ね~さん流

ね~さん流

PR

Profile

いずみね~

いずみね~

Calendar

Archives

Nov , 2024
Oct , 2024
Sep , 2024
Aug , 2024
Jul , 2024

Keyword Search

▼キーワード検索

Dec 7, 2014
XML
5月以来の山元町に行ってきました。日の出前、朝の気温は0℃。寒いです。


途中、国見SAは雪がちらついていました、寒っ!!!

今回、お世話になっているアミー号は、最初に「やまもと語り部の会」の方と一緒に町を視察するツアーになっています。

語り部の方は元教職員だった方なので、当時の話しや今の状況などとてもわかりやすく説明してくださいます。


山元町は「山」下村と坂「元」村が合併した町です。

被害が拡大したのは、地震で防災無線が倒れ寸断されて津波警報が伝わらなかったこと、そして、地図で見てもわかるようにほぼ海岸線に沿った主要道路しかなく山側へ通じる道路が少なかったこともあるようです。


復興計画としては、

海岸から元JR常磐線の線路までは建物が建てられず、グリーンベルトに、

寸断された主要道路、元JR常磐線はそれぞれかさ上げして第一堤防、第二堤防に、

そして、

新市街地の住宅や新しい線路や駅の建築が始まっていること、

昨日6日、常磐道の山元ICから浪江ICまで開通(来年春には全線開通予定)したこと、

先日、被災後初めて名産品だったホッキ貝や鮭の水揚げが出来たこと、

などなど、嬉しい便りがあったり、少しづつはありますが復興に向かって進んでいるように感じました。よかった。

ただ、議会などで何度も何度も話し合っても、まだまだ解決しないことも多いようです。


塩害の土はかさ上げ用に、農地などで使う塩害のない土はリニアモーターカーの建設により削られた横浜付近の土を、山元市内だけで全国各地ナンバーのトラックが実に3000台(!)も行き来しているそうで、そのためにしょっちゅう渋滞するんだとか。


(前回来たときにはなかった)新市街地の住宅と駅、建設中


すでに住んでおられる方も


今、仮設住宅は3割以上空室


全壊した坂元駅のホームで日の出


もうすぐこのホームも取り壊されます


坂元駅から町の方へ眺める

全半壊した中浜小学校をどのように残すか、またその前にある世界的にも希少な津波湾はどうするのか、まだまだ議論・検討が繰り返されているそうです。


凍ってました


全半壊しながらもここに避難した人全員が助かった中浜小学校



二階部分


在校生で校舎のお別れ会をしたそうです


校舎のそば(?)に建てられていた過去の津波の記録の碑
すっかり忘れ去られていたそうで、建て直して今後の教訓に生かすとか


東京電力の火力発電舎の煙突からモクモクと
ここから60km先に原発があります

あの日あの時、瓦礫だらけになった町が、ここまでキレイに片付けられて、そして新しい町としてこうやって復興していくのを、実際に目にすると 「あの状態からここまでよくきたなー」 と、なんだか感慨深いです。

2ヶ月後に被災地に行って、まだ「片付け」の活動をしていた頃は、片付けても片付けても片付けても、延々と、、、終わらないんじゃないか、と思うほどでしたから。

地元の方々は復興の遅さにもどかしさを感じているようですが、確かに歩みは遅くとも着実に復興しつつあると私は感じました。

まだ道のりは遠く、難題も山積みでしょうが、一緒にがんばっぺし東北っ!!!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Dec 9, 2014 07:39:44 PM
コメント(0) | コメントを書く
[災害・復興ボランティア] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: