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昨日読み終えた本で、4,5年前に読んだ本でもあります。メアリー・H・クラークさんの作品を初めて読んだ作品がこの本だったんですが、結構ストーリー展開がスピーディーで、夢中になってラストまで読みました。姉を金持ちの道楽息子に殺されたヒロインが真実をネットに公開し、姉の事件の真相を追うというストーリーですが、そのヒロインがエネルギッシュでクールな女性で好感が持てました。金持ちの道楽息子には最後には天罰が下るんですが、あんな極悪人を塀の外から出しちゃいかんと思うのですよ。いくら名家の出身でもねぇ・・あんなバカ息子の所為でお家お取り潰しになるのは当たり前ですよね。犯罪者遺族が報われず、この本に出てくるような極悪人が大手を振って自由の身になってしまうという現実に、少し怒りを覚えますね。『ハンニバル』の彼の方は怖いの一言で済みますが、この本の道楽息子にはどうしようもなくムカつきましたね。懲役130年って・・一生刑務所から出てくんなってことですよね。いい気味だと読み終わった後スカッとした気持ちになりました。
2009年03月31日
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確か10年以上前、小学校高学年の時に母が友人から借りて読んでいた本で、少しチラっと見たので内容は覚えてました。昨日は『ハンニバル』を読み終わった後に読んだ『魔が解き放たれた夜』っていう本を読み終わり、夕食後に少しづつ読みはじめ、さっき読み終わりました。まぁ、ヒロインのローレンが徐々にあの男にコントロールされてゆくさまは怖いというか・・鳥肌もんでしたよ。こんなやつ、現実社会にいるのかと思ったら、もう・・。ローレンはあの男の犠牲者にならずに済みましたが、ラストまでの20ページはもうひたすら怖かったです。女性の自立問題を取り上げたこの作品、読み終わって「外面だけがいい男っているんだな・・」と思いました。
2009年03月31日
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ブックオフで100円で購入しました。もちろん初版本を。一度中学生の時に母が古本屋から買ってきたこの本を読んだことがあるんですが、最初読んだときは内容があまり理解できず・・それから10年余りが経ち、やっと再読できました。アイリス・ジョハンセンさんの作品は少しだけ読んでいるのですが、その中でも『スワンの怒り』はお気に入りでした。ヒロインのネルは夫と娘を麻薬組織に殺され、バルコニーから落下し、岩に顔をたたきつけられて瀕死の重傷を負い、整形手術を受けて絶世の美女へと変身し、麻薬組織に復讐を誓う、というストーリーなのですが、ヒロインのネルが徐々に逞しくなっていく様子に目が見張るものがありましたね。彼女の幼少時代は決して幸せだとはいえないものだったんですが、それを乗り越えて強くなっていく彼女の姿に好感を抱きました。ネルが復讐を果たしたシーンはスカッとしたと同時に、失われた小さな命は決して彼女の元には返ってこないんだな・・と思うと切なくなりました。結構読み応えのある作品でした。
2009年03月28日
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ラザリューンの少年術師シリーズ第2弾。今回は病気が治ってもすぐに再発してしまう少女の治療へと赴くクラウとサフィアス。新キャラも登場して今回は色々と波乱な展開でした。少女の病気の原因は意外なところにありましたが・・なんか切ないですね。新キャラが今後もなにか行動を起こしそうで嫌な予感が・・。
2009年03月24日
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作風としては、中世ヨーロッパ風ファンタジーBLでしょうか。主人公は金髪碧眼の“天使様”と呼ばれるアルヴィン。精霊が宿るとされている領地を治める伯爵様ですが、貴族なのにちっともえらそうにしておらず、領地の住民の名前を記憶して、いつも彼らのことを気にかけているという優しい性格です。そんな彼の前に、かつて実の兄弟のように育った男・ダンテが現れます。菫色の瞳をしたダンテは、かつて精霊を信じていた純情な少年の面影はどこにもなく、勇猛果敢でありながら冷徹な戦士として成長していた。アルヴィンは両親に大事に育てられ、人を疑うことを知らない性格で、その性格が彼自身に災厄が降りかかってしまいますが、すんでのところでダンテに助けられます。あの可愛いダンテ坊やがツンデレ野郎へと変身した理由は終盤あたりで明かされますが、まぁあんな目に遭ったら性格が歪むわな・・。ツンデレなダンテと、そんな彼を母親のような情愛で包むアルヴィンは、お似合いだなぁ~と読み終わった後思いました。ちょっとダンテが高慢ちきな性格なのが、いただけないですが・・。
