今が生死

今が生死

2012.10.15
XML
カテゴリ: 健康
FJ3101040001.jpg
   ピンクの孔雀草

医師の免許がない人がいくつもの県で検診医として働き何百人もの人を診察していたとして逮捕された。検診医というのは集団健康診断で血液検査や胸部X線、超音波検査等を行う会場の一角で心臓の聴診などの診察を行う医師のことである。血液検査や検査機器等が発達して今の検診には医師の診察は殆ど役にたっておらず、無意味と考えられているが、未だに必須検査項目に含まれている。

必要性をあまり感じていないのでそれに積極的に従事しようとする人は少なく、主に研修医等がアルバイトとして当てられていたが、数年前に新研修医制度になり、研修医はアルバイトをしてはいけないことになってしまった。その結果、検診で診察をする医師がさらに不足し、あちこちの検診施設は困窮した。そのような時、上記のような人が検診の診察をしてくれるとなればこんなにありがたいことはなく、一も二もなく採用した。聴診器を受診者の胸に当てるだけでもOKのこの仕事、免許があろうがなかろうが誰にでもできることなので、ニセ医師は何の苦労もしないで仕事をこなして莫大な報酬を稼いでいた。

検診では血液検査料やレントゲン検査料その他色々費用がかかるが医師診察料が最も高い。医師診察がなくなれば、総検診費用もずっと安くなり、国や市町村の負担額や本人負担額もかなり安くなる。

血液検査や超音波検査機器などがまだ発達していなかったその昔、診察と言えば医師が聴診器を当てて診察するものと思われていたので、その名残として、今でも検診項目の中に診察が含まれているが、費用効率や、その必要性を考えたなら、検診項目から外すべきだと強く主張する。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.10.15 23:07:03
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: