今が生死

今が生死

2011.01.07
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カテゴリ: 生き方
今日家に帰ったら年賀状を出した先輩医師の奥さんから御主人は昨年10月に病没したので年賀の挨拶が出来ないとのお葉書が届いていた。

先生は私が最も尊敬し、お慕いしていた先生でまさかお亡くなりになっていたとは夢にも思っていなかった。人生全般について様々に激励して下さり、様々な御指導を頂いた。本を出版してお送り申し上げると即座にお電話下さり感想などを述べて下さった。今度もお送り申し上げたがお電話がないのでどうしたのかなと思っていたらお亡くなりになられていたとのことだった。まだ70歳代も前半でまさかと思っていただけにショックだった。本を書いたのもその先生に読んで頂きたいと思って書いたのにその先生がいないなんて気が抜けてしまった。

でも早かれ遅かれ人は死ぬ。悲しいことには違いないがこれが人の世なのかなと思った。この世で最も尊敬し、お慕いしていた先生だが、いつまでもこの世にいてくれる訳ではない。自分だって何時あの世に行くのか分からない。

一つ言えることはこの世に大勢いたかも知れないが少なくとも一人、心から尊敬しお慕いしていた人間がいたということである。翻って自分のことを思った。後輩を心から激励し、心から大切に思い、その成長を願っていただろうかと思った。自分が死ぬ時、あの人に心から激励してもらったという人が一人でもいるだろうか?と思った。亡くなった先生が私を激励してくれたような関係の後輩はいない。それこそ寂しいことだと思った。

先生はお亡くなりになってしまったが、まだ私は少しは生きながらえている。先生のお気持をくんで一人でも多くの後輩(一人でもいい)を心から激励できる人間にならなくてはと思った。





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Last updated  2011.01.07 21:12:29
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