庭のハナミズキ。例年花がまばらだったが今年は何故かこんなにたくさん咲いた。

一人のパーキンソン病の患者さんが昨日退院した。79才女性だ。腸瘻と経口摂取併用で何とか栄養を保っているが殆ど寝たきりで会話も殆どできない。その方をご主人と息子さんで面倒見るとのことで自宅退院になった。病院でさえ大変なのに自宅で面倒見るとは大変な覚悟で頭が下がった。
◎花みずきは奥さんの丹青のたまものですね。今年は奥さんとハナミズキの花で盛り上がっている事でしょうね。病院からの帰りにケーキ屋で奥さんにケーキを買ってやって自宅でお茶会で奥さんの労をねぎらってやってくださいね。こ云う心使いは妻は嬉しいんですよ。
79歳の女性の退院の選択はベストですね。他人の周りが心配しるよりか御主人、息子さんの心は晴れ晴れですよ。最後は自宅で看護しながら過ごす時間は何物にも代えがたい時間です。病院よりか自宅で最期を愛する、信頼する家族の笑顔で過ごすのが何よりの幸せです。良い選択をしたいいお話有り難うございます。
人の生きざまは色々ありますが最後は自宅で家族に見守られながら過ごすのがベストです。たとえ病院で30日永く生きるよりか自宅で家族に見守られて10日の命でも満足ですね。20日間長く生きてもそこに満足が無いと意味がないです。これからの医療の在り方の問題提起している話ですね。私はそう思います。 (2022.04.24 08:01:32)

今が生死

今が生死

2022.04.22
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カテゴリ: 感動したこと
庭のハナミズキ。例年花がまばらだったが今年は何故かこんなにたくさん咲いた。

一人のパーキンソン病の患者さんが昨日退院した。79才女性だ。腸瘻と経口摂取併用で何とか栄養を保っているが殆ど寝たきりで会話も殆どできない。その方をご主人と息子さんで面倒見るとのことで自宅退院になった。病院でさえ大変なのに自宅で面倒見るとは大変な覚悟で頭が下がった。私は他に2人パーキンソン病の方を受け持っている。一人は77才女性、もう一人は65才女性である。
77才の患者さんの旦那さんは今コロナで直接面会できないので本人は手紙も読めないような状態と知りながら毎週手紙を書いて届けている。リモート面会にも毎週来て言葉もあまりしゃべれないので会話が出来ているのか分からないが画面上での数分の面会に通っている。患者さんに昨日旦那さんと画面上で面会しましたか?と聞いても覚えてはいない。それでも少しでも良くなってくれることを願ってせっせと手紙を書きリモート面会に来ている。
65才の患者さんの旦那さんは患者さんを家に連れて帰るかで迷っていた。現状は嚥下障害で食べられなくなり胃ろうを造ったが胃から食べ物を送り出す筋力の衰えのため誤嚥性肺炎を起こすので胃ろうを使うのを諦めて胸部の血管にポート(針を刺して点滴する中継所)を造りそこに針を刺して点滴している状態だった。
家に帰った場合訪問診療や訪問看護の利用で日々の点滴の差し替えはしてもらえるが、旦那さんは自治会の役員もしていて家を空ける時もありその時何かあったら心配だと案じていた。
しかし患者さんが家に帰りたいという強い気持ちを持っていることはよく分かっていたので何としてもそれに答えてやりたいと思っていた。
看護師に聞くと夜間何度も吸引しなければならず旦那さん一人では無理だろうとのことでそのことを話したら「病院でお世話になります」と言ったが奥さんの意に添えない形になってしまいその辛い気持ちがこちらにも伝わってきてこちらも何んとも言えない気持ちになった。
パーキンソン病は全人口では1000人に一人、65才以上では100人に一人でかなり頻度の高い疾患である。最初は手の震えや歩行障害等の症状で年月と共に進行して最終的には嚥下障害などで食べられなくなり、寝たきりになることが多い。
重病にかかった患者さんは大変だがそれを看てくれている患者さんの家族は皆さん親身になって心からの介護をしており、家族の温かい思いやりに感謝し、心のどこかで幸せ感も感じているのではないかと思った。





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Last updated  2022.04.23 17:02:34
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こんばんは!(^_-)-☆  
ハナミズキ、上に延びず広がるように咲いているのですね。こんな咲き方もいいかも?

 パーキンソン病も指定難病のひとつですが、色々な難病があり、今の医学ではどうにもできないのが辛いですね。
私の友人の奥さんもパーキンソンを発病したそうで大変そう! ( 一一) (2022.04.23 19:08:49)

ハナミズキとパーキンソン病治療法について  
楽天星no1  さん
ハナミズキは当地に新築移転した時古い家にあったものを移植したものですが今まで殆ど咲きませんでした。赤白2本のハナミズキがあったのですが妻がやはりあまり咲かなかった赤いハナミズキを2年前くらいに植木屋さんに言って切って貰いました。その頃から白いハナミズキが自分も切られてしまっては困ると思って咲き始めたのではないかと思います。

パーキンソン病は私の周囲にも何人かいます。姉二人がパーキンソン病で既に亡くなっています。50年来の友人もパーキンソン病です。昭和天皇もパーキンソン病でした。ips細胞を使っての根本的治療法について数年前から研究が進められていますが、まだ実用化されていません。
早く実用化されて多くの人が救われることを願っています。 (2022.04.23 21:09:38)

Re:パーキンソン病患者さんを見守る家族に感銘(04/22)  
moto,jc  さん
おはようございます
前回の記事でもそうですが、重症患者さんを受け持たれると大変だと思います 訪問診察も始められたそうで、先生もお疲れだと思います お気をつけください (2022.04.23 23:03:10)

Re:パーキンソン病患者さんを見守る家族に感銘(04/22)  
かんぼう さん

自分の身のことも考えたいと思います。  
楽天星no1  さん
moto,jcさんへ

ご高齢の先生がお辞めになった時その先生が担当だった訪問診療の穴を私が埋めますと気楽に引き受けましたが私は入院患者さんも受け持っているので負担が大きくなりました。若い時なら屁の河童で全然体にひびかなかったと思いますが、年齢を重ねてくるとこたえます。体調を整えて対応して行こうと思います。ありがとうございました。
(2022.04.24 17:23:53)

長く生きれば幸せとは限らない  
楽天星no1  さん
かんぼうさんへ

「最後は自宅で家族に見守られながら過ごすのがベストです。たとえ病院で30日長く生きるよりか自宅で家族に見守られて10日の命でも満足ですね。20日間長く生きてもそこに満足が無いと意味がないです」

素晴らしいご意見です。私もそう思います。コロナでなければ毎日でも逢うことが出来ますが今は面会謝絶でそれは叶いません。それなら家で家族に囲まれて最後の時を過ごされるのが一番いいと思います。ただ喀痰の吸引などは家では無理で病院の方が長生きできる可能性があります。しかしいやいやながら病院に閉じ込められているより、家に帰ると命は短くなるかも知れませんが、最後の時を家族と過ごされるのが一番いいと思いました。折に触れて患者さんのご家族にも話していこうと思いました。
ありがとうございました。 (2022.04.24 17:47:23)

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