かんぼうさんへ

[残された余生はそう長くありません。どうか縁深い奥さんになられた人を慈しみ、敬い、尊敬してつき合っていってください]

そうしたいと思います。ありがとうございました。

(2022.02.01 18:12:32)

今が生死

今が生死

2022.02.01
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カテゴリ: 生き方
今朝の新聞に一人親の子供の支援などを行うNPO法人を立ち上げたご僧侶が紹介されていて、子供の頃は自分が寺の子供に生まれたことを本当に嫌だったと述べていました。学校では「坊主丸儲け、お前の家には金が沢山あるのか?」「お前も坊主になるのか?」などいろいろ言われて嫌で、家を継いで坊さんにはなりたくないと思っていたそうです。どうしてこの両親の所に生まれてきたのか恨めしかったとのことです。
その後色々な遍歴を経て結果的に坊さんになったとのことですが自分の生まれた家や両親を恨めしく思ったことがある人は他にもいるのではないかと思いました。医者の家に生まれて嫌だと思った人もいるだろうし、貧乏な家に生まれたけれどもっと金持ちの家に生まれればよかったと思った人もいるかもしれません。
私は農家に生まれて周りの子供も殆ど農家だったので何の疑問もなく自分は何ぜこんな家に生まれたのかとは思いませんでした。でも世の中には大都会などで生まれた子供はお金持ちの家に生まれてもそれが嫌だったという人もいるだろうし、もっと器量よく生まれたかったのになぜこんな不器量の両親のところに生まれてきたのかもやもやした気持ちの人もいるのではないかと思います。泥棒の所に生まれた子供は小さい頃はそれが当たり前で疑問を感じなくても物心ついて両親が悪いことをしていると知ったらショックを受けて何ぜこんな両親の所に生まれてきたのか疑問に思ったり嫌気がさしたりするのではないかと思います。
殆どの人はそこに生まれてきたのは仕方ないことで別の所に生まれてきたかったなどとは思わないだろうと思っていましたが今朝の新聞の坊さんは嫌な所に生まれてきてしまったとずっと思っていたとのことで他にもそのような人もいるかもしれないと思って紹介させて頂きました。
この坊さんは「忘己利他」という仏教の教えをまもり、宗派を超えてあらゆる業種の人と手を組んで困っている人を助けるNPO法人の中心者として活躍しているとのことで、お寺に生まれて忘己利他という言葉に巡り合えたことだけでもよかったのではないかと思いました。
人は自分から望んで金持ちとか教養高い家とかに生まれることは出来ません。自分での選択権はなく、生まれる所に生まれるしかありません。その代わり生まれてから後どう生きるかで人生は決まってくるのだと思います。生まれてからどう生きてどう死ぬかは自分で決めなければならない、逆に言えば生まれてからの人生は全て自分の裁量にかかっているのだと言うことを実感させていただいた記事でした。
私はもう人生の大半を生きてしまって残りの人生の選択範囲は狭いですが、誰にも道は選択自由という特権があるので、自由に考え自由に行動して有意義な人生を締めくくりたいと思いました。





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Last updated  2022.02.01 14:06:29
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Re:どうして自分はこの両親、この家に生まれてきたのか嫌だった人の体験を読んで(02/01)  
かんぼう さん
人は自分から望んで金持ちとか教養高い家とかに生まれることは出来ません。自分での選択権はなく、生まれる所に生まれるしかありません。その代わり生まれてから後どう生きるかで人生は決まってくるのだと思います。生まれてからどう生きてどう死ぬかは自分で決めなければならない、逆に言えば生まれてからの人生は全て自分の裁量にかかっているのだと言うことを実感させていただいた記事でした。
◎貴方がご指摘の通りです。自分が生まれてくるところは深い深い意味があるんですね。自分で選べないといいますがもう少し深く考えてみませんか。実は自分が進んで選んで自分の親の元に生まれているんですよ。親は1世、夫婦は2世と言います。それほど深い深い意味があるんです。貴方自身が選んで農家の家の親元に生まれてきたんですよ。そうして自分が努力しで医師になり人生の扉を開いて素晴らしい今があります。のこされた余生はそう長くありません。どうか縁深い奥さんになられた人を慈しみ、敬い、尊敬してつき合っていってください。喧嘩、言い争いをして傷をつくのはあなた方夫婦だけです。夫婦減に勝者は有りません。 (2022.02.01 15:15:09)

残された余生はそう長くありません  
楽天星no1  さん

Re:どうして自分はこの両親、この家に生まれてきたのか嫌だった人の体験を読んで(02/01)  
 今日の日記テーマは、まさに、楽天星さんのご専門分野ですね。
「親のDNAで、人生が決まるのか」の著書に、そんなことが書かれてる本でしたか。
 私は、親が有名人、あるいは偉大な人柄の親の下に生まれた子供は、大変だと思います。子供とは、親を乗り超える人間になりたいものが常です。 (2022.02.01 19:54:47)

こんばんは!(#^.^#)  
 ホンとになぁ~!「生まれてから後どう生きるかで人生は決まってくる」その通りですネ。
「この両親の所に生まれてきたのか恨めしかった」なんてことも思ったこともありませんし
「金持ちの家に生まれればよかったと思った」こともありません。(^_-)-☆

(2022.02.01 20:46:48)

親からのDNAで人生は決まるのか  
楽天星no1  さん
ケイサン9574さんへ

「親からのDNAで人生は決まるのか」の著書にそんなことが書かれてる本でしたか。
 「私は、親が有名人、あるいは偉大な人柄の親の下に生まれた子供は、大変だと思います。子供とは、親を乗り超える人間になりたいのが常だと思うからです」

メンデルの遺伝法則があり、親から子に子から孫に一定の法則によって遺伝子は伝達されていきますが形質の現れ方は様々で親からの遺伝だけでなく2代、3代、10代前の祖先の形質が遺伝することもあり親の形質をそのまま受け継いではいないことが一般的です。しかし親子では多くの形質が遺伝されているので子供は親に似ていますが、それ以外の遺伝子も沢山持っており、親以上の可能性を持っています。従って子供は親と同じくらいの人物にしかなれないということは絶対ありません。努力によって親以上の人物になることはよくあります。大谷翔平選手などはその好例だと思います。
一方で親が超偉大だったりした場合遺伝学から考えて、親以上になることは非常に少ない確率です。それは子供が努力しないからだと思われがちですがそうではなく、親にいい遺伝子が集まりすぎていたのです。長嶋茂雄氏とその息子長嶋一茂氏の関係などがその例だと思います。遺伝子の観点から有名人の親子を見ると面白いと思います。 (2022.02.01 20:50:09)

生まれたところを故郷と思って伸びて行く  
楽天星no1  さん
だいちゃん0204さんへ

「この両親の所に生まれてきたのか恨めしかった」なんてことも思ったこともありません。

多くの人は大体そこまで考えないで漫然と生きているように思います。でも今日の新聞に書かれていたご僧侶は家がお寺さんだったので、「なんで自分はこんなお寺に生まれてきたのか」と真剣にお悩みになられたみたいです。学校の校長の家に生まれた子供も「なんでこんなに躾が厳しい所に生まれてきてしまったのか」と思う人もいたかもしれませんね。
でもそういう人は特殊で多くの人は生まれたところを肯定してそこを故郷と思って伸びて行くのですね。 (2022.02.01 21:02:53)

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