ネ ネ と の 出 会 い !
まだ師匠に同行している頃でした。
師匠「和泉さん堺南署に犬が1匹来てるらしいけど、見に行ってくれる」
和泉「了解!どんな犬か聞いている」
師匠「いや、何も聞いてへん」「取りあえず見てきて」
てな訳で堺南署へ
なんてみすぼらしい犬がいるではないですか?
正直言ってこの頃はまだ愛護精神が出来ていなく、
自分の感覚だけで引き取る犬を決めていました、師匠に電話をいれ
和泉「里親さん見つかりにくいような犬です、引き取りやめましょう」
師匠「何でもいいから取りあえず、引き上げてきてわたしが何とかするから」
和泉「ハイ、解りました」
和泉がその時点で確保していた預かりさん宅へその犬を連れて行き、
和泉「この犬預かりたのむわ」
預かりさん「エ~この犬生きてるの?でもしゃないな引き上げてしまってるのでは」
出会いがこんなことで始まった犬でした、
でもこれからが大変でした、2週間くらい経った頃
預かりさん「この子お腹大きくない?」「おっぱいもなんか膨れてるよ」
動物病院へ連れて行き診察してもらうとお腹の中には5匹の赤ちゃんを宿していると言うではありませんか?
そしておっぱいも乳がんだと言うではありませんか?
先生と相談した結果、せっかく宿した子なのですが
ドクター「仔犬を守るか?母体を守るか?」
二者選択を求められ和泉は後者を選択しました。
みすぼらしい犬なのにこれ以上同じような犬が増えれば
困るからと思い後者を選択したのですが
ドクター「そう、それが正解、産ますと母体が危ないかも」
でもこんなみすぼらしいと思う反面、せっかく宿した命を絶たなければいけないと思うと辛かったです。涙しました。
そんなこんなで堕胎手術も無事済み名前も【ネネ】と命名したのもこの頃でした。
預かりさん宅の玄関にて【堕胎手術後すぐの頃のネネ】
四週間くらい経ち、
今度はネネの乳がんの摘出手術です、
もうその頃には車嫌いが出始めていました、でも載せなければ病院へ行く事出来ない。
何とか病院へ着き、ネネを先生に預け自宅へ帰りました。
でも何かしら落ち着けません、先生の事は信頼しているから何も心配する事では無いのに、
変に胸騒ぎがするのです。
あくる日ネネのお迎えに病院へ着いた時、ネネはまだ手術台の上、
麻酔も効いた状態で先生がメスを握っているではないですか?
「先生なんで!」「血が止まりにくい体質で今その処置をしてるからもう少し待っていて」
約2時間待たされオペ室へ呼ばれ説明を受けると「1~2週間は毎日通いなさい、
どうしてもお腹の中へ血がたまります、血を抜きに通ってください。」
オペ後手術痕が痛々しい姿
それからが毎日毎日病院かよい 措置のやり方は手術の傷口を少し広げ血を抜く、 ドクター「この子は我慢強い子だ 」 和泉「????????、、、、、、、、」 通いました、通いました、 でも約1週間目位に病院の前でキャリ-が倒れ、 ネネが逃亡、病院前は交通量の多い所、 約100mくらい走リ、偶然犬好きの運転する車の前まで来た時 その車は急ブレーキーをかけてネネを脅かしてくれ止めてくれたのでした。 その人いわく、運にかけた引き殺す犬が止まるか、どちらかだと でも、お腹を見てビックリしてました、 何のショックも無かったのに血がと思ったそうです。