今が生死

今が生死

2014.03.06
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カテゴリ: 政治
厚生労働省は3月3日、2012年度の生活保護費の不正受給が全国で4万1909件、金額では190億5372万円に上ったと報告した。勤勉を自任していた日本人も働かないでお金がもらえる道があると知ったなら、不正を承知で申請する風潮が生まれてしまったのかもしれない。国民の税金がこのような形で無駄使いされるのは忍び難いことである。

今日73歳の女性が外来にきた。大阪から当地に2~3年前に移住してきた人である。温泉ホテルで掃除などの仕事をしているとのことだった。仕事が忙しくて予約していても来れないことが何回かあった。その人が昨年暮れにリュウマチが悪化して両足首が痛くなって仕事が出来なくなって、今度生活保護がもらえることになったとのことである。足が痛くて仕事ができなければ生活していけない。そのようなときに生活保護は本当にありがたいと思った。

今までは休みの日がないくらいに働いていたが、給料が安くて、薬代が高くなるのをいつも心配していた。今度は医療費は無料なので薬代を心配することもない。国民の税金がこのような人を助けるために使われるのはありがたいことだしうれしいことだ。しかし冒頭の不正受給は許しがたいい。そのような人たちのために税金を払っているのではない。受給資格審査は厳重に公正に行ってもらいたいと思う。





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Last updated  2014.03.06 21:30:35
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