今が生死

今が生死

2008.07.02
XML
カテゴリ: 健康
s-IMGP1901.jpg

サフィニア:ナス科ベチュニア属、南アメリカ原産(ブラジルのバンバ)サントリーと京成バラ園芸がベチュニアから協同開発(1989年)した。胚、種子を経ずに葉や茎、根などで繁殖する栄養繁殖形態で、だまっていると庭中に増える。現在駐車場の砂利が敷いてあるところにも咲いている。花言葉は「変化に富む」「貴方がそばにいると心が和む」

午前中15人の胃カメラ検査をして帰る時間を見たら12時を過ぎていた。12時から1時までの間に先日の93歳の患者さんの家族から返事があることになっていたが、これから車に乗らなければならないのでこちらから電話した。その家庭は93歳の父と80歳代の母、そして娘さんの3人暮らしである。娘さんは胃ろうを作ってもらうことに心が傾いていたが、母親と相談して連絡してくれることになっていた。

返事は「母は胃ろうを作らずに自宅で、見守りたい意向です」とのことだった。一つの選択としてそれはそれでいいと思う。今では栄養剤も進歩して、胃ろうを作れば殆どの人が肉体的健康を取り戻し、太ってくる。この患者さんの場合は意識もしっかりしているので、胃ろうの意義は十分あると思って娘さんには説明したが、奥さんの同意は得られなかった。奥さんに直接会って説明すれば了解してくれたかも知れないが、一つの選択として、これはこれでいいと思う。

今私は、胃ろうを作った100歳の女性を受け持っているが、いつお亡くなりになるかは予測できない。胃ろうを作らなければ、間違いなく数週間もしくは数ヶ月以内にはお亡くなりになられたであろう。

自宅につれて帰り、訪問看護をしてもらおうと思うので、点滴の処方をしてもらえるかとのことで、「お安い御用です」と答えた。

ただ長く生きればいいというものではなく、生活の質や経済の問題もあり、娘さんは勤めており、看病するのは奥さんなので、奥さんの意向を尊重して近く退院の手続きをとってやろうと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.07.02 17:14:50
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: