今が生死

今が生死

2009.01.06
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カテゴリ: 世界平和
国内的には不況による職なしが大問題だが、国際的には年末、年始にかけてイスラエルとガザ地区のハマスの戦闘状態が大きな問題だ。

最初はガザを支配するイスラム過激派ハマスが、イスラエルへのロケット攻撃を始めた。これに対してイスラエルは空爆と戦車による本格的進軍を開始した。空爆で500人以上が死亡し、その2割は子供たちだという。職がないのも大変なことだが、人々を苦しめ死なせることはもっとむごいことである。

このむごいことがイスラエルとパレスチナの間で1948年のイスラエル建国以来何度となく繰り返され、そのつど多くの犠牲者が出ている。パレスチナには穏健派でイスラエルとの話し合いに応ずる用意があるファタハ党とイスラエルを否定してあくまで武力闘争をするハマス党があり、パレスチナ人の支持はハマス党の方が優勢な情勢にある。イスラエルはハマスを叩いてファタハに加勢したい気持があるが、国民は今回のことでかえってハマスへの肩入れを強くしている。

ファタハは汚職などがあって支持を失ったとのことだが、戦闘集団の方がかっこよく見え、心情的にそちらの方を支持する気持は分かるが、それによって多くのパレスチナ同胞が殺されるのはどう思っているのだろうか。

国際世論はハマスのロケット攻撃に対して何十倍もの報復攻撃をしているイスラエルが悪いというものが多い。イスラエル建国には問題があったかもしれない。しかしすでに国際的に認められユダヤ人国家として国民が生活しているのに、その国家を認めないとして執拗に攻撃しているアラブ・パレスチナ・イスラムも心を澄ませて考えてもらいたい。

メンツとか、利害とか、権益とか、宗教的信条とかあるかもしれないが、仲間のパレスチナ人を自分たちの行動で殺していることに気づいてもらいたい。イスラエルを認めることはメンツにかかわるかも知れないがそんなものより人命の方がどんなに尊いか分からない。

彼らに人命の尊さと平和の意義を分かってもらいたいと何時も願っているが、怨念に毒された彼らの心は中々開かない。世界中の沢山の人達が平和と人命の尊重を願っているが、一部のかたくなな人達の心には届いていない。

でもくじけずに今年も皆で平和を祈り続けて行こうではないか!





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Last updated  2009.01.06 19:07:05
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