2009年03月19日
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今日読み終わりました。今派遣切りだのなんだのと、世知辛い世になってますが、この小説の主人公たちはそんな中必死で生きている人たちで、彼らの日常が淡々と描かれていておもしろかったです。『悼む人』もそうでしたが、ストーリーが急展開になって怒涛のラストを迎えるといった作品は面白いですが、こういった淡々としたストーリー展開で静かなラストを迎える作品も好きです。
2009年03月19日
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両親を亡くして天涯孤独な主人公・爽人(あきと)は、ひょんなことから失踪した従妹の代わりに見合いをすることに・・そこで見合い相手と自然に惹かれ合う・・。なんつーか、どこにでもあるような設定の作品でしたが、今回は爽人にはニューハーフのお姉さんという強い味方がいて、着物の着付けや化粧の仕方などを一からレクチャーしてくれて、結構サマになっていたところがよかったですね。爽人は見合い相手の祐一郎に惹かれ合うんですが、彼が結婚することになっているのは従妹だから・・と割り切ろうとするも、できない・・なんか、切ないですね。結局はハッピーエンドになるんですが、作品に登場してた弁護士がいけすかなかったなぁ・・。ベッドシーンもあんまり濃くなく、読み易い作品でした。
2009年03月18日
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31冊目の千代菊シリーズ。高校の時に1巻読み始めてたちまちハマりました。今回は楡崎を敵視している神城さんの話。この人には何かわけありの過去がありそうだな・・。今回も千代菊が大活躍してました。32巻も楽しみです。
2009年03月18日
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昨夜寝る前に読了しました。舞台は大正初期くらい?軽井沢で避暑を過ごしていた主人公・彩人は、窓越しに1人の青年・孝雅と運命の出逢いをする。それから父親のもとに引き取られるんですが、それには深い事情が・・。彩人は華族の妾腹、つまり非嫡出子なんですね。父親である公爵のもとに引き取られるんですが、そこで居心地の悪さを感じてしまう・・そりゃそうですよね、いきなり腹違いの兄妹達と仲良くできるなんてできないし・・。そんなこんなで、彩人は父親に孝雅と政略結婚させられます。男同士でかよ!と突っ込んでしまいましたが、戸籍を弄って彩人はいつの間にか「侯爵家令嬢」に・・なんでもできるのか、華族様って・・。終盤近くは色々あってなんだか覚えてなかった(オイ)。ラストはベッドシーンでハッピーエンドでした。BLですからね。ストーリー展開は途中で少し中だるみして疲れましたが、キャラとしては主人公は孝雅に惹かれながらいずれは彼に捨てられてしまうのではないかといった不安を抱きながら孝雅との“レッスン”を受ける姿には萌えました。続きが読みたくなった作品でした。
2009年03月16日
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さっき読み終わりました。テーマは様々な方の「死」。事件や事故で亡くなった人、病気で亡くなった人・・さまざまな死に方をし、やがて忘れ去られてゆく人たちを静かに“悼む人”・静人(しずと)。エログロ記事を書く週刊誌記者、通称“エグノ”こと蒔野は、静人を追う内に心の変化が・・。登場人物はこの2人だけではないんですが、末期がんを患っている静人の母親や、新しい命を宿した彼の妹のことなどが、同時進行で、それぞれの人物の視点で描かれています。そしてもう1人、夫殺しの罪を犯した女の視点からも。タイトル通り、作品の内容は事件・事故で亡くなった人の死を悼む静人を中心に回っていきます。静人は、「亡くなった方がどんな風に、どんな方に愛されていたか」というのを近所の人や家族に聞いて回り、その人の死を悼む旅をしています。