INVICIBLE NIGHT

INVICIBLE NIGHT


今逃走中の犯罪者を追っている。
連続で不良たちが殺されている。
そこで現場のアーケード街へとやってきた。
と、そこに古びた本屋があった。
「事情聴取…だな…すいません、誰かいませんか?」
どうやら店主は不在らしい。
しかし、ずいぶん古びた本だ。一冊をとってみる。
『ひとつやれば自分の中の世界がかわる』
と、その横には続編らしきものがあった。
『複数やれば世界の輪廻が変わる』
「発行は…」
『ひとつやれば自分の中の世界がかわる』が1958年。
『複数やれば世界の輪廻が変わる』が1956年。
「続編なのに年号が逆だ…」
「ほう、よく気付いたね」
「!?」
いきなり店主らしき人物が現れた。かなりの老体だ。
「…なぜ逆なんです?」
「それを書いたものが過ちにきづいたからじゃよ。ほれ、本を開いてみ。まずは『複数やれば世界の輪廻が変わる』本」
「「『自身を信じるものは正義なり』…?」
「そう、それこそが間違いだった。『ひとつやれば自分の中の世界がかわる』を開いてみ」
「『ひとつやってしまえば、全ては終わる…?』」
「そう、人間なにをしても終わるんじゃよ。なぜ逆にしたかは知らんが、たまに野良猫がその本を読みにくるがね」
「コレを書いた作者は?」
「名前は不明じゃ。そんなことより、見回りはいいのかねおまわりさん」
「そうでしたね。失礼しました。このあたりで怪しい人物を見ませんでしたか?」
「怪しいのならしょっちゅう来るよ。ま、皆なにも買ってかないがね」
はははと店主は笑う。



続編」


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