今が生死

今が生死

2010.01.30
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カテゴリ: 行事
「人生はカレーライス」に収められている話の一つである。
筆者は中学生の頃から家業の機械部品工場を手伝っていた。一番いやだったのは返品された部品の山。規格が変わった、寸法が違うという理由で返品された部品を徹夜で手直しするのを手伝わされた時には、「こんな家早く出て行こう」と本気で考えた。

直しの仕事は手間がかかるのに結局は殆どただになることが多く「一円にもならないなんてやっていられないよ」という私に、父は「金にならない仕事ほど懸命にやれ」とよく言っていた


こんなちっぽけな町工場がいまだに続いているのは、親父の遺言のようなこの言葉のおかげかなと、後を継いだ筆者は考えているとの内容だが、感銘を受けた。

お金のために仕事するのが当たり前の時世だが、お金にならない仕事も結構ある。お金にならなくても懸命に仕事する。それが信用となり、お得意さんができるのだと思う。

お金にならなくても修理など懸命にしてくれる会社は信用して次に注文してくれるのだと思う。

私達の仕事でもいくら頑張っても一銭にもならない仕事もある。でもそういう仕事でも真剣にやるところに信用が生まれ、自分自身の心の底からの満足感も得られる。

それは人の評価にもつながることだと思う。お金にならなくても、目先の利益にならなくて、必要なことなら懸命に取り組める人間になりたいと思った。





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Last updated  2010.01.30 22:13:21
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