初韓国。(9~10年前?)


当時は、父と兄とbong。の3人暮らし。
ある日父が突然、
『週末、韓国に行くから。先に行ってるから兄ちゃんと一緒においで』
と言う。
済洲島の祖父ちゃんが喉頭ガン治療のためにソウルの病院に入院したので
お見舞いに行くということだった。

bong。も兄ちゃんも初出国!!!初飛行機!!!
ちょうど開港したばかりの関西空港から飛びました。
だけど、その時の記憶ってあんまりナイ。
どうやって空港まで行ったのか、出国審査を通ったのか、全然覚えてない。
憧れの免税店でのお買い物も、
『帰りも関空の免税店に寄れるんやろー?』と思ってたし、
『飛行機なんか、ギリギリに乗ったらエエねん』と、
放送で呼び出し食らうまで兄ちゃんとお茶してたし(笑)
たぶん、大韓航空に乗ったんだと思う。
何て貧弱な記憶力。
通路側に座った兄ちゃんに『窓側と代わってくれー』と言われてケンカ
したのは覚えてる(笑) ※注:すでに成人しておりました
とにかく、兄妹で窓の外の景色に夢中だったことも(-ι_- )アホジャー

韓国では、まだ仁川空港が開港前だったので到着は金甫空港だった。
そこからタクシーだったのか、誰かの車だったのかに乗って病院へ。
最近聞いたところによると、蚕室にある病院だったそうだ。
道中、初めて目にする祖国の風景は、灰色だった・・・
砂埃すごいし、似たようなアパートがズラズラ並んでるし、何より殺風景
だった印象がすごく強い。
(この時の印象がキツ過ぎて、私は何年も韓国へ行く気になれなかった。)

祖父ちゃんは私が幼い頃は日本で一緒に住んでいたし、病気になる数年前
まで日本と韓国を行ったり来たりしていたので久しぶりの再会だった。
祖母ちゃんは、私が生まれてから2回目の再会。
あと、父の妹達と、遠い親戚?数人に会ったようだ。

この時、bong。と兄、『アンニョンハセヨ?』すら知らなかった(爆)
そこで、おバカで無知な我等兄妹に救世主登場。
父の妹の娘、ユジン(仮名)である。
つまり、私の従姉妹。
父方は全員韓国に住んでいたので、本当に本家の従姉妹に会ったのは
初めてだった私は感動した。
そして、彼女はちょうど大学で日本語を専攻していたの。
年も、ちょうど同い年。(数年後、私が年上と判明★)

『私、bong。ちゃん。ヨロシクね(*´∀`)テヘ』
『ワタシハ、ユジンデス。ヨロシクオネガイシマス(´∀`*)ウフ』
なんて、嬉し恥ずかし状態。
だって、生まれて初めて会ったんですものねぇ~
片言だけど、言葉が通じるってなんてステキ!!!

それから、彼女の案内で父達とロッテワールド免税店へ。
その時、bong。は今のようにブランド大好き女ではなかったので、
チョーつまらなかった。(-ι_- )シンジランネー
だからと言って、ロッテワールドなんて行きたくナイ。
それより、早くユジンの家に行きたかった。
韓国一般家庭のお宅拝見がしたかったのだーヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

そこで、とっとと家に行くことに。
最初、地下鉄で行こうとしたらしいが、ヤメ。
そこでバスに乗ろうとするが、私の記憶が確かなら、今より運転
荒らそうだった・・・(-ι_- )マジカヨ
父が、タクシーにしようと言うので、今度はタクシーに。
がっ!横のタクシー乗り場を見て、私は仰天した。

◆順番抜かすの当たり前~
◆ガンガン相乗りぃ~
◆乗車拒否当たり前~

止めようとするユジンのそばを、猛スピードで走っていくタクシー。
冷たくあしらう運転手。
あげく、前に停車していたバスにタクシーが接触したのだー( ̄▽ ̄;)
言い争う運ちゃん達。今にも殴り合いが始まりそうだった。


コエーよ・・・韓国コエーよ・・・もう日本に帰りてぇーよ・・・
こんな国、二度と来たくねぇ~よ・・・(心の叫び)


