アムリタの青い空

アムリタの青い空

大きな龍の形をした雲が・・・



父「あれっ?みたこともない雲がでている。冬の雲じゃないね。」

私「お母さんの亡くなった日にも見た雲よ。これはもっと大きいわ」

父「へえ・・・そんなことがあったの。」

私「私には龍の形にみえるんだけど、おとうさんは?」

父「私にはわかんないなァ」

私「龍って神様のお使いっていうでしょ?神様がお迎えにきているんじゃないかしら?」

父「誰か亡くなったっていうこと?」

私「たぶん・・・そうだとおもうの。
  あっ!やっぱりそうかも、だって駅前のS病院にむかって並んでいるわ。大きくて力強い形をしていて男性のお迎えかしら・・・」

父「ふ~ん、そんなことってあるの。」


と父は笑いながら言っていました。
母が亡くなって58日がたちました。
今ではこんな会話ができるまでに、父も落ち着きを取り戻してきています。


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