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マイアミから北へ約80Kmに”ボカ・ラトン”と言う町がある。
そこは100年前ぐらいに日本人の開拓者がいて、農業をやっていたらしく、
その功績は大きかったようで、”大和”という名前が付いた道まである。
そして、そこの跡地にあるが何年も前にココにも書いたと思うけど、
”森上美術館”というのがある。
日本の庭園を再現した美術館で、
旦那はココに来ると兼六園(金沢)を思い出すと言う。
先週の土曜日、よく晴れて暖かかったので、庭を散策したいという旦那の意向でココに来た。
旦那曰く、日本の兼六園とか後楽園は観光客が多く騒がしいし、マイクで案内するガイドがうるさく、タバコの煙もいやだったと言う。
しかし、ココはあまり人が居らず、ゆっくり庭や盆栽を見てリラックスできると言うので
約2時間のドライブでここにやってきた。
しかし、現地についてみると公園の周りに警察が沢山いて、入り口も制限して有り何だか物々しいではないか!?
そして”EVENT PARKING"という看板が立っている・・・
次々に入っていく車の後を追って運転し、メインエントランスに入ったところで
”HATSU-UME FESTIVAL”と言う文字を見つけた。
初梅・・・妹からは桜の写メが昨日送られてきたけど、時期的には梅の季節なんだ・・・
しかし、フロリダで梅って咲いているの
という疑問を抱きながら車を止めて、美術館の入り口を目指す。
そうしたら、アニメのコスプレした人たちが多いじゃないか!
入場料を払うところにも”コスプレ認定所”なるものが有り、
どうやらコスプレと認定されたら入場が無料になるみたい。
で、庭園に入ると・・・
これは本当に一部なのだけど、
本気のコスプレから、”ちょっとやってみました”程度のコスプレまで・・・
それも年齢問わず、おるわおるわ!アニメオタクたち!
旦那の分析によると、このイベントに来ていた人たちは
アニメオタク
日本オタク
日本に住んでいた、もしくは行った事がある米人
日本人
日本に興味が物凄くある人
以上に分類されたらしい。
”日本オタク”で私の目を引いたのは、紋付はかまを着ていた高校生の男子。
彼は古着の着物を売っているブースで、着物がどれだけ楽かを集っているお客に説明し、彼自身も普段から紋付はかまを着ているという。
”どんだけ日本オタクなんだよっ!”と心の中で彼に突っ込みを入れながら、
旦那と人でごった返している庭園を散策した。
私は心の中で思ったね。
” 多分、ココにいる中で一番の日本マニアは私
”だと。
何故なら、日本語の読み書きが完璧に出来、
茶道(裏千家)、華道(池坊)をたしなみ、
過去には落語を語り、歌舞伎が大好き、源氏物語大好きな私である。
紋付はかまをドンだけ着こなそうが、私には敵うまい!
・・・と大人気なく思ったのである。
さて、”人がいない庭園で優雅に散策”の期待を胸に出掛けた森上なのだが、
旦那の期待は予想外に裏切られた。
しかし旦那的には物凄く楽しかったみたい。
それはやはり”オタク”たちが拝めたからに尽きるようである。
すごいよな~!日本のアニメパワーって・・・