JE2LUZ・熊野

JE2LUZ・熊野

2020/03/13
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カテゴリ: 混在
方言って、活字にしにくいものです。
 地元の人間でも紙に移しにくいものですから、議会の議事録のような「逐語議事録」になると大変です。
 よその業者さんに委託していると、訛りがきつい人の部分ではカタカナが増えます。
 外来語並みですね。

 「おーい、何処行くんじゃら?」
 「おう、そこまでじょ!」
 「誰らいへ行くんじゃら?」
 「わっらに教えたらんわ!」
 「ケチじゃにゃあ!」
 「われも俺になんにも教えてくれんぎゃあ! 尻クソくらえ!」
 「なんじゃあ? どし割ったろか!」

 飛鳥弁小阪)弁で男同士はこんな調子でした。
 この辺ではだいたい荒い言い回しが多かったのですが、段々、方言が薄れておとなしくなりましたね。
 荒く聞こえるけど、持って回って底意地の悪いことを言う都人よりは良いかも知れませんね。

 そもそもこの辺は紀伊山地・吉野の山賊と熊野灘の海賊の混血が多いはずですからね。
 それでも下北山あたりではすごく上品なな言葉もありました。
 今の北山ではあまり聞けないかも知れませんけどね。
 「ようござったの」等という「ござる」を使う年寄がいました。
 「ゴザってゴザってござる」なんて熊野では冷やかしていましたが…
 時代が下ると「ござったなの」が「来たんこう!」に変わっていったようです。

 私は吉野郡下北山村と南牟婁郡飛鳥村の混血です。
 まあ、両方「山賊系」ですね。
 言葉は飛鳥(小阪)・木本(本町)と交流のあった東京・奈良・上田・大阪・沼津・写真部の連中などの影響を受けたごちゃまぜです。
 おかげで何処の言葉を聞いてもあまり違和感を感じません。
 でも、昔は「わからん言葉」が結構ありましたね。
 標準語化して味気なくなったところもあるでしょう。
 ことに、若い女の子の言葉は方言のほうが可愛いことが多いようです。
 「やだくって…」なんてね。
 どこだかわかりますか?



 信州上田の言葉です。
 「岩波文庫が全国で一番売れる理屈っぽい県」と言われていましたが、方g店では可愛いのもありました。
 こうした言葉がどんどん消えてゆくのも寂しいですね。
 家と言って、飛鳥弁を積極的に使う気にもなりません。


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最終更新日  2020/03/13 05:50:06 AM
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