鳴かない蝉のように




不思議と晴れは消えない痛みのように

続く

続いた

予知夢のお告げははずれてくれた


雨乞いの踊りは活き活きとしてた

願いを刻んだ

残酷な空


脈拍が宗教的な行進を刻む

夏のなかに立ち尽くす

蝉の抜け殻を踏んでしまったから

蜃気楼を進んだ

朦朧とした自意識と

あどけない自意識で


よく見た悪夢を思い出す

不思議とそれは長引く風邪のように

刻々と時を進めず

同じ汗をかく

同じ汗をかく

きっとあのときと変わってない

同じ悲しみを抱えきれない

だから泣かないようにする

その場所で耳をすまし

夏の真ん中で

最後の蝉を取る


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