今が生死

今が生死

2010.04.02
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カテゴリ: 健康
写真は熊本県芦北町田浦の御立岬である。先月末に熊本の友人が撮影してきてくれたものである。
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昨日と今日の外来に発熱(高熱)患者はいなかった。先々週くらい前までは外来患者の半分近くが発熱患者だったが、今はいなくなった。新型インフルのワクチン250万人分を破棄したとの新聞記事も読んだ。

まだまだ油断できないが猛威をふるっていたインフルも小休止というところかもしれない。しかしいつまた大流行するか分からないので注意していきたい。

先日呼吸器疾患研究会の議事録で肺炎2症例を読んだ。かなり重症の肺炎だが簡易インフルエンザ検査では何回も検査したが陰性であった。この段階で、多くの医師はこの肺炎はインフルエンザによるものではないと考える。しかしPCR法で詳しく調べたら両者とも新型インフルエンザが陽性であった。

実際はインフルエンザなのに、簡易検査での陽性率は50~70%と言われている。本当はインフルエンザなのに陰性と出る率が半数近くあることになる。

潜伏期は1~2日で少し遅れて4~5日位のこともあるが1週間以上のことはない。簡易検査の結果だけでなく職場の人や家族の感染状況をみて診断する必要があると思った。陰性の時はインフルエンザはマイナスですと話してきたが、実際は30~50%の人はインフルだった可能性があり、今後の診療には十分注意していかなくてはならないと思った。






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Last updated  2010.04.02 21:48:03
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