今が生死

今が生死

2009.07.28
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カテゴリ: 教育
7月23.30日号のメディカルトリビューン紙に、小児期のいじめは思春期に精神病性症状を発現する傾向が強いとの研究論文が紹介されていた。

英国のアンドレア・シュレイアー博士らは6,437人の子供について継続的に調査し、8~10歳の小児では46.2%がいじめに遭っており、13.7%が広範囲の精神病性症状を発現したとしている。この発現リスクは、家庭の不幸、子供のIQ,他の精神病等とは無関係にほぼ2倍の頻度で出現し、いじめが常習的、または重度であるほど関連が強かった。とのことである。

いじめはいけないと言われながら、それがその子の将来にどのように影響するかの研究は少なく、この研究も方法論やデータの出し方などに問題があり、素晴らしい研究とはいえないが、それでも将来に目を向けた研究として注目される。

教育の目標は知育、徳育、体育、だが、体育というとスポーツで優れた成績を残せる児童生徒を育てることに目がいきやすいが、病気にならない健康な体に育てることも重要である。いじめが精神病性症状を出現させるとするなら、国語、算数などの教科カリキュラムと並んで、いじめをなくす教育基本カリキュラムをつくって、健康な子供を育てる教育体制を確立してもらいたいと願う。





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Last updated  2009.07.28 21:25:16
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