やっとのことでタクシーを捕まえ、家路に。
この時の車外と家までの風景は、いまだに私の記憶に鮮明に残っている。
アジアンなハデハデネオンが輝く街中。(ノ゚▽゚)ノ:*・゚活気アルジャン
私は車から身を乗り出して風景に見入った。
そして、大通りでタクシーを降りて家までの路地を歩く。
肉屋・・・乾物屋・・・魚屋・・・色んな商店が並ぶ。
ユジンの家は、当時は大きな一軒家風に2~3家族が各階に住んで
いた様式のもの。
そこで、最近思い出したんだけど、父の妹達と弟に会っていた。
全員には会った事ナイと思ってたら、この時に会ってたみたい。

夕食は、叔母特製のコムタンとカルビチムだった。
何で覚えてるのかって?
絶品だったからだ!!!
そういえば、この夕食まで韓国料理をまったく口にしていなかった★
昼はナゼか『中華料理』だった(-_-)ナンデヤネン
でも、bong。はキムチが大キライだったので、苦痛を味わった。
食卓に並ぶのはキムチ・キムチ・キムチ・キムチ・キムチ!!!
とにかくキムチ。
bong。が食べられるのはコムタンとカルビチムと海苔のみ。
おまけに皆が話しかけてくるし、何言ってるかわかんないし、
あんまりカルビチムばっかし食ってらんないし、苦痛だった( p_q)シクシク

食後、祖母ちゃんが私達に服を買ってやるから出かけようと言う。
(祖母ちゃんは日本語バリバリ世代)
『祖母ちゃん、何言うてんのん。もう店閉まってるわ。』
・・・そう、ソウルは眠らない街だと言うことも知らなかったのでアル。
皆でゾロゾロお買い物♪
しかし、叔母達のお目当ては長男様の長男様を飾り立てること。
そう、私の兄ちゃんである。
店に入るや否や、兄ちゃんは着せ替え人形。
その間、私とユジンは放置プレイ。ヽ(`Д´)ノムキー
すると祖母ちゃんが私達を連れて近くのブティックへ。
可愛いセレクトショップ風で、店員もおしゃれだったのでビックリした。
そこで色々選ぶが、1着しか買ってあげれないと・・・
レザージャケットを買ってもらいました。
でも、予算がオーバーだったらしく、ユジンの分ナシ。
拗ねるユジン。気まずいbong。値切り倒す祖母ちゃん。
店員に全然足りない金を投げつけ、服を持って店を出ました( ̄▽ ̄;)ドロボーヤン
でも兄ちゃん、まだ着せ替え中。(ノ`△´)ノナンジャソラー
十数着買ってもらってました。差別やんっ!!!いまだに腹立たしい。

夜遅くまで買い物できることは、少しポイントアップでした。

家に戻ると、風呂に入れと言われました。
でも韓国式のお風呂の使い方が分からず、使い方を聞くことも出来ず、
『風邪気味なんです』とシャワー拒否(笑)
この日は、ユジンと妹の部屋に泊めてもらった。
初めてのオンドル部屋。従姉妹3人で川の字。暖かかった~

翌朝、朝ごはんは夕べのコムタンと、キムチ地獄。
カルビチムは見当たらない・・・海苔もナイ・・・
つまり、bong。のパンチャン(おかず)皆無。
マジで泣きそうだった・・・イヤ、泣いた?
キムチ嫌いに更なる磨きがかかった瞬間である。
この最悪な朝食は、後世まで語り継ぐつもりである。

朝食が済むと、速攻で帰国準備。
そう。この時の帰省は『1泊2日(ほぼ、1日)』だったのである!!!
叔父の車で空港へ。
途中、『ハイ、東大門だよ~』と、門の周りをグルグル回ってくれた・・・
唯一の観光であった・・・

極めつけは、関空で土産に持たされたキムチの巨大タッパを父がブチまけた事件。
開港したばかりの関空の床をキムチまみれにしたのは私達です( ̄Д ̄)y─┛.。o○ブハァ


帰国して、友人達に、
『韓国なんて行くもんじゃねーチョーつまんねー』と報告したのは言うまでもナイ・・・








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