今が生死

今が生死

2020.08.02
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カテゴリ: テレビ番組


今,朝ドラ「エール」がコロナのため中断されており、それを埋め合わせるため既に放送分が再放送されているが2度観ても結構面白い。作曲家古関裕而をモデルにした物語とのことだが彼は歌謡曲、軍歌、応援歌、校歌など5000曲以上作曲した著明な音楽家である。有名な曲は数々あるが応援歌では早稲田や慶応、東京農大など多数ある。軍歌では「勝ってくるぞと勇ましく、勇んで国を出たからは・・」
の露営の歌が有名である。多くの若者がこの曲に鼓舞されて戦地に赴き勇敢に戦い命を落としていった。古関はその責任を痛切に感じ悩んだが鎮魂歌「長崎の鐘」は多くの人の心を癒した。音楽は不思議な力をもっており、魔物にもなるし心を癒してもくれる。
そのような音楽をいとも簡単に数多く作曲した古関は天才だったと思う。私はピアノを習っているが他人が作曲した曲を楽器に乗せるだけでも大変なことなのにオリジナル曲を次から次に発表しており凄い人だったのだなと思う。所がドラマを見る限り名古屋在住の文通相手の女性から手紙が来なくなったら曲が全然浮かばなくなってしまう。彼女なしでは曲も作れないし前にも進めなくなって打ちひしがれるが福島の古山(古関)が名古屋の音(金子)さん宅を訪ねて手紙をくれなくなった理由などを話し合って理解しあうが、古山の留学の道が閉ざされた時にはまたどん底に突き落とされ音楽の道を諦めようとする。この時に音さんの懸命な努力でコロンブスレコード(コロンビアレコード)で働くことになり再度音楽の道に戻ってきた。哀切、喜び、平安の様々な歌曲の中には自分が味わってきた人生の数々が反映されているのだと思う。音さんの援助がなかったら大作曲家の道はたどれなかったかもしれない。人生は持って生まれた才能と並々ならぬ努力だけでは物事は成就できない事の好例だと思う。小学校の時の恩師 藤堂先生、友人の鉄男、ペンフレンドの音さん、音楽に対して並々ならない理解者だった父親等がいたから大作曲家古関裕而が生まれたのだと思う。早く続きが始まってくれと願っている。





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Last updated  2020.08.02 12:43:03
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