さっちゃんと9人家族
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Edomonton で子どもたちが通っていたMcKernan Schoolには、日本の学校なら当たり前にあるものがありません。それは、プールです。体育の授業でも水泳の授業はなく、我が子どもたちも土曜に開かれているUniversity of Albertaの一般解放プログラムの中の水泳教室に通って、水泳を楽しみました。 雪が降り始めると、まず子どもたちは手に手にプラスチック製のそりを持って登校し、グランドに作ってあるスロープを利用して、休み時間はソリ滑りを楽しみます。がんばってカントリースキーのセットを持ってくる子どももいます。そして京都の学校にはないものがそのうちグラウンドに登場します。ぐんぐん気温が下がって氷点下10度以下がずっと続くようになると、グラウンドの一角が仕切られて毎日毎日水を撒いて分厚い氷にし、スケートリンクにするのです。出来あがったら、みんな一斉にスケート靴を肩から掛けて登校し、毎休み時間はスケートを楽しみます。青空と冷たい空気に見守られながら、子どもたちはほとんど野外で過ごします。寒さなんてへっちゃらです。生まれたての二男Sでさえ、スノーウェアをきちんと着せたうえで、一日15分でも20分でも、野外に出て新鮮な空気に触れることを心がけましょう、という指導を保健婦さんからいただきました。こうやってカナダ人は育っていくのですね。
2008.11.22
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