今が生死

今が生死

2010.01.13
XML
カテゴリ: 政治
稲盛氏の略歴は以下の通りである。

1932年1月、鹿児島市に生まれる。

1955年鹿児島大学工学部を卒業後、京都の碍子メーカーである松風工業に就職。
1959年4月、知人より出資を得て、資本金300万円で京都セラミツク株式会社(現京セラ)を設立し、社長、 会長を経て、1997年から名誉会長を務める。

1984年には私財を投じ稲盛財団を設立し、理事長に就任。同時に国際賞「京都賞」を創設し、毎年11月に人類社会の進歩発展に功績のあった方々を顕彰している。

他にもボランティアで、全60塾(海外7塾)、5,500人余の若い経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として経営者の育成に心血を注ぐ。(2009.10.31現在)

この1月の誕生日がくれば78歳になる。日航と言えば世間の注目を集めており、失敗すれば国賊ものとも言われかねない大変な立場である。年齢のことも考えただろう。でも要請されたなら引き受けなければならないという強い責任感が働いたのだと思う。

氏の書いた「生き方」という本を読んだ。カバー表紙の裏側に「私の成功に理由を求めるとすれば、たったそれだけのことかも知れません。つまり私には才能は不足していたかも知れないが、人間として正しいことを追求するという、単純な、しかし力強い指針があったということです。」と書いている。

単純でしかも力強い指針を実行するにはエネルギーがなければならない。強い意志力も必要だ。日航の立て直しは絶対必要だと意に感じて引き受けたのだと思うが、氏の誠実さと、今まで積み重ねてきたノウハウで日航を見事に立て直して頂きたいと心から願うものである。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.01.13 18:40:35
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: