今が生死

今が生死

2009.01.24
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カテゴリ: 健康
今朝7時のNHKニュースで、インフルエンザの第一の予防は手洗いだとして、手洗いの方法として石鹸をつけて指の股や手首まで丁寧に洗う方法を紹介していた。

本当にインフルエンザの第一の予防法が手洗いだろうか?このウイルスは気道感染で鼻粘膜や咽頭を介して感染する。ウイルスが付着した指で鼻の穴をほじったり唇に触ったりすると感染することがあるが、それが第一の感染ルートではない。第一、今日のニュースではいつ手洗いしたらいいか述べていなかった。ナンセンスこの上ない。

このテレビを見る限り、四六時中、丁寧に手を洗っていればインフルエンザに罹らないような話だったがそんなことはない。低温、乾燥で猛威を振るうインフルエンザウイルスには暖房と加湿、マスク、うがい、などが有効である。湯ざめなど体を冷やすことは大敵である。普段から果物野菜などビタミン豊富な食事を心がけて体に抵抗力をつけておくことも大切である。

手洗いが全く無意味という訳ではないが、それが第一の予防法などというのは欧米の論文などを読みかじって軽はずみな判断をした結果だと思う。それにしても、今回の場合、いつ洗ったらいいのか明らかにすべきであった。

外出から帰った時、人に感染するのを防ぐために鼻をかんだりくしゃみをしたりした後、インフルエンザの患者さんを看病した後などに洗うのは有効だと思うが、洗う時も言わず、ただ手を洗えばインフルエンザが防げるなどとは天下のNHKとして、恥ずかしい報道で、チェック機関はないのか疑問に思った。

NHKのニュースはよく見ているが、他のニュースも私の専門でない部門については大ウソをつかれているかも知れないので鵜呑みにしないようにしようと思った。






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Last updated  2009.01.24 20:47:15
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