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あやめちゃんへの手紙



あやめちゃん


あやめちゃん、今はもう虹の橋にたどり着いて初代ちょこぼとそら、そしてたくさんのお友達に迎えられ、楽しく過ごしているのでしょうね。

私たち夫婦のかけがえのない大切な娘だったあやめちゃん。
あなたがもうこの地上のどこにもいないという現実に打ちひしがれています。
とてもさみしいよ。会いたいよ。あなたにたくさんのありがとうを言いたいのに。そしてたくさん謝らなきゃ。
最期の時をひとりぼっちにしてしまってごめんね。さみしかったよね。

あやめちゃんあやめちゃんあやめちゃん

あれは2004年7月の暑い日、あなたをお迎えした時のことを今でもよく覚えています。
大きな黒い瞳を見開いて、「私をどこに連れて行くの?」と不安そうでしたね。
差し餌もすでに卒業して、人間の手を離れてしばらく経っていたあなたを、ある日を境に2人の人間が取り囲むようになってびっくりしたことでしょうね。
放鳥してもすぐにカーテンレールの上に飛んで行ってしまい、「慣れてもらうのは無理かな?」と思っていましたが、私たちの気持ちを察してくれたのか少しずつ距離が縮まり、いつしか呼べば手に飛んで来てくれるようになりましたね。
あの時は嬉しくて、私と旦那さんとで「こっちにおいで」「いいや、こっちだよ!」と競って手を差し出していたことが懐かしく思い出されます。

デートぴーじいさん・あやめばあさん

2005年の年明け、旦那さんの実家からぴーちゃんがやって来ました。
ぴーちゃんと初めて一緒のケージに入った時、あなたがぴーちゃんに思いっきりキックしたのでビックリしてしまいました。
「相性が悪いのかな?」と思ったけど、放鳥するとあなたはぴーちゃんの後を追いかけてばかりになって、私たちには目もくれなくなってしまいました。
あの時はさみしかったのですよ。


あやめちゃん勢ぞろい

それから後すばるや初代ちょこぼとそら、2代目ちょこぼ、リョクとたくさんの仲間をお迎えしました。
あなたは優しいお姉さんぶりを発揮し、かつてのお転婆ぶりは影をひそめ、性格も体格も丸くなっていきました。
やりたい放題の弟、妹たちを温かく見守りつつ、時にはそっと私たちの手にやって来てくつろいでいましたね。
ぴーちゃんが来るとあなたもやって来て、あなたが来ればぴーちゃんがやって来て、仲良く?並んで手に止まっている姿がかわいらしくてなりませんでした。


かじりーず!瞳をとじて

洗濯バサミ投げやかじりーず投げが得意でしたね。
自分のケージと棚の天井の間のスペースがお気に入りでしたね。
そんなあなたの姿をたくさんのブログのお友達が愛して下さったものです。

でもあなたとの別れは突然やって来ました。
きっと私が気が付くかなり前から具合が悪かったのでしょうね。
「小鳥は具合が悪いのを隠す」というけど、あなたも例に違わず必死で隠し続けていたに違いありません。
もっと早く気が付いてあげられなくてごめんね。もっと早く病院に連れて行ってあげていたら入院もせずに済んだかもしれない。ひとりぼっちで旅立つこともなかったかもしれない。
私たちと接した最後の最後まで元気なふりをしてくれたあやめちゃん。
病院に連れて行った時は歩くのもままならなかったくせに、最後の面会の時私たちのほうに歩み寄って来て、そして餌をついばむフリまでして…。
あのいじらしい姿を私は一生忘れることはありません。

カキカキ

あなたと過ごした2年8ヶ月はとても短いけど、たくさんの幸せをもらいました。
本当にありがとう。大好きだったよ。そしてこれからもずっと。
虹の橋で初代ちょこぼやそらたちと仲良くね。
むこうでの暮らしに退屈したら…またこちらに降りてきて、うちにおいでね。

追伸
これまであなたを見守って下さっていたたくさんの方があなたとの別れを惜しんで下さいました。あなたは本当に幸せ者ですね。


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