No.28 ただ愛しい




林檎の
紅いのが
君は
好きって言っていたよね?

君が
空を見ながら
泣いていたのは
あれも障害が…?分からない

誰にも分からない
君は笑ってるけど
僕にだって話せない
君だけの世界があるのかな?

星を
端から数えはじめる
途中で
諦めない君の指眺めてる。

忘れているの?
もう
話せなくなったの?
君が好きなんだよ

ずっと伸ばしてた
真っ黒なその髪も
君の口から出る
素直なメロディも

手を繋ぐ
君が
静かに闇へ
歩いていく
そんな曲だったね。
これが夢か幻なら…
そう思っていたよ
誰にも知られないうちに
君を元通りにしたかったのに

炎が
君で作った火の粉
舞い上がる暗い空
僕は目を閉じる
映像を記憶に残さないうちに。

障害が有る故に
君は除け者だったよ
その分とても純粋な
暖かな白い
骨になった。

ただ愛しい…
ただ愛しい…



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