いまじょん★詩のノート



あなたをつくしをたくさんかかえた 春の土のようだと 思う。
あなたは野山にふる優しい雨みたいにおだやかだと 思う。
そんなふうに優しく 強く なれるのは
あなたの失ったものの深さなのでしょう
あなたは おおきくて やわらかい
話すと あなたの瞳の色の深さが 見えてくる
いつの日か あなたに 凍てつく風が吹いて
ココロに つめたく 根雪をはった
いつの日か それが 陽光に溶け出して
流れはじめる時
いつか吹いた寒風は もうそこに無く
なにか新しい温かいものに変わっているかもしれないと
私は 想像する
いつの日か 溶ける時
赦されているかもしれない と
融けて あなたも凍てついた風も 海になって
もっと温かく ゆっくりと
優しい雨になって つくし達と 本当の春を迎えるのかもしれない
いつの日か
私はそう想像する
いつの日か あなたが
自分の道を生き出そうと する時に



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N0.2(04/04/2003)
『桜の樹の下から』

   幾重もの 幾重もの

   桜の天井は 吹き抜けで

   一番天辺では

   ふわふわと なにか

   私たちに おいでおいで と

   呼んでいる

   から

   私

   そこに行きたくなるよ

   そこから 私たちが

   どんなふうに 見えますか

   なにもかもが さくら色の風のように

   はじまったばかりです



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No.3 (2003/04/09)

その手の中に、なにが見える?
そこには あなたが祖父にもらった白い小さな花がみえる
目を閉じて 何が見える?
そこには 祖母にもらったあなたの笑顔がある

白い小さな花は あなたを清浄に輝かせている
あなたの笑顔は 勇気にりんとしている

それらはずっと これからもあなたの宝物

これからあなたはたくさんの愛情と悲しみを抱いて
大きな 大きな 樹となる

いま、目を開いてあなたには 何が見える?
あなたの目の前に 小さな子供達が はねて 踊っているね
その子達の 手のひらには
あなたが与えた 種がある かわいい花の咲く
その子達には もう力強い 笑顔がある
あなたがいつもいつも もらっていた笑顔
それを あなたが またその子供達へ 贈っている

いつの日か あなたが大きな樹となるころ
その小さな花たちが また
小さな小さな種を あたらしい手に にぎらせる

悲しみはたえることなく とぎれることなく
おおきな 愛情もまた たえることなく

それが 私達が もらった 輝き

それが 私達の 終わることない 輝き

いつでも ここには 白い花が咲きほこり 私達は 生きている



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