無痛分娩のススメ♪


出産を終えた今、「無痛分娩にして良かった。良いお産ができた。」
と、とても満足しています。

日本ではまだ広くは受け入れられてないない”無痛分娩”。
「無痛分娩って何?麻酔するんでしょ?怖い~。悪影響はないの??」
みなさん、無痛分娩に少しは興味あるでしょ???
私の出産レポートを書きますね。
もちろん強要するわけではありません。
あなたの出産方法の選択肢の一つに入れてくださいね。

では、ちょっと長いけれど、読んでみてね♪


●お産のはじまり●
私の場合、予定日を1時間過ぎた深夜、”ぶちっ”という音がして突然の破水からはじまりました。
破水の時はお腹の方で音がするよと前から聞いてたので、
「あ~破水だな!やっと来た。よっしゃー!!」という感じでした。

病院にすぐ電話をし、母に車を出してもらって即病院へ。
(歩く度に滝のように羊水が出てきてしまうので、股にタオルを挟んで行きました。笑)

一般的には破水した後は陣痛が次第に強くなっていくといいますが、
私の場合はず~っと生理痛程度の微弱陣痛だったので、私は思わず眠さに負けて
翌朝7時まで爆睡してしまいました。笑

先生が「寝ているようじゃ、まだまだ生まれないなぁ~。もう破水しちゃったから生むしかないから、
陣痛促進剤を入れようね~」と言い、
8時半から打ち始めました。(点滴に混ぜて)

●促進剤投入~麻酔を入れるタイミング●
私の産婦人科病院では子宮口がcmくらい開いてから麻酔を入れ始める方針だったので、
先生は「だいたい1時くらいになったら麻酔いれようかね~」と言っていました。

(麻酔をいつの段階で入れるかは産院によって違うみたいです。
私の友人は杉並区の病院で無痛分娩しましたが、促進剤を入れると同時に
麻酔も入れだしたので、全く痛みを感じなかったと言っていました。)

ところが、私の場合、促進剤の効きがとても良く、3時間くらい経つと
めっちゃ痛くなってしまいました~。(腰とお腹が割れそう~)
”まだちょっとしか開いていないのに、こんなに痛いんだぁ~ ひぇ~”
と思ってひたすら無言で耐えていた私。
たまらずインターフォンで「痛いんですけど~~~~」とヘルプを頼んで
内診してもらうと、
なんとっ!!! 子宮口は既にcmも開いていたんです~~!
(道理で痛いと思ったよー)
看護婦さんも驚いて「あ~ら大変!先生呼ばなきゃね」といって飛んで行きました。

●麻酔を入れはじめる●
まもなく先生は「ごめんごめ~~~ん。」と頭をぽりぽり掻きながら笑って登場しました!
(先生は医院長なのだけどとても若いの。40歳代。すごく気さくな人です。)
「なんだ~我慢強いじゃん。どうする?ほとんど全開だけど、このまま行く??」
と聞かれて、私は怖い顔で
「入れてください!」と一言いいました。

麻酔は腰から入れる”硬膜外麻酔”というものです。
(麻酔薬の名前はわかりません)
腰と背中全体を消毒した後、腰から少し太めの針を刺します。
そこから細いチューブを挿し入れて、ちょうど麻酔が脊髄の骨と骨の間に
入るようにします。
この作業の時は、ベッドの上に横向きに寝て、膝抱えて、(膝が鼻に当たるくらい)
背中を丸くしなくてはなりません。

チューブの端には注射器がついていています。

この注射器から麻酔を入れて、3分くらい??
ホントウに不思議!!!
痛みがす~~~っと嘘のように無くなりました。

●いきむ●
下半身の感覚もないし、痛みも無いのに、どうやっていきむの?

それは看護婦さんの指示に従って、陣痛が来たときに合わせていきみます。
看護婦さんが機械をずっと見ていて、陣痛の波がくるのをチェックしてくれるんですね~

麻酔が効いてからは、看護婦さんたちとおしゃべりしながら、楽しくいきみました。笑
(この間、高島屋の15%OFFセールに行ったらね~~とか話ながら…)

「頭が少し見えてきたわよ~ 今はSサイズの卵くらい~ Mサイズの卵くらい~~」
看護婦さんにその場でデジカメで撮影してもらって、自分の目でお産の進行を確認するという、
超余裕モードでした。。。

先生に「オーストラリアで友達が無痛分娩で出産したときは、
痛くなったら自分で麻酔を入れたらしですよ~」と言うと、先生はいたく感心して
「お~~~、それいいなあ~。日本じゃダメだと思うけどね~。じゃあ、
ここに置いておくから、痛くなったら自分で麻酔を3目盛り分入れてね~」と
私の枕もとに麻酔の入った注射器を置いて去っていってしまいました。

<その後、自分で入れてみようとしたのですが、意外に押すのが硬かったので、
看護婦さんに入れてもらいました>


●生まれた!●
麻酔を入れてから(全開してから)、約1時間後に無事出産できました。
(いきむのが上手と褒められました。まあまあ早かった方みたいです。)
babyを取り上げてくれた看護婦さんたちも、
”こういうお産も楽しいわね~”と笑っていました。。。。

お産がスピーデイーに終わり、用意した麻酔が注射器に残っていたので、
先生は出血大サービスで、残った麻酔を入れてくれました!!
よって私は産後の痛み(後陣痛)もほとんどありませんでした。
(産後10時間くらいたってから、傷が少し痛みはじめました)

●超元気●
babyもとっても元気。
出てくるなり、目をぱっちり開けて、大声で産声を上げた感動の瞬間を
忘れません。
私もめちゃ元気。
生んだ直後から分娩台の上に横たわりながら、旦那と1時間くらいおしゃべりしました。

出産の翌日から、すったすた歩いて、家族や周りのママさん達にびっくりされました。

■■無痛分娩のデメリット■■
麻酔によるbabyへの直接の影響は全く無いそうです。
ありうるデメリットは、
1.下半身の感覚が無いので、うまくいきめない妊婦さんもいて、
  それによってお産が長引いたり、医療介入(吸引等)をする可能性が出てくる。
2.微弱陣痛になってしまい、促進剤を使う頻度が少し上がる。

■■無痛分娩のメリット■■
1.お産の痛みを取り除く
2.お産の”痛み”に対する恐怖心を取り除く
3.お産での母体の負担を減らす(消耗エネルギーの削減)
4.産後の回復が早く、自然分娩よりもずっと早く社会復帰できる
5.ゆとりをもって生める
6.産後の痛みを軽減してくれる (後陣痛など)
7.母子、BABYが危険な状態になった場合、直ちに緊急帝王切開に移行できる


読んでくれてありがとう~♪

日本の医療水準は世界的に見ても高いのに、
なぜ日本では無痛分娩が受け入れられないのか???
なぜ海外では受け入れられるのか・・・

もし良かったら、6月26日の日記も読んでね~♪  Enter


□□□追伸□□□
おっと!大事な事を書き忘れていました!
そう、無痛分娩の費用です。。。

私の病院では、自然分娩+4万円(麻酔代)でした。 → 42万円くらい
友人の出産した杉並区の病院は、60万円くらいしたそうです。
病院によって違うのですね。 要CHECKです。



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