「フォトラ」店長のmy プロジェクトX

2008年01月08日
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カテゴリ: 私的日記
新しい事業というのは実は「 飲食店の開業 」です。

「製造業をやっている大里化工が何でまた飲食店なの?」と大きなハテナマークがつくのは無理もありません。
巷では建設業者が遊休不動産を利用して開業したはいいけれども失敗したとか、多角化したはいいけれども慣れない事に手を出したばかりに痛い目に合うという話が浜の真砂のごとく溢れています。

そういったリスクは百も承知でしたが、それでもあえて挑戦しようと思ったのはしっかりとしたビジョンと勝算があったからです。


1つ目の理由は、「 将来性がある事業 」だからです。
今回出店する業種は「羊肉串焼専門店」というかなり変わった業種です。
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中国東北地方(旧満州)の名物で、朝鮮族(中国に在住する朝鮮民族)が好んで食べる料理です。クミン・唐辛子・ゴマなどの10数種類の香辛料をまぶした羊肉の串焼きで、羊肉の独特の臭みは消えており、柔らかい肉の旨みが噛むほどに口に広がります。一度食べたらクセになる味です。
以前にもお話しましたが、私の妻は朝鮮族で結婚してからというもの2週間に1回は日本にある串焼店に食べに行っていました。串焼は朝鮮族にとっての故郷の味で、日本人が外国に行って米と味噌汁が飲みたくなるのと同じような感覚だそうです。
現在日本には5万人近くの朝鮮族が在住しており、その多くが大阪か東京に住んでいるそうです。朝鮮族の方は日本語を話せる人が殆どで、また大卒の人間が多いので比較的給与水準が高いそうです。
これからの日本は労働力不足に陥り必ず外国人労働者が必要になってきます。その時に朝鮮族の方は親日的かつ日本語を喋れる人が多いので、大事な戦力になっていくでしょう。日本人だけを相手にする飲食店では人口減少時代においては過当競争に巻き込まれてしまいますが、在住者が増えていく朝鮮族の方を相手にする事で将来性もあると判断いたしました。


2つ目の理由として、「 実現性が高い事業 」ということです。
まったくの素人がサービス業に乗り出しても、海千山千の競合がひしめく飲食業界では歯が立ちません。しかし私の妻は中国で2年ほど飲食店を経営していた経験があり、かなり繁盛させていたそうです。従業員には10年以上羊肉串焼店の厨房で働いていた妻の親戚を迎えることが出来ました。
私も本格的な飲食店ではありませんが、某○クドナルドで5年ほどバイトした経験があり、マネージャーまで務めた事があったので、食材管理やシフト(人員)コントロール、売上管理まで一通りはやらせてもらいました。また製造業で培った銭単位の原価計算力やマーケティング手法、QSC(品質、サービス、清潔)管理手法は飲食店にも応用できると考えました。(私は最初の1~2ヶ月はお店に入りますが、その後は経営に専念して現在の工場は通常通り勤務します)

ちょっと長くなってしまったので、続きはまた明日書く事にします。





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最終更新日  2008年01月08日 20時14分24秒
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