彼が旅に出た理由は終盤辺りで明らかになりますが、彼の死に対して静かに悼むという姿勢に少し感動しました。全く無関係の、赤の他人だけど、死んだ人を忘れないように静かに悼む。周りの人間から見たら「偽善的だ」とか、「気持ち悪い」としか言いようがないですが、死んだ人はいずれは忘れ去られてしまう。たとえ大きな事故や事件、災害で死んだ人でも。静人の母親・巡子の視点で描かれたところでは、彼女の両親や兄の死や、巡子の夫・鷹彦の壮絶な体験などがゆっくりと、静かに書かれています。テーマが重すぎて、読後感はすっきりするというよりも、胸が少し温かくなります。死というものは必ず誰にでもやってくるもので、それはいつ起きるかわからない。だから、生きることは大事、生きる日々を大切にしなければならない、というメッセージが込められているように思えました。あくまでわたしの個人的な感想ですが。
2009年03月14日
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昨夜録画していた『日本史サスペンス劇場』を観ております。最終回の番組内容は、「会津の悲劇」。戊辰戦争の中で最も熾烈を極めた会津戦争。新撰組のスポンサーである会津藩は、薩長を弾圧したため、薩長に強い恨みを持たれてしまった。その結果、降伏するまで薩長軍との熾烈な戦いになったと番組の中では説明されてました。2年前の新春ドラマ『白虎隊』で、“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれた射撃主・山本八重や、最後まで戦い抜いた会津娘子隊(あいづじょうしたい)、そして城内でけが人を介抱した照姫・・会津戦争は、女性たちによって支えられてきたんですね。城下町が燃えていることを城が燃えていると勘違いし、自刃した白虎隊ですが、幼い頃から武士としての矜持を厳しく叩き込まれ、空腹と激しい戦闘という極限状態に置かれて、正常な判断なんてできやしないですよね・・。熾烈を極めた極限状態の中で、照姫や八重達は必死に戦いましたが、降伏までに多数の犠牲者が出ました。100年以上前の話ですが、今世界で起きている内戦や紛争の裏側では、多くの女性達や子ども達、そして少年達が血と涙を流しているのかと想像すると、戦争の愚かしさや恐ろしさを感じます。100年以上経っても戦火は絶えず、内戦や紛争、テロに脅える世界。平和はいつ、この世界に訪れるのだろうか・・と、番組を観終わってから思いました。
2009年03月12日
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異世界ファンタジー小説。印術という魔法みたいなやつがあり、その術を会得するための学院に首席で入学したクラウという少年と、その同級生であるサフィアスの物語です。なんだかホグワーツを彷彿させるような学院内の描写が少しありますが、ストーリー展開もキャラ描写も巧みで、グイグイと引き込まれていき、あっという間に読み終えました。物語の冒頭に出てくる伝説に登場する人物が、実は・・というところでびっくりしたんですが、ネタばれになるのでこれ以上書けません。続編もゲットしたので近々読む予定です。
2009年03月10日
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小冊子付きの限定版ではなく、通常版だったので、限定版頼んどけばよかったな・・と後悔しております。でもそんなの関係なかったな、12巻の展開は。12巻の感想はメインブログで色々と叫んでおりますが、ここでも色々と叫ばせてください。ビセンテ、あなたは男の中の男だぁぁっ!!はじめは、「なんなのこのストーカー」と思いながら読んでましたが、8巻あたりからビセンテが気になりだし、9巻では海斗にいろいろと世話を焼くビセンテに萌え、10巻では海斗に人工呼吸を施すビセンテにニヤつき、11巻では海斗への恋心を漸く自覚するビセンテに「遅いよ、遅すぎるよ!」と読み終わった後突っ込みました。そして待望の12巻。海斗を愛していながらも、彼をジェフリーたちの元へと返す前に、涙を流して海斗にキスをするビセンテ・・その挿絵がもう、切なすぎて涙出そうになりました。彼は海斗への片想いにピリオドを打ったと思いますが、生き残ってほしいな。
2009年03月03日
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