞は作ることができても、心室や心房を作ることは容易ではない。山中教授も言っていたが、若くて優秀な研究者が続続と結集して貰いたいと思う。

優秀な若者達よ、年は若くなくても若き情熱のある者よ、山中教授と共に、人類始まって以来の大研究に取り組んでもらいたいと思う。





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Last updated  2008.01.15 22:01:21
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