今が生死

今が生死

2014.01.08
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カテゴリ: 健康
マスクが風邪の予防になることは実証されていないが、多くの人は予防するのではないかと思って、色々の場所でマスクをしている。

102歳の医師、日野原重明先生は学会の市民公開講座で講演した時、冒頭で会場内でマスクをしている人は外して下さいと注文つけた。皆さんの表情が分からない。私の話を聴いて笑っているのかどうかもわからない。人と人のコミュニケーションを妨げることになり、相手に対しても失礼になるとの考えからだった。

診察する時先生はマスクはしない。患者さんとのコミュニケーションが充分取れないからだという。咳が出たり、鼻水が出たりしている状態なら人に移す可能性を減らすためにもマスクをしてもいいが、自分を護るため、予防のためにマスクをするのは礼儀知らずでコミュニケーションの大切さを知らない人たちだとのお考えのようだ。

歯科医師はほぼ100%マスクしている。医師の半数くらいもマスクしている。私は内視鏡医だが、胃カメラの時は通常はマスクしない。胃カメラの結果を説明するのにマスクしていると聞きづらいと思うからだ。大腸カメラの時は便汁が飛んでくることもあるのでマスクしている。

完全に予防できるなら兎も角、効くか効かないか分からないが何となく予防できるような気がしてマスクするのは考えものだと私も思う。ましてや自分が風邪も引いていないのにマスクをしたまま会議に出席し、マスクのまま発言する人がいるが知性を疑う。

最も冒頭の講演会でマスクをしていた人達は、マスコミなどが、人が大勢集まるような場所ではマスクをしましょうなどと喧伝するものだからそれに乗ってしまったと思われ、彼ら、彼女らには罪はないように思う。

基本的には自分が病気の時には人に移さないようにマスクをすることはその効果も実証されているので、しても良いが、予防のためにはコミュニケーションのことも考え、むやみにしないほうがよいと考える。外来診察でも普段私はマスクしないが、インフルエンザ流行時などには
マスクすることもある。

マスクと美容については、目が綺麗な人はマスクしたほうが綺麗に見える。顔が平たい人は、マスクは似合わない。






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Last updated  2014.01.08 20:44:44
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