メディカルトリビューン1月6日号に、産婦人科医の進 純郎氏が、「見守るお産、待つお産」を書いており、感銘を受けたので紹介させて頂く。
最近わが国では乳幼児虐待が社会問題となってきている。その一つの要因は生む女性の主体性が欠如して産科医主導のクリニックや病院にいって分娩をお任せしている女性が多いことだ。そこはベルトコンベアで赤ちゃんを産む工場みたいで、母親が内に秘めた力を発揮する場ではなくなってきている。合わせて不妊法が普及し、計画妊娠や計画出産が可能になり、自分達がこしらえた子供と認識している夫婦が増えてきている。
子供は天から授かったもので自分達がこしらえたものではない。それなのに最近の親は子供は自分たちのもので、産むときには産院や病院にいって楽に産ませてもらえばいいと考えている人が多い。自分が苦しみながら天からの授かり物を産むという感覚が欠如しており、生まれてからの子供を自分のものと思ったり、単なる未熟な生き物と思ったりして、親子の愛情関係が希薄で、乳幼児虐待の引き金になっている場合があると書いていた。現在、進氏は助産師主体で、何かあったら医師が介入する産院で働いているとのことである。
病院任せ、医師任せの主体性ない分娩が横行していることが現在の乳幼児虐待につながっているとの見方には同感である。安易な道でなく、自然で苦しみを伴う分娩コースを選択する女性が増えることを願う。
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